株式会社Rehab for JAPAN
生成AIの活用で、さらに個別性の高いリハビリ支援を実現
科学的介護ソフト「Rehab Cloud(リハブクラウド)」を運営する株式会社Rehab for JAPAN(本社:東京都千代田区、代表取締役:大久保 亮 以下「当社」)は、生成AIによるリハビリ計画自動提案機能をリリースいたしました。
本機能は、これまで提供してきたRehab Cloud リハプランの自動提案機能を大幅にアップデートし、 利用者の希望や生活状況など、より幅広い情報を考慮し、個別性の高いリハビリ計画を生成AIが自動提案する機能です。これにより、リハビリ計画作成における介護現場の負担を軽減し、個別性の高いリハビリ支援を実現します。

背景
超高齢社会の日本において、介護現場での自立支援の取り組みは、利用者の生活の質向上と社会保障費の健全化の両面から、ますますその重要性を増しています。特に、利用者の身体機能や生活能力の維持・向上を目指す「個別機能訓練加算」は、自立支援を推進する上で重要な役割を担っています。
個別機能訓練加算の算定には、個別機能訓練計画書の作成が必須となります。この計画書は算定要件を満たす個別性の高い内容が求められるため、介護現場では「1人の計画書作成に20~30分かかる」「リハビリ専門職が不足しており作成が困難」「運営指導での指摘が不安」といった課題が生じています。
この課題に対して、Rehab Cloudリハプランでは、誰でも簡単に最短3分で計画書作成ができる「リハビリ自動提案機能」を提供しており、これまで累計3,385事業所、のべ120万枚以上のリハビリ計画書作成(2025年7月末時点)を支援してきました。この自動提案技術には、リハビリ専門職の知見が凝縮されており、特許も取得しております(特許 第6792892号)。
一方で、Rehab Cloudのお客様からは「もっと個別性の高い提案をして欲しい」といったご要望もいただいており、計画書の個別性においては改善の余地がありました。
また、日本は団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題をすでに迎えています。この世代は、これまでの高齢者とは異なり、個々のライフスタイルや価値観が多様で、自己決定を重視する傾向にあり、高齢者のニーズは今後より多様化していくことが予想されます。当然リハビリに求められるニーズも多様化し、リハビリにおける個別性の重要性はますます高まっていきます。
そこでこの度、よりリハビリの個別性を追究した「リハビリ計画自動提案 生成AI β版」を開発しました(特許出願中)。
計画はリハビリの始まりです。当社は、一人ひとりに合ったリハビリ計画は高齢者の意欲を高め、生活の質を維持・向上できる、と信じています。
機能概要
◆ 個別性の高いリハビリ計画を提案
本機能では、これまでの自動提案機能で考慮していた情報から、より幅広くかつ詳細な情報をインプットデータとして活用します。
生成AIの技術活用により、これまで扱いづらかった文章などの非構造化データも考慮できるようになっています。(例:利用者の希望、社会参加状況、居宅環境など)
これにより、一人ひとりのニーズや状態・状況に合わせた、個別性の高いリハビリ計画の自動提案を実現します。
◆ AIと方向性をすり合わせながら目標を作成
本機能では、AIと共同でリハビリ計画を作成する新たな体験を提供します。
AIが一方的に計画を自動提案するのではなく、AIと内容をすり合わせながら、作成者の意図を反映したリハビリ計画を作成できます。
これによりAI活用時に起こりがちな「期待と異なる」「現場で活用できない」といった課題を解決します。

◆ 直感的な修正機能
提案された内容をさらに良くしたい場合は、候補機能やAI修正機能でより調整することができます。
これにより、作成者のリハビリ計画の引き出しを増やし、単なる書類作成業務ではなく、計画を立てることが、もっと楽しくなる体験を実現します

β版の理由
本機能は、より使いやすいサービスとするために、β版としてリリースいたしました。今後は、ユーザーの皆様からのフィードバックを収集し、AIのチューニングや機能の改善を行い、より質の高いサービスへと成長させていく予定です。
Rehab Cloud リハプランとは
Rehab Cloudリハプランは、機能訓練業務を誰でも簡単・安心・効果的に行える「デイサービス向けリハビリ支援ソフト」です。最新の高齢者データベースをもとに2,200種類、目標・運動プログラムから最適な計画・訓練を自動で提案。リハビリ業務に必要なすべての機能があり、職員の書類業務負担を軽減、介護事業所の差別化・売上アップを支援します。
Rehab Cloud(リハブクラウド)について
Rehab Cloud(リハブクラウド)は、介護現場の付加価値を向上し、利用者のアウトカムを追求する「科学的介護ソフト」です。導入により、①職員の業務負担削減、②加算取得により収益向上、③利用者の身体機能向上を実現します。
現在、累計導入事業所数は3,385事業所を突破し(2025年7月時点)、多くの事業所様にご愛顧いただいております。
より詳しい情報・価格について知りたい方はサービスサイトをご確認ください。
サービスサイト:https://rehab.cloud/
株式会社Rehab for JAPANについて
当社は「介護に関わるすべての人に夢と感動を」をビジョンとし、より多くの高齢者が健康的に長生きすることで幸せに長く暮らせる世界(健康寿命の延伸)に向けて、「エビデンスに基づいた科学的介護」の実現を目指すスタートアップ企業です。介護現場のリアルデータを収集し、高齢者が元気になることを科学していきます。
・称号 :株式会社Rehab for JAPAN(リハブフォージャパン)
・創立 :2016年6月10日
・代表者:大久保亮
・所在地:東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング 5F
・URL
-コーポレートサイト:https://rehabforjapan.com/
-Rehab Cloud:https://rehab.cloud/
-Rehab Studio : https://rehabstudio.online/