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情報ガバナンスの不備がAI活用の障壁に ITリーダー1,900人を対象としたOpenText×Ponemon共同調査

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オープンテキスト株式会社

IT・セキュリティ部門には、情報の安全性とコンプライアンスを確保しつつ、ビジネスの成長とイノベーションの促進が求められている

※本リリースは、OpenText Corporationが2025年8月27日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。

OpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦デニース)は本日、新たなグローバルレポート「The Challenges to Ensuring Information Is Secure, Compliant and Ready for AI(情報のセキュリティ、コンプライアンス、AI対応の確保における課題)」を発表しました。このレポートでは、企業のITリーダーがAIの変革の可能性を認識している一方で、情報への対応態勢のギャップが、組織全体におけるAIイニシアチブのセキュリティ確保、ガバナンス、そして連携に苦慮している状況が明らかになりました。

情報セキュリティとプライバシー管理に特化した独立系調査会社であるPonemon Instituteにより作成されたこの調査では、CIO、CISO、その他のITリーダーのほぼ4分の3(73%)が、情報の複雑さを軽減することがAI対応の鍵であると考えていることが明らかになりました。

OpenTextの最高デジタル責任者(CDO)であるShannon Bellは、次のように述べています。
「この調査は、私たちが日々CIOから耳にしている声を裏付けるものです。AIはミッションクリティカルですが、ほとんどの組織はAIをサポートする準備ができていません。信頼性が高く、適切に管理された情報がなければ、AIはその期待に応えることができません。OpenTextは、情報の複雑さを簡素化し、ガバナンスを強化し、企業全体で適切な情報を安全かつ実用的に利用できるようにすることで、ITおよびセキュリティリーダーの皆様がこのギャップを埋められるよう支援しています。」

情報準備の態勢こそがAIの成功に不可欠な要素
AIは優先度の高い課題である一方、本調査では、多くの組織がAIを安全かつ効果的に導入するための情報整備が不十分であるという重要なギャップが浮き彫りになっています。また、ITおよびセキュリティ責任者はAIのROIに自信を持っているものの、導入、セキュリティ確保、そしてガバナンスの実現は容易ではないことも明らかになりました。 このギャップが拡大するにつれ、情報管理はイノベーションの実現と信頼の維持を繋ぐ重要な要素となりつつあります。OpenTextは、複雑さを簡素化し、自信を持ってデータガバナンスを確立し、責任あるAI運用を実現するためのツールをビジネスリーダーに提供することで、このギャップを埋めるお手伝いをします。

  • 情報の複雑さは準備の妨げ:73%の回答者が、強力なセキュリティ体制構築のためには複雑さを軽減することが重要であると回答(重要:27%/非常に重要:23%/不可欠:23%)しており、非構造化データが複雑さの最大の原因 (44%) となっています。

  • データ ガバナンスは最初の防御線:AIにおけるデータ・セキュリティ・リスクに対処するために、回答者のほぼ半数 (46%) がデータ・セキュリティ・プログラムを開発し実践していると回答しています。

  • 自信が不足している:情報資産の保護と管理に関するROIを測定する能力に非常に自信を持っているのは43%だけです。

AIパラドックス:ROIへの高い信頼と実行への低い準備
ビジネスリーダーはAIがもたらす価値に前向きですが、準備は不十分です。多くの組織では、AIを責任ある形で導入するために必要なセキュリティ、ガバナンス、そして連携が依然として不足しています。

回答者の57%がAI導入を最優先事項と位置付け、54%がAI導入によるROI(投資収益率)を実証できると確信しています。しかし、AIのセキュリティリスクと法的リスクを軽減することは「非常に難しい」または「極めて難しい」と回答した回答者は53%に上りました。

回答者の50%は、AI戦略を主導するために最高AI責任者または最高デジタル責任者を雇用、または雇用を検討していると回答しているにもかかわらず、ITとセキュリティの目標がAI戦略を推進する目標と一致していると回答したのは半数未満(47%)でした。

生成AIは急速に普及しつつあり、32%が既に導入済みで、さらに26%が今後6ヶ月以内に導入を計画しています。生成AIの主なユースケースとしては、セキュリティ運用(39%)、従業員の生産性向上(36%)、ソフトウェア開発(34%)などが挙げられます。

しかし、エージェント型AIを導入している組織はわずか19%で、今後6ヶ月以内に導入する予定の組織は16%にとどまっています。そのうち、エージェント型AIが自社のビジネス戦略にとって非常に重要であると評価しているのはわずか31%です。

情報とAIの準備態勢の強化
この調査では、AIに投資した組織からの回答に基づき、AI導入準備を整えるためのベストプラクティスも明らかになりました。具体的には以下のとおりです。

  • 機密データの漏洩防止:企業は、機密データがどこに保存され、誰がアクセスでき、どのように使用されているかを把握する必要があります。強力なアクセス制御、明確なデータ分類ポリシー、異常検出ツールは、漏洩リスクの低減に役立ちます。

  • 責任あるAIプラクティスの実装:包括的なアプローチには、データのクレンジングとガバナンス、AIの入力と出力の検証、従業員のトレーニング、モデルの偏りに対する定期的なチェックが含まれ、AIが安全かつ倫理的に使用されるようにします。

  • 暗号化の強化:保存中、転送中、そしてAI処理中のデータには暗号化を適用する必要があります。これにより、AIライフサイクル全体を通じて機密情報が保護されます。

レポートでは、内部リスクや、AIおよびIT投資のROIの証明、セキュリティの複雑さへの対応といった、さらなる課題についても明らかにされています。

調査方法
Ponemon Instituteは、北米、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、インドの1,896名のITおよびセキュリティ担当上級リーダーを対象に、独自に調査を実施しました。この調査では、金融サービス、ヘルスケア、テクノロジー、製造業など、規模や業種を問わず、様々な組織から意見を収集しました。調査は2025年5月に実施されました。回答者には、CIO、CISO、ITおよびサイバーセキュリティ担当役員、AIおよびセキュリティ戦略の責任者などが含まれています。

追加リソース
AIとITのより広範な優先事項、セキュリティのトレンド、投資に関する詳細については、レポート全文をご覧ください。こちらをクリックしてください。

OpenTextについて
OpenText™ は、情報管理ソフトウェアおよびサービスのグローバル・リーディングカンパニーです。ビジネスクラウド、ビジネスAI、ビジネステクノロジーの包括的なスイートを提供し、企業が複雑化するグローバルな問題を解決できるよう支援しています。 OpenText(NASDAQ/TSX: OTEX)の詳細については、https://www.opentext.comをご覧ください。

【OpenText日本法人/オープンテキスト株式会社について】
OpenText日本法人/オープンテキスト株式会社は、情報やプロセスを管理・自動化するビジネスコンテンツ管理、企業間取引の情報を可視化しコントロールするB2B/EDI連携・サプライチェーン統合やFAXソリューション、Web&デジタルエクスペリエンス、データ保護やサイバーセキュリティ、フォレンジックツール、アプリケーション&オペレーション管理、AIを用いた各種の分析・可視化ツールなど、多種多様な業界・業種のお客様へ最適なソリューションを提供しています。https://www.opentext.com/ja-jp

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年9月10日 11時00分)

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