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関西電力、東京ガスとのガーナにおけるカーボンクレジット創出プロジェクトを推進

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Three Trees Pte. Ltd.

Three Trees Pte. Ltd.(社長:清水イアン、以下「3T」)は、関西電力株式会社(以下「関西電力」)と、東京ガス株式会社(以下「東京ガス」)と共同で、ガーナ共和国におけるカーボンクレジット創出プロジェクト(以下「本プロジェクト」)を推進することに合意しました。また、3Tは本日、関西電力および同社の子会社である合同会社K4 Ventures(以下、K4V)とカーボンクレジット事業におけるさらなる連携強化を目的とした資本業務提携を締結しました。

本プロジェクトは、ガーナ中南部の荒廃地に植林し、原生林を再生することにより、ICVCM*1のCCPs*2に則った信頼性の高い除去・吸収カーボンクレジットを40年間で約120万t創出する計画です。さらに、CO2の除去・吸収だけでなく、原生林の再生による生物多様性の向上や、植林活動を通じた雇用創出・インフラ整備による地域コミュニティへの貢献等、コベネフィットの高いプロジェクトを目指しています。

本プロジェクトは現在 Verra の Verified Carbon Standard(VCS)に ID 4126 として登記されており、今回の取り組みは、約2,800ヘクタールの植林を対象としています。3Tは長期的なビジョンとして、プロジェクト全体を50,000ヘクタール以上の規模へと拡大していくことを目標としています。

各社プレスリリースなどへのリンク

◾️関西電力、ガーナプロジェクトに関するプレスリリース

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◾️東京ガス、ガーナプロジェクトに関するプレスリリース

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◾️3T、関西電力との資本業務提携に関するプレスリリース

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◾️関西電力、3T との資本業務提携に関するお知らせ

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目次

関係者コメント

3T CEO 清水イアン

近年の異常気象が示すとおり、気候変動は人類共通の大きな課題であり、産業界にとっても避けて通れないテーマです。こうした中、カーボンクレジットは温室効果ガスの削減・吸収を後押しし、企業のトランジションや持続的成長を支える市場メカニズムとして重要だと考えています。今回、日本を代表するエネルギー企業である関西電力様、東京ガス様とともに森林再生に取り組めることを大変光栄に思います。自然資本の再生と経済的価値の創出を両立させる実装に挑み、検証可能な成果づくりとスケールを目指します。今後も、自然環境を基盤とした事業を通じて、持続可能な社会の実現と経済発展の両立に貢献してまいります。

Global Optimism 創設パートナー、3T アドバイザー、トム・リヴェット=カーナック*3

真実は明らかです。自然を再生し、守らなければ、気候危機を解決することはできません。森林は、大気中の炭素を吸収・除去するための有効な手段であるだけでなく、生物多様性や人々の暮らし、そして社会全体のレジリエンシーを支える重要な基盤でもあります。ガーナでのこの取り組みは、自然を活用した解決策(Nature-based Solutions)が同時に多くの価値を生み出すことを示す象徴的な事例であり、その拡大が今の時代における最大の課題の一つである理由を物語っています。3Tがこの分野をリードしていることを誇りに思い、今後この活動が世界にもたらす影響を心から期待しています。

シブサワ・アンド・カンパニー株式会社、代表取締役、渋澤健

企業の長期的な価値創造に投資する投資信託運用会社であるコモンズ投信の創業者・会長として、また経済同友会の中東・アフリカ委員会の共同委員長としても、大企業がアフリカで活躍するスタートアップと連携することを歓迎し、関係者のご尽力に敬意を示します。特に清水イアン氏は、社会的課題を解決するイノベーターたちに脚光を当てる年次の「コモンズ社会起業家フォーラム」に登壇していただいた5年前から事業を展開し、アフリカを通じて温暖化という深刻な世界的規模課題に精力的に取り組んでいる姿勢が大変心強く、ますますのご発展に期待を寄せています。

3T について

3T は 2022年にシンガポールで設立された企業で、代表は日本籍の清水イアンです。パーパスを「再生型経済の実装」とし、これまでガーナ、タンザニア、ルワンダなどに現地法人を設立し、森林再生やアグロフォレストリー(混農林業)プロジェクトの開発に取り組んでまいりました。各国政府との信頼関係の構築や、専門性の高いチームの組成を通じて、質の高いプロジェクト開発を推進しています。

3T スタッフおよびプロジェクト関係者の一部

プロジェクトの概要

実施地域      :ガーナ共和国南西部

プロジェクト期間  :40年間(2025年~2064年)

植林面積      :2,800ha

植林開始時期    :2026年3月(予定)

植樹を行うエリアの一部
プロジェクト実行後のイメージ図(植樹エリアから約 50km に位置する「ボビリ保護地区」)

会社概要

名称             関西電力株式会社

本社所在地            大阪府大阪市北区中之島3丁目6番16号

代表者          取締役 代表執行役社長 森 望

主な事業内容         電気事業、熱供給事業、電気通信事業、ガス供給事業 等

設立年月日            1951年5月1日

名称         Three Trees Private Limited

本社所在地            420 North Bridge Road #06-28 North Bridge Center Singapore 188727

代表者        清水イアン

主な事業内容     森林クレジット創出事業、クレジット販売事業

設立年月日      2022年8月25日

名称         東京ガス株式会社

本社所在地            東京都港区海岸1-5-20

代表者        取締役 代表執行役社長 笹山 晋一

グループ事業内容 エネルギー・ソリューション、ネットワーク、海外、都市ビジネス

設立年月日     1885年10月1日

脚注

*1:Integrity Council for the Voluntary Carbon Marketの略。自主的炭素市場のための十全性評議会。
*2:Core Carbon Principlesの略。中核炭素原則。信頼性の高いカーボンクレジットを提供するための国際的な基準であり、プロジェクト設計、モニタリング、クレジット発行までの全プロセスにおいて透明性と環境整合性を確保することを目的とする。
*3:トム・リヴェット=カーナックは、UNFCCC事務局長のシニアアドバイザーとしてパリ協定成立に向けた戦略立案を担った気候外交の専門家であり、著者・ポッドキャスターとしても知られる。英国生まれで僧侶経験を持ち、CDP北米代表を経て、2016年にクリスティアナ・フィゲレスと共に気候行動組織「Global Optimism」を設立した。同団体は「The Climate Pledge」をはじめとする企業連携やTED Countdownなどを通じてネットゼロ社会の実現を推進している。彼は共著書『The Future We Choose』やポッドキャスト「Outrage + Optimism」を通じて気候危機解決への希望と行動を呼びかけている。現在はBezos Earth FundやEarthshot Prizeなど複数の国際組織で助言活動も行い、教育・メディア分野でも幅広く発信している。

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出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月11日 14時07分)

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