株式会社Crepity
観光と学びを融合した12日間――現地企業と協働して社会課題に挑み、事業プレゼンを経験
株式会社Crepity(本社:東京都、代表取締役:生雲勝之、以下Crepity)が運営する留学プログラム「U-GAKU(ユーガク)」は、2025年8月3日〜14日に、フィリピン・セブ島にて「社会課題解決型インターンシップ」を実施しました。プログラムには大学生5名、高校生2名の計7名が参加し、現地でのフィールドワークや語学研修を基盤に、社会課題をテーマとしたビジネス立案プロジェクトに取り組みました。最終的には起業家の前で事業プレゼンを行い、実践的なフィードバックを受ける機会を得ました。参加者からは「語学だけでなく、課題発見力・解決力や主体性を培えた」と高く評価されました。
サービス紹介ページ:https://u-gaku.jp/intern-philippine/

プログラムの構成
今回のプログラムは、(1)ビジネス立案プロジェクト、(2)語学と実践、(3)自然・観光体験の3つの柱で構成されました。
(1) ビジネス立案プロジェクト
参加者は10日間にわたり、社会課題をテーマにしたビジネス立案に取り組みました。
①語学研修を基盤とした現地フィールドワーク


序盤には語学研修で学んだ英語を活かしたフィールドワークを実施。スラム街での炊き出しや孤児院での交流、ローカルマーケットでの調査を通じて一次情報を収集しました。独特の匂いや衛生環境に衝撃を受ける場面もありましたが、現地スタッフや仲間と感想を共有しながら、異文化理解を深める機会となりました。積極的に英語を使いながら現地の子どもたちと触れ合う参加者の姿も目立ちました。
②社会課題の解決策を立案

孤児院やスラム街でのフィールドワークから得た課題意識をもとに、チームで解決策を検討しました。現地NPO法人やスタッフと協働しながら、アイデアを具体化。空き時間にも積極的に改善を重ねる参加者の姿が見られました。最終的には実際にビジネスを展開する起業家の前で事業プレゼンに挑戦し、実務的なフィードバックを受けました。
メンターとしては、企業でのさまざまな実務経験を有する社会人や起業家が参加し、代表の生雲も現地に同行しました。リアルなビジネス視点からの助言を受けることで、参加者はより実践的な学びを得る機会となりました。
(2) 語学と実践


語学研修は少人数かつインタラクティブな形式で行われ、授業を重ねるごとに参加者の発言や議論が活発化しました。カルボンマーケットでのインタビューでは、現地の人々に臆することなく積極的に話しかけ、英語での会話を通じて実践的なコミュニケーション力を培いました。
(3) 自然・観光体験


語学やビジネスの実践学習に加え、セブ島ならではの自然や文化に触れる機会も設けられました。ジンベエザメウォッチングやアイランドホッピングなど、地域特有の体験を通じてリフレッシュを図り、異文化の地を楽しむ時間も実現しました。
参加者の声
(1)社会問題に触れて得た気づき
「観光だけでなく、NPO団体やスラムへの訪問で多角的な視点を得られた」(大学4年・Kさん)
他にも、「社会問題の現場でしか経験できない匂いや雰囲気を肌で感じられたのが新鮮だった」、「孤児院での子どもたちとの交流を通して、もっと多くの子どもたちの未来を広げるような活動がしたいと思った」という声もありました。

(2)英語力の成長
「英語で活動することで羞恥心が少なくなり、積極的に行動できた」(高校3年・Hさん)
「カルボンマーケットで現地の人にインタビューする授業があり、口語での英語表現やリスニング力の向上につながった」との感想も寄せられました。

(3)ビジネススキルの習得
「ビジネス立案するための論理的思考力や課題解決力・主体性が身についた」(大学4年・Rさん)
「ビジネスを立ち上げるまでの過程を身をもって知ることができて良かった」(大学2年・Sさん)
そのほか、「考案したアイデアを実現可能性まで高めるための定量的なリサーチスキルを学べた」、「バックグラウンドが異なるメンバーとのチームワークを経験できた」といった声もありました。
(4)異文化理解
「バジャウ族のスラムの住人が料理の匂いを嗅ぎつけて行列をなす姿を見て、自分たちが当たり前に享受していた衣食住の貴重さを知った」、「マーケットやカフェで現地の人と交流し、国民性のフレンドリーさを感じた」など、異文化に触れた気づきが数多く挙がりました。

(5)成長の実感
「いろんな角度から物事を捉える必要があり、論理的思考力・課題発見力・解決力・主体性が身についた」(大学4年・Kさん)
「ビジネスや資料の作り方とかを学ぶことができたり、セブ島の裏側を知られたりできてよかった」(高校3年・Rさん)

成果と意義
本プログラムを通じ、参加者は社会課題に直面する現場での体験や、英語を用いた実践的な学習を重ねることで、課題発見力・解決力・主体性を培いました。また、多様なバックグラウンドを持つ仲間との協働や、現地の起業家・NPOとの連携を通じて、AI時代においても代替できない「一次情報」に直接触れることの意義が改めて確認されました。
学生にとっては、こうした実体験が就職活動における「学生時代に力を入れたこと(いわゆるガクチカ)」として活用可能であり、将来のキャリア形成の選択肢を広げるきっかけともなっています。実際に「実際の起業家の方とお話しし、ビジネス案へのフィードバックももらえる貴重な体験を得られた」(大学2年・Sさん)といった声も寄せられ、参加者が長期的な成長へとつながる学びを得る場が実現しました。
〇今後の展開
U-GAKUでは、本プログラムをセブ島で年2回(春・夏)開催し、次回は春開催:2026年2月15日(日)〜2月26日(木)、夏開催: 2026年8月9日(日)〜8月20日(木)に開催を予定しています。今後は、参加者との情報共有体制を一層強化するとともに、現地起業家との交流機会を拡充し、学びの幅を広げていく計画です。また、大学や教育機関との連携を通じて、正規プログラムの一環として活用いただける形も視野に入れています。
U-GAKUは今後も、「未来に向けて動き出したいが、何をすれば良いか分からない」という悩みを抱える学生に寄り添い、彼らの挑戦と成長を後押しする実践的なプログラムへと発展させていきます。
「U-GAKU」とは
◆概要
U-GAKUは、「本当の自分を知り、自分の生きたい人生を。」をミッションに、「U-ENGLISH LESSON」と「U-LIFE LESSON」の2つのレッスンを通して、英語力の向上はもちろんのこと、英語学習及び今後の人生の目標設定までサポートし、プログラムを通じた成果の最大化に尽力します。そして、年齢・国籍さまざまの多様性に富んだ仲間との出会い・交流の場をご提供し、自分の生きたい人生へと舵を切る、その挑戦もサポートします。
◆U-GAKUのこだわり
U-GAKUは、「今の人生、自分の何かを変えたい」という参加者の潜在的なニーズにとことん向き合うために、留学前だけでなく、留学中も責任を持って参加者に対して変化のきっかけとなる機会の提供ができるよう、斡旋が多いこの業界の中で、自社にて留学プログラムを運営しています。
我々が直接参加者と関わることで、一人ひとりに合ったプログラムを可能にするとともに、滞在中でのニーズや価値観の変化に対応しています。参加者には、身近な存在には恥ずかしさや申し訳なさのため、抱え込んでしまってなかなか言えない心の奥の声を吐き出せるような環境やプログラムを整えています。そうした自分の心の中に自分自身が改めて向き合う機会、それを外部に吐き出す機会を設けることで、心が軽くなったり、前を向いて人生を歩んでいくためのきっかけとしています。この機会を通して自身の価値観に変化があったり、自分を取り巻く世界の見え方が変わったりと、参加者の人生が一歩前に進むようなきっかけとなればと思っています。
株式会社Crepity 会社概要
会社名:株式会社Crepity
会社URL:https://crepity.jp/
代表者名:生雲勝之
創業日:2021年2月1日
メンバー数:60名(業務委託含む)
事業内容:留学プログラム「U-GAKU」「U-GAKU English Camp」「Cebu Way English」の運営、コンサルティング事業、プロジェクトマネジメント支援および、新規事業開発支援
本件に関するお問い合わせ先
株式会社Crepity
広報担当宛メールアドレス:info@crepity.jp