リングロー株式会社
中古PCの販売・整備を手がけるリングロー株式会社は、2025年10月に迫るWindows 10のサポート終了という大きな節目を前に、過去10年間(2015年~2025年)のPC市場の動向を分析したレポートを公開します。
PC市場は現在、一見回復局面にありながらも、製品の均質化による価格競争(コモディティ化)や、買い替えによって大量に発生する電子廃棄物といった構造的な課題に直面していることが明らかになりました。
これらの課題に対し、リングローは「品質と信用を再設計したリユースPC」が、コモディティ化の中で差別化を可能にし、さらに廃棄物削減を通じて環境貢献を実現する新たな選択肢となり得ることを提示します。
■PC市場の主要な性質と変遷
1.「成熟市場」でありながらも成長余地を持つ
PCはすでに多くの個人や家庭、企業に普及しており、新規ユーザー獲得による市場拡大が難しくなっていることから「成熟した市場」となっています。その上で、ゲーミングPCやクリエイター向けPCなど特定用途に特化したPCの需要創出により、継続的な成長余地を維持しています。
しかし、2020年の新型コロナウイルス感染症の流行による在宅勤務やオンライン学習の急増、そして日本国内でのGIGAスクール構想といった大規模なPC需要が新たに生まれ、市場全体にとっての大きな転換点となりました。
2.「買い替えサイクル」と外的要因の密接な関係
法人では3〜5年程度の買い替えサイクルが一般的であり、さらにWindows OSのサポート終了は定期的に需要を喚起してきました。
2025年10月に迫るWindows 10のサポート終了も、次の特需を生み出す要因と考えられます。[出典1]
3.「コモディティ化」と「サステナビリティ志向」の二極化
PC製品は機能や性能が均質化しやすく、価格競争に陥る傾向があります。一方で、物価高騰、円安、SDGsへの関心の高まりといった外的要因が、消費者のPC選定基準を多様化させています。この価格重視と環境重視という二極化が、両方のニーズを満たす品質保証付きのリユースPCへの関心を高める要因となっています。
■AI PC orリユースPCという“新たな二極化構造”
PC市場は現在、明確な回復局面にあります。2024年の世界PC出荷台数は前年比3.0%増の6,490万台と増加に転じ、日本国内でも4年ぶりに大幅な伸びを記録しました。[出典2]
この回復の背景には、Windows 10のサポート終了に向けた法人需要の高まりに加え、生成AI処理をPC内部で行える「AI PC」の普及があります。AI PCの登場は製品単価の上昇をもたらし、さらに円安や物価高による新品PCの価格高騰も重なり、コストを重視するユーザー層はリユースPCへ関心を寄せています。
こうして市場は、高性能・高価格帯のAI PCと、コストパフォーマンスに優れたリユースPCが共存する新たな構造へと移行しています。
リングローは、この新市場構造においてリユースPCが果たすべき重要な役割を積極的に提唱してまいります。
■今後の展望とリユースPCの可能性
PC市場は、技術革新、社会情勢、買い替えサイクルという多層的な要素によって常に変化し続けてきました。今後もその傾向は続くと予想され、特にAI技術との統合がPCの用途やユーザー層を広げていくでしょう。
このような中、リユースPCの従来イメージ(不安・不潔・不便)を払拭し、無期限保証や無期限・無制限サポートを提供するリユース製品は、品質と価格の両立を求める現代の消費者ニーズに合致します。リングローは、リユース市場において極めて重要なポジションを担うことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
[出典1] 環境のミカタ株式会社「法人パソコンはいつ買い替える?時期・準備・処分方法を徹底解説」より
[出典2] XenoSpectrum「2024年第2四半期もPC市場は3%の成長を記録」より

リングロー株式会社
2001年に有限会社リペアシステムサービスとして設立。2021年に創立20周年を迎える。主力事業は中古パソコンの販売・修理・買取。2018年4月に販売を開始した「R∞PC(アールピーシー)」をはじめ、廃校活用の「おかえり集学校プロジェクト(*)」を立ち上げるなど、斬新な取り組みで業界をけん引している。
(*)「おかえり集学校プロジェクト」は2023年4月1日より分社化し、一般社団法人として法人化。
【会社概要】
・名称 :リングロー株式会社
・代表取締役:碇敏之
・本社所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-8-8 THE CORNER池袋4階
・事業内容 :中古パソコンの販売・修理・買取
・URL :https://www.ringrow.co.jp/(リングロー公式HP)