アタック・トーキョー株式会社
11月5日(水)サントリーホールにて開催、本日よりチケット販売スタート
音楽家・渋谷慶一郎が代表を務めるアタック・トーキョー株式会社(ATAK)は、11月5日(水)サントリーホールにて「アンドロイド・オペラ『MIRROR』-Deconstruction and Rebirth -解体と再生-」を制作、発表いたします。本日よりチケットぴあにてチケットを販売開始します。
販売URL http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2533066

アンドロイド・オペラ『MIRROR』について
渋谷慶一郎が作曲・プロデュースを行う、アンドロイド・オペラ『MIRROR』はAIを搭載したアンドロイドが歌い、60名超のオーケストラ、ピアノ、電子音、映像、そして1200年の歴史を持つ仏教音楽の声明が融合する、革新的なオペラ作品。これまでにドバイ万博やパリ・シャトレ座で上演、昨年の東京公演はチケットが即完売するなど国内外で注目を集めた本作がついに11月5日(水)にサントリーホールで開催されます。人間とテクノロジー、東洋と西洋、伝統と革新、生と死、あらゆる境界が溶け合い、新たな調和のモデルを提示する舞台芸術作品です。
生成AIによるアニメーションも交え今回のために制作されたティザー動画も本日より公開いたします。
AI Animation & Video Edit: Charlotte Kemp Muhl, Sage Morei


今回の見所について
◆最新人型ロボット「アンドロイドマリア」がステージで初演奏

今年6月にPRADA MODE OSAKAで、初披露されたアンドロイドマリアが初めてステージに立ちます。渋谷がかつて喪った最愛の妻“マリア”をモデルとしたアンドロイドであり、「死はひとつではない」という『THE END』以降の渋谷の一貫したテーマを具現化も意図しています。AIによるコンセプトデザインと会話プログラムを手がけたのはアーティスト・岸裕真。また、近年のアンドロイド・オペラでアンドロイドプログラミングを担当するコンピュータ音楽家・今井慎太郎、そして東京大学教授・池上高志といった長年のコラボレーターに加えて松村礼央など強力なエンジニア陣の協力を得て現在も開発が進められています。本公演ではステージでの初演奏に加え、A学習を深化させ独自性を高めたヴォーカルとモーション、AIによるリアルタイムでの対話を披露します。
◆コンセプトは「Deconstruction and Rebirth-解体と再生-」

「Deconstruction and Rebirth-解体と再生-」と銘打ち、新作の上演を含むほか、これまでの作品の脱構築と再構成、そして生と死そのものの境界を問い直すことで、解体と再生、人間とアンドロイドの間に新しい希望や可能性を模索する試みとなっています。新しくアレンジされた本作を、ヴァイオリニスト・成田達輝が率いる若手気鋭の凄腕オーケストラがアンドロイド、電子音と鮮烈に協奏するのも大きな見所です。
◆会場ホール全体を使った演出、鑑賞体験の創出

今回の公演では、ステージ上にとどまらず、客席側にも演奏者や声明による歌唱が配置され、空間そのものが楽器となるような、ホール全体を使った立体的な音楽体験が展開されます。音響を手がけるのは、日本を代表するエンジニア/アーティストのZAK。サントリーホール独自の空間音響を最大限に活かしながら、緻密に設計・配置されたスピーカーによるミックスは大きな見所のひとつです。また、ステージ上部には大型スクリーンを設置予定。映像演出は、大阪・関西万博フランス館のアーティスティックディレクターを務めたビジュアルアーティストのジュスティーヌ・エマール(Justine Emard)が担当します。
公演概要
渋谷慶一郎 アンドロイド・オペラ『MIRROR』
ーDeconstruction and Rebirth ー解体と再生ー
日時:2025年11月5日(水) 開場18:00 / 開演19:00
会場:サントリーホール 大ホール
(東京都港区赤坂1-13-1)
プレイガイド:チケットぴあ(http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2533066)
SS席 20,000円、S席 12,000円、A席 8,000円、B席 5,000円、C席 3,000円(全席指定・全て税込)
<出演者・参加アーティスト>
コンセプト、作曲、ピアノ、エレクトロニクス:渋谷慶一郎
ヴォーカル:アンドロイドマリア
高野山声明(藤原栄善、山本泰弘、柏原大弘、谷朋信)
ANDROID OPERA TOKYO ORCHESTRA(コンサートマスター:成田達輝)
アンドロイドプログラミング:今井慎太郎
映像:ジュスティーヌ・エマール(Justine Emard)
AIプログラミング:岸裕真
AIプログラミングアドバイザー:池上高志
音響:ZAK
アンドロイド開発
制御システム:松村礼央
機構設計:島谷直志
フェイス製作:右田淳
主催:メルコグループ
制作:ATAK
問合せ:info@atak.jp

渋谷慶一郎
音楽家。東京藝術大学作曲科卒業。先鋭的な電子音楽からピアノソロ、オペラ、映画音楽、サウンドインスタレーションまで幅広く手掛け、東京とパリを拠点に活動。2012年、人間不在のボーカロイド・オペラ『THE END』を発表しパリ・シャトレ座を皮切りに世界巡回。2018年にはアンドロイド・オペラ『Scary Beauty』を日本、欧州、中東で上演。2021年は新国立劇場の委嘱新制作にてオペラ作品『Super Angels』を作曲、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。2022年以降はアンドロイド・オペラ『MIRROR』をドバイ万博やシャトレ座で上演、2024年東京凱旋公演を実施。2025年にはパリ・グランパレでソロコンサート『MIRROR Ghost』を発表。 これまでに数多くの映画音楽も手掛け、「ミッドナイトスワン」の音楽で第75回毎日映画コンクール音楽賞、第30回日本映画批評家大賞 映画音楽賞を受賞。2027年に大規模な新作劇場作品を発表予定。
生と死、テクノロジーと人間の境界を作品を通して問いかけている。
【参考URL】
本日より昨年の東京公演での記録映像が公開になりました。
※本公演とはアンドロイド及び舞台演出が異なります。
アンドロイド・オペラ『MIRROR』東京凱旋公演(ザ・ガーデンホール)2024年6月18日
◆公演チラシ