静岡市
● 日本初の“水田跡”が発見された特別史跡「登呂遺跡公園」で稲刈りや石器づくりなど弥生時代の歴史文化が体験できる秋のイベントも開催!● 紅葉が見頃になる“オクシズエリア”で 「赤水の滝」がライトアップ
静岡市は、歴史と自然が織りなす秋の魅力を満喫できる紅葉スポットを多数有しています。 静岡駅から近い市街地に位置する「駿府城公園」は、大御所・徳川家康の居城として知られる駿府城の跡地に整備された公園で、春は桜、秋は紅葉の名所として親しまれています。園内にある「紅葉山庭園」では、その名の通り美しい紅葉とお茶を楽しむことができ、また東御門・巽櫓では、世界的照明デザイナー・石井幹子氏によるライトアッププログラム「錦秋の紅葉」が特別開催されます。
また、日本初の“水田跡”が発見された特別史跡「登呂遺跡公園」では、秋の実りをテーマにした稲刈りや石器づくりなど弥生時代の歴史文化が体験できるイベントを開催します。
さらに、山間部の「オクシズ(奥静岡)」エリアでは、10月下旬から11月上旬に紅葉の見頃を迎え、色鮮やかな紅葉と「赤水の滝」のライトアップのコラボレーションも楽しむことができます。


◆静岡市の紅葉の名所・秋のイベント概要
①駿府城公園のライトアップ
所在地:静岡市葵区駿府城公園1-1
②駿府城公園内「紅葉山庭園」秋イベント
所在地:静岡市葵区駿府城公園1-1
③登呂遺跡公園の秋イベント
所在地:静岡市駿河区登呂5丁目10-5
④「久能山東照宮」でのライトアップ
所在地:静岡市駿河区根古屋390
⑤オクシズの紅葉スポット
■梅ケ島エリア
所在地:静岡市葵区梅ケ島
■井川エリア
所在地:静岡市葵区井川/静岡市葵区田代
静岡駅から近い市街地に位置する紅葉の名所・イベント
◆駿府城公園内の日本庭園「紅葉山庭園」
歴史的背景を活かした紅葉山庭園では、大名庭園を思わせる風情豊かな景観を楽しめます。春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉、冬は椿と、四季折々の花々を眺めながら立礼席でお茶を味わうことができます。また、庭園内の茶室は、本格的な点前をはじめ、生け花や句会など、多目的に利用可能。抹茶用の諸道具も貸し出ししているので、どなたでも気軽にお茶を体験をすることができます。
【所在地】静岡市葵区駿府城公園1-1
【開園時間】9:00~16:30
※最終入園16:00
【休園日】月曜日(祝日、休日にあたる場合は営業)
年末年始(12月29日~1月3日)
【公式サイト】https://sumpu-castlepark.com/



●「紅葉山庭園」の秋のイベント
●紅葉山庭園立礼席(りゅうれいせき)
紅葉山庭園立礼席では、色づく紅葉を眺めながら、季節に合わせたお茶と和菓子をお楽しみいただけます。庭園の静かな雰囲気の中、移ろう季節を五感で味わいながら、心やすらぐ時間を過ごすことができます。
■呈茶サービス (お茶+和菓子 650円~)
※お菓子は写真と異なる場合がございます

●紅葉のランチ会
紅葉山庭園の茶室を特別に開放し、「紅葉のランチ会」を開催します。茶庭からは、秋の終わりを彩る鮮やかな紅葉が目を楽しませ、四季の移ろいを間近に見ることができます。鮮やかな紅葉と静寂に包まれた空間で味わうお食事は、日常を離れた特別で、贅沢なひとときを感じさせてくれます。
【申込期間】11月1日(土)~11月25日(火)
【開催日時】12月12日(金)、12月13日(土)12:00~14:30

◆駿府城公園のライトアップ
駿府城公園の”顔”である東御門・巽櫓では、世界的照明デザイナーの石井幹子(いしいもとこ)氏のデザイン・設計により、2022年12月にライトアップを全面リニューアル。歴史情緒を感じさせる建造物の意匠を活かした白色のライトアップを基本としながら、春夏秋冬の季節に応じた特別プログラムも実施されます。
【所在地】静岡市葵区駿府城公園1-1
【営業時間】9:00~16:30
【秋のプログラム期間】11月1日(土)~11月30日(日)
【点灯時間】19:00~22:00

◆日本初の“水田跡”が発見された特別史跡「登呂遺跡公園」
登呂遺跡は、第二次世界大戦中の昭和18年(1943年)に軍需工場建設の際に発見されました。学界の注目度は高く、また、弥生時代の水田跡の遺構が確認されたのは日本で初めてのことでした。大量の土器・木製品などの出土品とともに、住居跡・倉庫跡などの居住域と水田域が一体となって確認され、「弥生時代といえば水田稲作」というイメージが定着する契機となったことに加え、この登呂遺跡の発掘調査をきっかけに日本考古学協会が発足されるなど、戦後の日本考古学の出発点としても記念すべき遺跡です。こうした登呂遺跡の歴史的価値が認められ、昭和27年(1952年)には、弥生時代の遺跡としては初めて「特別史跡」に指定されました。
【所在地】静岡市駿河区登呂5丁目10-5

●「登呂遺跡公園」の秋のイベント



①赤米収穫体験
弥生時代の風景が楽しめる登呂の田んぼで、赤米の収穫体験。石包丁による収穫から臼・杵を使った脱穀まで楽しめます。
【日時】10月5日(日)、12日(日)、13日(月・祝)、
18日(土)、19日(日)、26日(日)
各日10:00~15:00(最終受付:14:30)
【体験料】100円(実費相当)
②遺跡ライトアップ・ナイトミュージアム2025
夜は真っ暗な登呂遺跡が、毎年秋になると期間限定でライトアップされます。幻想的にライトアップされた登呂遺跡は、写真映え間違いなしです。また、登呂博物館では日常と異なる雰囲気の中で出土品を見学できる「ナイトミュージアム2025」も開催されます。
<遺跡ライトアップ>
【日時】10月11日(土)、12日(日)、13日(月・祝)
各日18:00~20:00
<ナイトミュージアム2025>
【日時】10月13日(月・祝) 18:00~20:00
③復元祭殿見学会
通常外観見学のみの登呂遺跡祭殿ですが、「復元祭殿見学会」では祭殿の扉を開放し、祭殿内に飾られている土器や木器、祭祀具などをのぞき込むことができます。また、貫頭衣や勾玉等の装飾品を着用でき、弥生時代へタイムスリップしたような写真が撮影できます。
【日時】10月11日(土) 10:00~15:30
④登呂遺跡探検ツアー
登呂博物館ボランティアスタッフが、登呂遺跡内の住居エリアを中心に登呂博物館1階の弥生体験展示室などを案内。普段よりも詳しく登呂遺跡のことを知ることができ、大人も子どもも楽しめるツアーとなっています。
【日時】10月18日(土) 10:00~15:00
⑤登呂まつり
登呂遺跡の水田で育てた古代米おむすびの試食や火起こし体験のほか、特設ステージでは地域の方による踊りの披露がされます。
【日時】10月11日(土) 11:00~20:00
12日(日) 12:00~20:00
◆国宝 久能山東照宮 夜間特別拝観 光彩-IRODORI-
久能山東照宮では、毎秋恒例の夜間特別拝観イベントがリニューアルされ、「国宝 久能山東照宮 夜間特別拝観 光彩-IRODORI-」が開催されます。今年度は、“折り紙”をテーマにした幻想的なライトアップを新たに導入し、歴史文化と現代アートが融合した特別な夜となります。普段は立ち入ることのできない夜間の特別拝観とアーティスト「YouRuMaru」(ユルマル)による折り紙をテーマにした優美なライトアップで、日常を忘れさせる輝きを楽しむことができます。
【日時】
2025年9月23日(火・祝)~12月7日(日)のうち、
9・10月は土・日・祝日、
11・12月は金・土・日・祝日 計28回
※11月21日~23日は久能山東照宮神事のため休止
18:00~21:00(最終入場20:00)
【開催場所】
静岡市駿河区根古屋390
※ご入場は日本平ロープウェイ日本平駅側からのみ
(久能山下からのご入場は不可)
【料金】
「ロープウェイ+東照宮拝観のセット券」
前売券 大人2,400円、中学生1,900円、小学生1,300円
当日券 大人2,700円、中学生2,200円、小学生1,600円、
幼児630円
※前売券はセブンチケットやJR東海「EX旅先予約」で発売
※本年は久能山東照宮博物館の夜間開館はありません。

◆「オクシズフォトコンテスト2025」も開催
オクシズ地域内で撮影されたオクシズの魅力を表現する写真をInstagramに投稿することで、どなたでも参加できるフォトコンテストが開催されます。
【応募期間】
2025年10月1日(水)~11月30日(日)
【応募条件】
・2024年4月~2025年11月にオクシズ地域内で撮影された、
オクシズの魅力を表現する写真の応募。
・自分自身で撮影した、コンテスト受賞歴がない写真に限ります。
※その他の応募条件、応募方法などは特設サイトにて。
【特設サイト】
※9月中旬公開予定

10月下旬から11月上旬に紅葉が見頃になる“オクシズエリア”
●梅ケ島エリア(静岡市葵区梅ケ島)
静岡市の人気紅葉名所「梅ヶ島温泉郷」。梅ケ島内には紅葉名所が随所にあり、ドライブ、キャンプ、テニス、温泉、グルメ、ハイキングなどとともに紅葉を楽しむことができます。「梅ヶ島温泉郷」は、開湯が約1700年前と古く、安倍川の源流近くの静かな温泉街。温泉街とその背後に広がる山々の美しい紅葉の景色が綺麗です。



■赤水の滝
宝永4年(1707年)の宝永大地震で大谷嶺が崩壊した時に、安倍川が堰き止められてできたと言われ、崩落当時、滝が赤く染まった水を流し続けたことからこの名がついたとされる「赤水の滝」。滝と周辺木々の紅葉とのコラボレーションは、力強さと優しさが融合しています。
【ライトアップ期間】2025年11月8日(土)~11月15日(土)
◼︎手筒花火
手筒花火とは、火薬を詰めた竹筒を抱え、点火したまま両腕で支え続ける伝統的な花火。火の粉を浴びながらも一歩も引かず立ち尽くす姿は、まさに“火の祭り”と呼ぶにふさわしい迫力です。地元の若衆による力強い演舞とともに、地域の安全と五穀豊穣を願う祈りが込められた、神事としての側面も持つ貴重な催しです。
【開催場所】赤水の滝
【開催時期】2025年11月8日(土)、11月15日(土)の2日間
■梅ケ島コンヤの里
武田氏の武将が治療に使用していた隠し湯を引湯したと伝わる温泉地です。梅ケ島コンヤの里レクリエーション施設のテニスコート周辺の街道が真っ赤に彩られ、青空とのコントラストが鮮やかです。



●井川エリア(静岡市葵区井川/田代)
静岡市有数の紅葉名所である井川地区には、南アルプスの麓に広がる美しい紅葉が見られます。色鮮やかに輝く山々と、ダム湖との調和が生み出す絶景を楽しむことができ、井川湖渡船に乗って、大自然のパノラマを体感することもできます。また、南アルプス登山道の入口にある「畑薙大吊橋」も紅葉の名所として人気で、県外からも多くの観光客が訪れます。TVアニメ「ゆるキャン△ SEASON3」のモデル地にもなりました。
■畑薙大吊橋
長さ181メートルのスリル満点な吊り橋。南アルプスの茶臼岳へ向かう登山ルートのスタート地点で、県内有数の紅葉スポットにもなっています。
※沼平駐車場から先は一般車両通行禁止のため、徒歩でお進みください
【所在地】静岡市葵区田代



■畑薙第一ダム
葵区井川にある井川湖から県道60号線北上したところにある畑薙湖周辺は新緑や紅葉の名所として知られています。ダム湖を囲む南アルプスの山々が一斉に色づきます。
【所在地】静岡市葵区田代~小河内

■井川湖
葵区井川にある井川湖は新緑や紅葉の名所として知られています。
ダム湖の水面と紅葉のコントラストが鮮やかです。渡船も運航していて、湖上から見る紅葉も格別です。
【所在地】静岡市葵区井川

■廃線小路
大井川鐵道井川駅から少し歩いて井川ダムの中部電力井川展示館を過ぎたところに、井川ダム建設当時の資材搬入駅(旧堂平駅)へと続く廃線部分を、線路を残したまま整備した遊歩道があります。「廃線小路」と呼ばれるこの遊歩道は、線路の上を歩くことができるコースで、短いトンネルもあり、ちょっとした冒険気分でハイキングが楽しめます。廃線から見る井川湖の景色は最高で、ベンチでゆっくりと井川湖を眺めながら休憩することもできます。
【所在地】静岡市葵区井川字西山沢1956-1 (中部電力井川展示館奥)

