佐賀県
安価で耐久性に優れ、現代社会になくてはならない素材となっているプラスチック。それらは私たちの生活を支えていますが、適正に処理されないことで海へ流出したプラスチックは「海洋プラスチックごみ」となり、生態系や漁業、観光などへ大きな影響を与えています。

佐賀県では、国内外で社会問題となっている「海洋プラスチック問題」について、海洋プラスチックごみの回収・再生・展示・研究・体験などを通して、学びを深め一人一人の行動変容を促す、世界初※の「世界海洋プラスチックプランニングセンター【愛称:PLA PLA(プラプラ)】を2026年に開業することを予定しています。
※海洋プラスチックごみの回収から再生、展示、研究、体験と一連を通して海洋プラスチック問題について学ぶことができる施設として世界初(佐賀県調べ)。

そのPLA PLAの開業を前に、国際的にもプラスチック汚染に関する条約策定の動きがあるこのタイミングで、唐津玄海エリアの海洋プラスチック問題の現状や佐賀県の取組を世界に発信し、海洋プラスチックのない豊かで美しい海を取り戻すため、PLA PLAの可能性や様々な分野の方々との連携方策を探る国際シンポジウムを開催します。
国内外研究者や政府関係者、国際機関、全国の行政関係者や企業関係者のほか、地元関係者(唐津市、玄海町、地元NPO、地元高校生等)200名程度の参加を予定しています。

海洋環境国際シンポジウム みんなの海 国際会議 vol.2について

1.日時
令和7年10月20日(月曜日)、21日(火曜日)
・20日(月曜日)
10時〜12時 現地視察
14時~17時 基調講演、クロストーク
17時30分~19時 レセプション
・21日(火曜日)
9時40分〜17時 シンポジウム
2.内容
・20日(月曜日)
現地視察
基調講演
クロストーク:海洋プラスチック問題の解決に向けて
・21日(火曜日)
シンポジウム
session 1.海洋プラスチックの生物への影響、センターに期待すること
session 2.海洋プラスチックの再生、大学等研究機関との連携
session 3.体験、行動変容と市民活動の促進
session 4.海洋教育とPLA PLA
※現時点の内容です。 変更がある場合は随時、佐賀県庁ホームぺージでお知らせします
3.場所
・20日(月曜日)
波戸岬海浜公園:現地視察
唐津シーサイドホテル:基調講演、クロストーク
・21日(火曜日)
唐津シーサイドホテル
4.開催
主催:佐賀県
後援:外務省、環境省
協力:唐津市、玄海町、(公財)笹川平和財団 海洋政策研究所
5.参加申し込みフォーム
シンポジウム、現地視察参加には、以下フォームより、事前申し込みをお願いします。
※当日取材を希望される報道機関の方も同様にお申込みをお願いします。(申込締切 10月17日(金)13時)
6.参考
(1) 世界海洋プラスチックプランニングセンターについて

県では、県民・企業・市民活動団体、行政等の多様な主体が海岸環境保全活動を実施する波戸岬において、海洋プラスチック問題に関する教育、体験等を通じて県民等の行動変容を促すとともに、海洋プラスチック問題に関する情報を国内外に発信するなど、世界を視野に入れた取組を推進する拠点として、世界海洋プラスチックプランニングセンターを整備しています。
実際に海洋プラスチックを拾い、分別、洗浄、アップサイクルの一連の流れをリアルに体験できる世界初の施設です。唐津市や地元CSO等と連携し、ビーチクリーンやスタディツアーなど、地域貢献に取り組み、一人一人の行動変容を促します。
(2) 波戸岬について

波戸岬は、好漁業場であるとともに、玄海国定公園に指定されており、観光地としても県内外からたくさんの来訪者がいらっしゃる一方で、海流や地形、季節風などの自然条件から、大量の海洋ごみが日々漂着しています。

7.その他
・佐賀県庁ホームページやSNSでの掲載、及びメディア取材のため、当日会場で撮影を行うことがあります。
・クロストーク、シンポジウム登壇者等の内容が確定次第、順次、佐賀県庁ホームページでお知らせします。
・海洋環境国際シンポジウム みんなの海 国際会議vol.1開催概要