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小学生対象「アンコンシャスバイアス」に気づこう!がテーマのイベント「ハットニャール博士の研究所2025」に、500名をこえるご来場!<開催報告>

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一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所

官公庁や企業など33団体が協力、全国より約300名の小学生が参加!保護者など含め500名をこえるご来場。大盛況で終了!来年夏の開催も決定!東京以外での開催も検討へ

 一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所(東京都港区、代表理事 守屋智敬、以下、本研究所)は、2025年8月1日に、小学生を対象とした無料イベント「ハットニャール博士の研究所2025 ~アンコンシャスバイアスに気づく“5つのとびら”~」を開催しました。

 後援団体、協賛企業、協力企業、ボランティアスタッフの方々の協力のもと運営された当イベントは、昨年に引き続き2度目の開催でした。午前と午後の2部構成で行われ、当日は、全国より287名の小学生(保護者等を含めると総勢500名以上)が参加し、アンコンシャスバイアスに気づくとびらを通して「ハッ!」となる体験をし、多くの笑顔とともに盛況に終了しました。

 多くのご要望を受け、来年夏(8月上旬)の開催が決定!また、東京以外でも開催してほしいとの声をいただいており、地方都市開催を検討予定です。

<イベント概要>

【名称】ハットニャール博士の研究所2025-アンコンシャスバイアスに気づこう!ー

【日程】2025年8月1日(金)※2部制で開催(午前の部 9:30-12:00/午後の部13:30-16:00)

【会場】日本科学未来館 7階 (〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3番6号)

【対象】小学生

【来場者数】小学生:287名、保護者:229名 計516名 ※展示エリアは約400名がご来場

【参加費】無料 (※完全予約制)

【主催】一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所

【後援】内閣府男女共同参画局/文部科学省/東京都/UNWomen(国連女性機関)日本事務所

    毎日小学生新聞/朝日小学生新聞/読売KODOMO新聞

【協賛】24団体 ※特別協力2団体、ボランティアランティアスタッフ50名

【公式HP】 https://hatto88.com

目次

■「ハッ!」となる体験の数々が、ものの見方を変えるきっかけに 

イベントでは、「子どもたちの未来の可能性が広がるきっかけを提供する」という開催趣旨に賛同くださった5つの企業が、アンコンシャスバイアスに気づく“5つのとびら”を提供。「ハッ!」となる体験の数々がきっかけとなり、「どうせ私には無理だ」といった自分に対する思い込みに気づき、「私にもできるかもしれない!」と思えるようになったり、「相手の立場で考えてみよう」という心が育まれる等、ものの見方が変わることをめざしました。

◇博士の部屋 【アンコンシャスバイアス研究所】
…イベントのミッションは「「ハッ!」となるものをさがそう!」

子どもたちが参加できるのは「2つ」のとびら。
どのとびらになるのかは当日の「くじ」により決定しました。

◇おいしさのとびら 【株式会社味香り戦略研究所】
…味覚のひみつを通してハッとなる体験を提供

においがない液体を飲んで何の味かを考える体験を通じ、味を感じる感覚のひみつを学びました。また、思わず鼻をつまんでしまうようなにおいと、別のにおいを組み合わせると、どうなるのか?という体験や、おいしそうに見える色の組合せを考える体験、「味のパズル」を楽しみました。

子どもの味覚はまだまだ発展途上、今は苦手でも、新しい味にどんどんチャレンジすることで、味覚の幅を広げ、豊かな食生活を送ってほしいというメッセージがこめられた時間でした。食わず嫌いは、アンコンシャスバイアスかも?

◇おかしのとびら【森永製菓株式会社】
…お菓子をテーマに、ハッとなる体験を提供

この日のために特別に作られた2種類の「ハイチュウ」を題材に「ハッ!」となる体験を楽しみました。見た目で味を想像してから実際に食べてみたり、複数の味がするハイチュウは「何の味だと思った?」とグループで話し合いました。「きっとこんな味だ!と思ったことと、実際は違った!」というアンコンシャスバイアスに気づく体験や、人との感じ方の違いに気づく体験を通して、無意識にこうだ!と思い込んでいることがあるかもしれない...など、いろいろな視点でものごとを考え、気づきを伝え合う時間となりました。

◇かるたのとびら【パナソニック インダストリー株式会社】
…アンコンかるたによりハッとなる体験を提供

「あたりまえ それは ほんとに あたりまえ?」など、アンコンシャスバイアスをテーマにした「かるた」を楽しんだのちに、「自分にもこんなことあるかな?」と、かるたをもとに、話し合う時間を持ちました。

「アンコンかるた」をとおして、「自分も知らないうちに、人を傷つけていることがあるかもしれないと思った」といった感想がよせられる等、子どもたちがかるたをきっかけに自分自身に想いを馳せ、様々な気づきを得る時間となりました。

◇桃太郎のとびら【山﨑博司氏・小畑茜氏(株式会社博報堂)】
…物語を通してハッとなる体験を提供

「ボクのお父さんは、桃太郎というやつに殺されました」の広告で、2013年度「日本新聞協会/新聞広告クリエーティブコンテスト」最優秀賞を獲得した、山﨑博司氏と小畑茜氏による授業。昔ばなし「桃太郎」を題材に、本当に「めでたし、めでたし。」だったのか?等を考えました。

子どもたちからは、「おじいさん、おばあさんだけでなく、鬼の話を聞いてみる」「きびだんごをあげて仲良くする」「にらめっこで勝負する」「ほしいものをお互い話し合って交換する」などのアイデアが飛び出しました。ものの見方を変えてみると、お友だちなど「人」に対するアンコンシャスバイアスに気づいたり、自分とは違う考えに触れたりして、新しい自分に出会えるかも?

◇らしさのとびら【株式会社ポーラ】
…自分らしさをテーマにハッとなる体験を提供

「らしさ」って何だろう?みんなで話し合いながら「らしさ」のイメージは人それぞれであることを確認しました。 次に「自分らしさ」について考えました。 好きなもの、得意なこと、大切にしていることなどのヒントから、自分らしさを見つめ、お互いの自分らしさを発表し、認め合うステキな時間に。

また、ポーラの90年前の写真からは、男性ばかりだった職場に、「私にもできますか?」と飛び込んだ一人の女性の勇気と、周りの男性が受け入れたことが、性別を問わずたくさんの社員が働く今につながったことが伝えられました。「私にはムリ」「どうせできない」という思い込みに気づき、一歩踏み出す勇気を持つと、未来が変わるかもしれません。

■昨年のイベント参加者による研究発表

昨年「ハットニャール博士の研究所」に参加した2人に、研究発表をしていただきました。

午前:野澤由衣さん(参加当時小学6年生)

「かるたのとびら」で出会った「リーダーはこうあるべきだと決めつけずわたしはわたしのスタイルで」という札から、「みんなをまとめたり引っ張ったりする前のリーダーのようでなければならない」という自分の中のアンコンシャスバイアスに気づいた経験を伝えてくれました。

自分らしいリーダーでいいんだと思えて心が軽くなったこと、今も周りの人に助けてもらいながらリーダーを頑張っていることを話してくれました。

テーマ:アンコンシャスバイアスを知って、気がついたこと
テーマ:アンコンシャスバイアスとヘアドネーション

午後:梶尾幸大朗さん(参加当時小学4年生)

ヘアドネーションに挑戦していた時に、「見た目」に対してからかわれることがあったけれど、イベント参加により、自分にも見た目に対するアンコンシャスバイアスがあることに気づき、自分も気をつけようと思ったとのこと。「好きな髪型などもお互いに認め合えたら、病気などの理由でかつらを必要とする人も減るかもしれないと思った」といった気づきを伝えてくれました。

また、何度も不合格となり、「どうせだめだ」と思っていたサッカーのセレクションに「アンコンかも?」とあきらめずにチャレンジして合格できた経験を発表してくれました。

■ロビー「研究所をちょっとのぞいてみてね」(体験コーナー・展示コーナー)  

小・中学生がつくった「アンコンかるた」を展示!
ロビーコーナーには400名近くの方がご来場!

ロビーでは、イベント参加者だけでなく、日本科学未来館にご来館された方にもハットニャール博士の研究所を体験いただけるコーナーをご用意。小・中学生がつくった「アンコンかるた全46作品」や「自由研究」の作品展示をご覧いただくとともに、研究員が提供する体験コーナーで、アンコンシャスバイアスについてお伝えしました。お子様から大人の方まで、400人を超える皆様にご来場いただきました。

■イベント体験後には、アンコンシャスバイアスをテーマにした夏休みの自由研究の報告も届いています!

ゆりこさんの作品より

小学4年生のゆりこさんは、「らしさのとびら」での体験をきっかけに、「宇宙飛行士」をテーマに自由研究に取り組みました。

日本の状況や世界各国の男女比を調べたほか、「国で最初の宇宙飛行士が女性だった国はあるのか」という問いも立てました。

※詳しくは公式HP「子どもたちの声」をご覧ください。
https://hatto88.com/category/children-voice/

■参加者の声と今後の展望

<子どもたちの声>

・「アンコンが意外なところにかくれていてびっくりした」

・「自分とは違う、ほかの人の感じ方や考えを聞けて面白かった」

・「ものの見方を変えると、世界が広がる気がした」

・「最初からダメだと決めつけずに挑戦してみたいと思った」

<引率の保護者の声>

・「親もハッ!とした学びが得られた」

・「日常生活の中で、「これって、アンコンだよね?」と親子で話し合う機会に恵まれた」

・「生活に少しずつ取り入れていて、参加してよかった。ぜひ、また開催してほしい」

・「「うちの子はシャイだから発表しないはず…」は、親のアンコンでした。子どもが発表する姿をみて、普段の私の言葉が、子どもたちの可能性をせばめてしまうこともあるかもしれないと気づかされたイベントでもありました。」

など、気づきの声をたくさんいただきました。

 子どもたちの未来の可能性を広げるためには、子どもたちだけでなく、周囲の大人も、自らのアンコンシャスバイアスに気付こうとしつつ、子どもたちと関わることが大切であり、こうしたきっかけを提供する場ともなりました。

 イベント開催が2回目となる今年は、参加登録したお子様以外にも短い時間でアンコンシャスバイアスに気づくきっかけを提供する体験コーナーや、「教員のためのアンコンシャスバイアス講座」の同時開催にもチャレンジしました。こうした様々な形式での提供にも手応えを感じています。

 アンコンシャスバイアス研究所は、引き続き小・中学校での授業提供や教員研修・保護者講演等を通じ、子どもたちにアンコンシャスバイアスに気づこうとすることの大切さをお伝えしていくほか、子どもたちの未来の可能性が広がるきっかけを提供したいと考える企業・団体の皆様とともに、次年度の開催準備を進めてまいります。また、東京以外でも開催してほしいという声もいただいており、地方開催に向けても検討を進めることとしています。

■小・中学生がつくる「アンコンかるた」を募集中です!

アンコンシャスバイアスに気づこう!とすることの大切さを、より多くの子どもたちに伝えるための取組みとして、かるた遊びをしながら学べる「アンコンかるた」を子どもたちとともに制作しています。子どもたちからは、アンコンシャスバイアスに関するかるたの「読み札」「絵札」を募集します。

※制作・提出方法などの詳細は、特設サイトをご覧ください。

1.応募締切:2025年10月31日(金)

2.応募資格:小学生・中学生

アンコンかるた特設サイト

詳細はこちらをご確認ください

【参考情報】「アンコンシャスバイアス」とは?

私たちは、何かを見たり、聞いたりしたときに、「無意識に“こうだ”と思い込むこと」があります。これを、アンコンシャスバイアス(unconscious bias)といいます。日本語では、「無意識の思い込み」等とも表現されています。アンコンシャスバイアスは、「相手」に対するものもあれば、「モノ」に対してや、「自分自身」に対するものもあり、誰にでもありうるものです。アンコンシャスバイアスに気づくことにより、相手に対するものの見方がかわったり、他の選択肢を考えてみようと思えたり、新たなアイデアがうまれたり、一歩踏み出す勇気がもてる等、様々な変化が期待される概念です。

アンコンシャスバイアスについて、くわしくはこちらより

【本件に関するお問い合わせ先】

一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所(担当:太田・坂本)

▼問合せフォーム
https://www.unconsciousbias-lab.org/contact/

▼イベント「ハットニャール博士の研究所」公式サイト
https://hatto88.com/
▼アンコンシャスバイアス研究所の公式サイト

https://www.unconsciousbias-lab.org/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月11日 09時00分)

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