藤田金属株式会社
ミズノのベースボールバットの不適合材をアップサイクルした《SWING PAN中華鍋》も同時出展
1951年創業の大阪・八尾の町工場、藤田金属株式会社(大阪府八尾市西弓削3-8 TEL:072-949-3221)は、2025年大阪・関西万博に出展し、鉄分不足に悩む女性をサポートする「Fe:project」の第三弾新製品の《アイス味噌お椀タンブラー》のプロトタイプを展示します。また、ミズノのベースボールバットの不適合材をアップサイクルした《SWING PAN中華鍋》も初展示します。

コンセプト展示①|アイス味噌お椀タンブラー(Fe:project 第3弾)
もっと日常的に鉄分補給するために。アイスコーヒーのように、味噌汁を飲む習慣を作れないか?という想いから誕生したFe:project第3弾の新しいコンセプトモデル。
お味噌汁椀のビジュアルを縦に伸ばした、インパクト大のデザインが特徴で、使えば使うほど愛着のわくプロダクトを目指しています。
濃いめに作った熱々のお味噌汁をタンブラーに注ぎ、氷を入れれば完成!冷たい味噌汁の意外な美味しさが、女性の鉄分不足解消の一助となるはず。デスクワークのお供にもぴったりな「コーヒーや紅茶の代わりにアイス味噌汁」という新提案コンセプトです。

★タンブラーに入れておいた200mlのアイス味噌汁で、月経時における1日の摂取推奨量の20%の鉄分をカバーするテスト結果も
国のデータ※によると、鉄の1日あたりの摂取推奨量は18〜49歳女性で月経なしの場合6.5mg/日、月経ありの場合10.5mg/日とされています。さらに、月経による鉄損失を補うためには、約3.64mg/日の追加摂取が必要とされており、女性は特に鉄分補給を意識する必要があります。
※参考:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586568.pdf
そこで今回、藤田金属が開発中の《アイス味噌お椀タンブラー》を用いた検証を行いました。
▼検査方法
ガラス鍋で調製した味噌汁(味噌40g+水400ml)を約20℃に冷まし、お椀タンブラーに200ml注いで20℃で120分静置。その後、全鉄量と二価鉄量を測定し、ガラス鍋で保存したままの味噌汁と比較しました。

この結果から、お椀タンブラーで冷めた味噌汁を保存するだけで鉄分が自然に溶け出し、その約半分が吸収されやすい「二価鉄」であることが確認されました。冷たい味噌汁という新しい飲み方を通じて、無理なく日常的な鉄分補給が期待できます。
発売は、2026年春頃を予定、ぜひ、大阪・関西万博会場でコンセプトモデルをご覧ください。
★Fe:projectとは

女性の鉄分不足に着目し、昔ながらの「鉄器で鉄分を補う知恵」とフェムテックの発想を掛け合わせ、社外チーム「Femtech and Beyond」と共に立ち上げたのがFe:projectです。
「鉄のFe」と「FemtechのFe」を重ね、ストレスなく鉄分を摂れる習慣を提案しています。
コンセプト展示②|ニューSWING PAN

大阪・関西万博会場では、2021年の発売以来、ミズノのベースボールバットの不適合材をアップサイクルしたユニークさで注目を集めた「SWING PAN」の新しいプロダクト、黒塗装を施した野球バットの持ち手を取り付けた中華鍋仕様も展示します。
バットも鍋も“振る”道具という共通点から生まれたアップサイクルプロダクトで、握りやすいバットグリップと実用性の高い鉄鍋が融合した、新感覚のキッチンアイテムです。ぜひ、現地で触ってください。
今後も、万博出展を機に、藤田金属は、社会課題の解決と新しい食文化の創出に挑戦し続けます。
★藤田金属について

1951年の創業以来、フライパンをはじめ鍋やヤカンやコップなどの金属製品を数多く作り続ける「家族経営の小さな町工場」です。父と息子三兄弟がいつでも話し合える環境を活かした革新的なものづくりで、ドイツの「Red Dot Award 2021」「iF design award 2021」をはじめ、地元大阪での「大阪ものづくり優良企業賞」や「大阪製ブランド認証」「OMOTENASHI SELECTION 2017」など、国内外の様々な賞を受賞しています。
会社名:藤田金属株式会社
所在地:大阪府八尾市西弓削3-8
設立:1970年6月
代表取締役:藤田盛一郎
電話番号:072-949-3221