せいぼじゃぱん
せいぼの学生スタッフがマラウイナショナルデーにリエゾン、通訳として同行!
大阪・関西万博「マラウイ・ナショナルデー」開催報告 ― ムンバ大臣が来日、日本との協力強化を呼びかけ
2025年6月17日から20日の4日間、マラウイ共和国のヴィトゥンビコ・ムンバ貿易産業大臣(現政権の副大統領候補)が来日し、大阪・関西万博で開催された「マラウイ・ナショナルデー」を中心に、日本の政府機関・企業・団体との交流を重ねました。本訪日は、日本とマラウイの文化的・経済的な関係強化に向けた重要な機会となりました。
本記事では、リエゾン(橋渡し役)として随行したせいぼ学生スタッフの健太郎さんへのインタビュー記事をご覧頂けます。

(記事まとめ)詳細はこちら!
6月17日(火)
関西国際空港に到着。宿泊先ホテルで翌日の動線や式典の確認を実施。
6月18日(水)〈マラウイ・ナショナルデー〉
万博公式式典に出席。ムンバ大臣は日本との協力強化を訴え、農業・観光・鉱業・製造といった用分野への投資を呼びかけ。
マラウイ国立舞踊楽団による伝統舞踊が披露され、文化的魅力を発信。
午餐会では日本政府関係者、研究者、企業などと交流。
日本館・マラウイ館・韓国館・オーストラリア館を視察。
並行して、マラウイ投資貿易センター(MITC)が投資誘致プレゼンを実施。
夜にはマラウイ政府主催の晩餐会を開催。文化・経済両面で関係強化を推進。
6月19日(木)
東京に移動。
アタカ通商株式会社を訪問し、マラウイ産コーヒーや貿易機会について協議。
UNIDO東京事務所を訪問。投資・技術移転促進に向けた協力を確認。
JICAを訪問し、農業・教育・インフラ分野での協力を協議。
駐日マラウイ大使館を訪問。今回の訪日全体の総括・調整を実施。
6月20日(金)
エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を訪問し、資源・エネルギー分野での協力について協議。
経団連訪問は中止となり、その後帰国の途へ。
ムンバ大臣は全行程を通じて「未活用分野に日本の力を」と呼びかけ、農業・観光・鉱業・製造を重点とする「ATM+M戦略」を繰り返し発信しました。これはチャクウェラ政権の国家戦略と一致し、日本の企業・機関に対する投資機会の大きさを強調するものです。
今回の訪日を通じ、文化と経済の両面で日・マラウイの協力関係を深める契機となりました。大阪・関西万博「マラウイ・ナショナルデー」は、両国の未来をつなぐ新たな一歩として位置づけられます。

ムンバ大臣来日を支えた現場から ― 学生スタッフ・平野健太郎さんインタビュー
今回、プレスリリース班は実際にリエゾンとして随行したせいぼの大学生スタッフ平野健太郎さんに当日の様子や苦労した点などについてインタビュー致しました。
インタビュイー
せいぼ学生スタッフ
平野健太郎さん
現在大学4年生。2020年8月に「ソーシャルビジネスコース(旧モベルコース)」を受講後、ボランティアスタッフとして活動。2023年12月からは学生スタッフリーダーとして学生チームの全体統括やマラウイとの情報共有業務などに携わっている。
インタビュアー
学生スタッフE
現在大学2年生。主にプレスリリース記事作成を担当している。最近では、マラウイを語る集いに参加するなど、イベントでも精力的に活動している。大学では法学を専攻。
健太郎さんがリエゾンとして随行した経緯
せいぼは以前よりマラウイ大使館から大阪・関西万博のマラウイパビリオンスタッフ(通訳)として派遣依頼されております。今回の随行は、その延長線上であり、健太郎さんが大阪に行く予定をしていた直後にナショナルデーがあったこと、英語が堪能なことという2点から、健太郎さんに白羽の矢が立ちました。
― 今回、随行された中で特に印象に残っている出来事を教えてください。
やはりナショナルデー当日です。公式式典や晩餐会など、公的な場面が続き、各国の要人や日本政府関係者と直接お話しできる機会がありました。緊張であまり細部を覚えていないほど忙しい一日でしたが、「外交の最前線」に立ち会っている実感があり、強く印象に残っています。
また、午餐会では少人数での交流があり、駐日マラウイ大使夫妻や大阪府副知事、経産省のアフリカ担当者など、普段は学生として接点のない方々と直接お話できました。プロの通訳もついていましたが、自分がせいぼのスタッフとしてその場にいること自体が大きな経験でした。
-― 多くの要人と接する中で、特に学びや気づきがあれば教えてください。
駐日マラウイ大使夫妻とは以前から交流があり、午餐会でも日常的な会話をたくさんさせて頂きました。特に印象深かったのは、経済産業省のアフリカ部門の方や、大阪副知事にお会いし、普段絶対に聞けない外交や経済の裏話を直接伺うことができたことです。「学生として活動しているのは珍しい」と言っていただけたことも、自信につながりました。
― 緊張はどのように乗り越えたのでしょうか?
正直、ずっと緊張していました(笑)。ただ、自分の役割を意識し、リエゾン、「橋渡し」として外務省、マラウイ大使館などとの間で正確に情報を伝えることに集中しました。
遅延が許されない場面も多く、ナショナルデー当日に、出発が20分遅れて注意を受けたこともありました。そうした場面では、経験のある周囲の方々に助けを求めました。
― マラウイの現状について、今回の活動からどのように感じましたか?
ムンバ大臣が繰り返し強調されていたのは、ATM+M戦略(農業・観光・鉱業・製造といった未活用分野(untapped opportunities)への投資)です。援助から投資へ、日本との関係を発展させたいというメッセージが明確でした。
実際にマラウイ館や関連機関の視察を通じて、マラウイが持つ可能性を強く感じましたし、支援国の「中身」を知ることができたのは大きな収穫です。
― 最後に、この経験を今後どのように活かしたいですか?
今回の経験は、自分のキャリア形成に大きく関わると思っています。外交やマラウイという国に今後も関わっていく、ということについて、見えてきたような気がしています。
また、せいぼとしては、支援先であるマラウイについて実際に見聞きしたことを、支援者や社会に共有していきたいです。
☆編集後記☆
今回インタビューさせていただいて、学生として外交の最前線に立たれたのは、健太郎さんにとっても、せいぼにとっても、非常に実りが多かったイベントだと感じました。マラウイに限らず、アフリカ全体が支援から投資へと変化していることを聞き、様々な活動が実を結んでいることが伝わりました。私たちの学校給食支援活動も、草の根活動ではありますが、微力ながらできることを継続していきたいと強く思いました。
☆せいぼについて☆
私達は、マラウイの就学率向上を目的に現地で給食支援を行っています。学校で給食が出ることで、家庭にとって「1回分の食事代が浮く」メリットがあります。子供を学校に行かせるモチベーションとなるのです。
日本での活動は主に、オリジナルコーヒーの販売、学校での授業活動、周知イベントへの参加などです。教育活動では、特に国際バカロレア教育に力を入れています。最近はエシカルやウェルネスといったキーワードにも着目し、参加するイベントの幅を広げています。
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せいぼのオリジナルコーヒーの特徴
・“良質で、おいしいだけ”ではない。
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・貴重なスペシャリティコーヒー
・アフリカのマラウイ最古の家族経営農園で育った希少茶葉
・アフリカ大自然の恵みをうけて栽培
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