認定NPO法人ブリッジフォースマイル
児童養護施設等を来春に巣立ち、一人暮らしが始まる高校3年生に向けて、生活必需品の寄付を送るためのクラウドファンディングを、8月27日~10月31日に開催します。

認定NPO法人ブリッジフォースマイル(B4S)が、20年前の設立当初から取り組んでいる「巣立ちプロジェクト」は、児童養護施設等で暮らす高校3年生を対象とした、月1回の半年間にわたるセミナーです。複数の施設から同じ学年の子どもたちが集まり、ほぼ同人数の社会人ボランティアのサポートを受けながら、引越しの手続きや金銭管理、危険から身を守る術など、一人暮らしに必要な知識、スキルを学びます。
そして、巣立ちセミナーに参加すると、参加に応じてポイントが付与されます。このポイントは、「トドクン」というB4S独自の寄付仲介のシステムを使って、生活必需品に交換できます。
一人で生活していく若者たちに、皆様のエールを乗せていただけませんか?
「トドクン」は、企業様もしくは個人様からご提供いただく寄付品を登録し、仲介する仕組みでが、一人暮らしで特に必要な家電や、若者に人気のデジタル機器は、なかなか集まりづらいのが現状です。
そこで、今回「巣立ちプロジェクト」に特化したクラウドファンディング
【児童養護施設等で暮らす子どもたちの“たった1人での巣立ち”を応援!】
を開設させていただきます。
【児童養護施設等で暮らす子どもたちの“たった1人での巣立ち”を応援!】
https://readyfor.jp/projects/b4s2025sudachi/
期間:8月27日(水)~10月31日(金)
第一目標額:300万円
今年の巣立ちプロジェクトに参加する高校生は257名!
8月17日(日)・8月23日(土)に、それぞれ、第1回目の巣立ちセミナーが開催されました。オンラインを含めた全部で14のブランチが今年の巣立ちセミナーの舞台です。高校生の参加は257名、サポーター115名(8月25日現在)が、月に1回、半年間、同じメンバーで集まって学びます。
クラウドファンディングのサイトでは、各ブランチの活動報告がUPされますので、ぜひご覧ください。
誰かが応援してくれていることがうれしい
親を頼れない子どもたちは、当然、本人たちは何も悪くありません。
何も悪くないのに、特別な背景を抱え、社会に1人で出ていきます。「自分が施設で育ったことを、周りには言わないで過ごしている」という、ケアリーバーの方は、想像以上に多くいます。周囲に言うわけではないけれど、状況を知っている人たちに関心を持ってもらうことは、若者を孤立や孤独から防ぎ、時には生きることを支えます。
B4Sが、巣立ち前から巣立ち後まで、ひとつづきになった支援をしていることで、子どもが若者へと育った後も、関係が続きます。そして、社会へ飛び出した若者を、見守ることができています。今回のクラウドファンディングでは、第三目標で「アトモプロジェクト」の強化を目指しています。アトモプロジェクトでは、巣立ったあとも仲間や支援者とつながる機会をつくっています。100人以上でのBBQアトモや、新成人をお祝いする振袖アトモ。他に、ゲームやスポーツ、観劇などの機会もあります。
ゆるやかにつながることで、いざという時に相談する人や場所とつながることができています。
人と人が出会うことでしか生まれない温かさを、「親を頼れないすべての子どもが笑顔で暮らせる社会」を目指す方々と、今後も共に作っていきたいと思います。クラウドファンディングでの応援、どうぞよろしくお願いします。
