Fracta Japan株式会社
―地下埋設配管のAI劣化診断に用いる「環境データ」の大幅アップデートが完了―

インフラ老朽化の社会課題に対して、AI技術を用いて評価した地下埋設配管の〝劣化度を可視化〟するサービスをメインに提供するFracta Japan株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役:的場雄介)は、人工衛星から取得した時系列データを新たに導入するなど「環境データ」の大幅アップデートを実施いたしました。
環境データ見直しの背景
地下埋設配管の劣化や腐食等に関わる環境因子は全国津々浦々、地域によって大きく異なります。AI劣化診断に用いる「環境データ」は、地下埋設配管の劣化要因となりうる埋設環境に関わる因子を変数化したものです。弊社では、膨大な変数から成る環境データベースを日本全土で構築済みであり、定期的な見直し作業をこれまでも進めてきましたが、今後のさらなる精度向上を図るため、大幅な見直しを行いました。

〈見直しのポイント〉
1.NASA、JAXAの人工衛星からデータを取得
2.『時系列データ*の導入』
3.新たな変数の追加
4.起因するデータの整理
*『時系列データ』とは… 時間の経過に従って、連続的または定期的に観測されるデータの系列
〈適用開始時期〉
新規受託案件から
■Fracta Japan株式会社 COO 井原 正晶 コメント

AI劣化診断に用いる「環境データ」は、布設年や管材質などの基礎属性だけでは把握できない劣化を把握するために、大変重要なデータとなります。今回、改めて時間をかけて、既存変数の細部にわたる見直しや整理、新たな変数を追加するなど「環境データ」の大幅アップデートを実行したのは、これまでの成果を皆様に還元し、顕在化する社会課題の解決に貢献するものです。
今回の見直しにおいて、人工衛星から取得した『時系列データの導入』は大きな追加ポイントとなります。これにより、「布設時から漏水発生時までの経年変化」をAIに認識させることができるようになり、従来の定点観測されたデータを取り扱うだけでは発見が困難な漏水パターンをより精緻に評価することが可能となります。
弊社としては今回の見直しにとどまらず、社会課題として顕在化している地下埋設配管の更新・維持管理において皆様方の大きな力となるよう、今後もアップデートを重ねてまいります。
■会社概要■
会社名: Fracta Japan株式会社
所在地: 〒164-0001 東京都中野区中野4-10-1 中野セントラルパークイースト
代表者: 代表取締役 的場雄介
設 立: 2019年9月
URL:https://www.fracta-jp.com/
事業内容: AI(人工知能)機械学習に基づく、地下埋設配管の劣化予測等のソフトウェア開発
《本件に関する問い合わせ先》
Fracta Japan株式会社
Tel:03-4446-7020 Mail:fracta-cs@fracta.ai
担当:井原・武田・赤池
〈月‐金 9:00~18:00〉