日本金属株式会社
~開発力と製品実績が評価され、新たな価値創造・「Near Net Shape」へ~
日本金属株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:下川康志、証券コード:5491、以下「当社」)は、三機工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石田博一、証券コード:1961、以下「三機工業」)と散気装置の製造業務委託契約を締結したことをお知らせいたします。

三機工業には、これまで超微細気泡散気装置「エアロウイングⅡ」の据え付け架台レール用として、当社製ステンレス・フォーミング製品をご採用いただいておりました。本フォーミング製品は、第11次経営計画 「NIPPON KINZOKU 2030」のビジョンに沿い、Near Net Shape(=最終製品形状に近い複雑な成型加工を実現)をキーワードにお客様の要望する形状を実現した製品となります。
「エアロウイングⅡ」本体の製造業務につきましても協業に関する検討・協議をしてまいり、この度2025年8月1日をもって製造業務委託契約を三機工業と締結いたしました。なお、製造業務は当社福島工場(福島県白河市)にて行います。
■ エアロウイングⅡ概要
「エアロウイングⅡ」は酸素移動効率を大幅に向上させた省エネルギータイプの散気装置であり、優れた性能と信頼性を兼ね備えた製品として多くの下水処理場で採用されています。加えて、三機工業の戦略商品に位置付けられており、今後の市場展開においても重要な役割を担うことが期待されています。
詳しくは三機工業ホームページをご参照ください。
■ フォーミング製品概要
フォーミング製品は、帯状の薄板を複数のロールで少しずつ成形し、最終形状に仕上げていきます。60年以上もの間、様々な製品を手掛けてきた経験と、素材選定からロール設計・加工までの一貫生産体制で、お客様のご要望にお応えしています。
当社ホームページ: https://www.nipponkinzoku.co.jp/products/rolling-and-forming

■ 福島工場概要
圧延・フォーミング・プレス加工を中心とした塑性加工技術で、冷間異形圧延製品(ファイン・プロファイルⓇ)や型鋼・ロールフォーミングなどを製造し、精密分野から建築分野まで幅広くお客様のニーズに対応しています。
当社ホームページ: https://www.nipponkinzoku.co.jp/corporate/office/fukushima-plant
■第11次経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」について
『人と地球にやさしい新たな価値を共創するMulti&Hybrid Material企業~多種多様な素材を圧延・複合成形することで、最終製品に要求される性能を素材で実現し人と地球の未来に貢献します~』 をビジョンに掲げ、「Multi & Hybrid Material」(=様々なニーズに適合する多種多様な素材を活用する)、「Near Net Shape」、「Near Net Performance」(=最終製品に要求される性能を素材・部材で実現)をキーワードに、独自技術を活かした将来を見据えた製品開発を進めています。さらに、新たなニーズに対応する新技術・新製品を主力とし、事業構造の変革を目指しています。
本リリースに関するお問い合わせ先
日本金属株式会社 総務部
TEL:03-5765-8100
https://www.nipponkinzoku.co.jp/contact-other
本製品及び技術情報に関するお問い合わせ先
日本金属株式会社 プロダクションプロセス・サポート部
TEL:03-5765-8113