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~音楽教育による人材育成のエコシステム発展へ~ 全日本ピアノ指導者協会が遺贈寄付受け入れ拡大に向けて、三井住友信託銀行と遺贈寄付に係る協定締結

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一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)

音楽への遺贈寄付を検討される方へ、遺言書作成や執行における専門的サポートのご紹介が可能に

右:橋本憲明氏(三井住友信託銀行株式会社日本橋営業部長)
左:福田成康氏(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会専務理事)

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(以下、ピティナ)は2025年5月20日(火)、三井住友信託銀行株式会社と「遺贈希望者に対する遺言信託業務の紹介に関する協定書」を締結いたしました。これにより、ピティナへの遺贈寄付を希望・検討される方へ、相続・遺言に関する相談から執行までをトータルサポートする三井住友信託銀行の専門窓口をご紹介することが可能になりました。

◆背景

AIやデジタル技術の進展により、社会の構造や働き方、教育のあり方そのものが大きく変わりつつあります。こうした変化の時代においては、創造性、共感力、多様性を受け入れる柔軟性といった、総合的な「人間力」を育む人材育成への関心が世界的に高まっています。2022年には、SDGsの実現に向けた個々人の内面的成長を促すフレームワーク「IDGs(Inner Development Goals)」が国連で正式に承認され、持続可能な社会やビジネスの基盤として国際的な注目を集めています。

IDGs 5つのカテゴリーと23のスキル(https://idgs-jp.net/より)

音楽教育はまさにこうした、変化の激しい時代に必要な人間の内面的成長をはぐくむ取り組みです。2026年に創立60周年を迎えるピティナでは、音楽業界で活躍する人材輩出はもちろんのこと、音楽教育で培った素養を武器に多分野でリーダーシップを発揮する人材も数多く輩出してきました。そして、半世紀を超える歴史の中で、そうした人材の多くが次世代を育てる人材へと成長し、人材育成のエコシステムを築いています。

このたびの協定は、今の時代に必要な「音楽教育による人材育成のエコシステム」を支える長期的な財源を確保する取り組みとして位置付けています。

近年、音楽業界でも人材の高齢化が進み、ピアノ指導者を中心とした全国18000人以上のピティナ会員においても、50代以上が約6割を占めるようになりました。また、終活や金融リテラシーの普及に伴い、ピアノの先生をはじめとする音楽講師においても、資産の活用方法について悩む方も増えていることがうかがえます。実際に、「ずっと音楽の先生として築いてきた資産を、次の世代の育成に役立ててほしいです」「大切に使ってきたピアノなので、ただ売ってしまうより、誰かの役に立つ形にできないですか?」といった、遺贈寄付を含む遺言書作成の相談や、ピアノの遺贈寄付に関する問合せが寄せられています。

ピティナではこうしたニーズに応えるとともに、社会の役に立つ形で資産を次の世代へ循環させ、音楽教育による人材育成のエコシステムを発展させるため、2020年より遺贈寄付の受入体制を整備・強化してきました。遺言信託(※)を通じて社会貢献に資産を残す選択肢をサポートする三井住友信託銀行との協定締結を機に、音楽業界の遺贈寄付をさらに促進していきます。

(※)遺言信託の詳細ついては、三井住友信託銀行にお問い合わせください。

遺贈寄付とは、個人がお亡くなりになった時に、資産の全部または一部を特定の個人・団体に寄付することです。ピティナへの遺贈寄付は、コンクールの冠賞などを通じた若手ピアニスト育成支援や、学校へのアウトリーチコンサート・ストリートピアノ普及などによる地域貢献、音楽教育に関する調査研究支援など、様々な分野の中から寄付者が希望する使途を相談のうえ活用されます。
法的効力のある遺言書を正確に作成するには専門的な知識が必要となるため、寄付を受ける団体と専門家・専門機関との連携が重要になります。今後、遺贈寄付を検討する方がピティナにご相談いただいた際には、内容に応じて三井住友信託銀行の専門窓口にお繋ぎし、より安心して遺言書に寄付の意志を遺していただくことができるようになります。

◆調印式

締結日の2025年5月20日(火)には、三井住友信託銀行日本橋営業本部にて、調印式を執り行いました。

調印を行ったのは、歴史的背景や意匠性から重要文化財に指定されている三井本館の地下1階、大貸金庫前。この大貸金庫の前のスペースでは、音楽大学の学生・卒業生等の若手演奏家の方々へ演奏機会を提供すること、そして市民が文化財の中で芸術に触れる機会を提供することを目的に、たびたびサロンコンサートが開催されています。文化的な価値の継承を大切にする銀行と協定書を交わす意義を、深く感じさせる象徴的な調印式となりました。

◆お問合せ

ピティナでは、現金による遺贈寄付はもちろんのこと、不動産や有価証券などの評価性資産を含む包括遺贈のご相談も承っています。

音楽活動や音楽教育の未来に遺贈寄付することを検討されている方、遺贈寄付希望者のサポートをしている士業の方は、お気軽にご相談ください。

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

・TEL:03-3944-1583

・受付時間:平日10:00~17:00

・HP:https://corporate.piano.or.jp/index.html

・資料請求:https://forms.gle/T8aosqq2uZyLtPxa9

・お問合せ:https://forms.gle/XqPrxQyjdEnF94ww7

三井住友信託銀行株式会社 日本橋営業部

・所在地:〒103-0022東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号

・TEL:0120-579-100/03-3270-9511

・受付時間:平日9:00~17:00

・HP:https://mappc.smtb.jp/b/smtb/info/100/

◆一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)

ピアノ指導者を中心とした音楽教育のネットワーク組織です。ピアノの先生という職業を軸に、人と人を音楽で繋ぎ、一人ひとりの豊かな人生を実現するための活動を幅広く行っています。18000人以上の会員と、会員の生徒を中心とした全国のピアノ学習者のつながりをつくり、全都道府県に670以上の拠点を築きながら、国内最大規模のピアノコンクール・合同発表会・アウトリーチ事業・音楽データベースサービスなどを拡充してきました。

主催コンクールの最難関部門「特級」は、国際コンクールでも活躍する若手ピアニストを数多く輩出し、音楽・芸術界を牽引する人材育成にも貢献しています。近年は自治体・企業・NPOなど、様々な組織との協働による「豊かさ」の実現を目指し、「特級」出身ピアニストの派遣公演等を通じて、地域コミュニティの支援や学校教育との連携を推進しています。

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年8月28日 10時00分)

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