株式会社 岩崎書店
株式会社岩崎書店(代表取締役社長 小松崎敬子、本社:東京都文京区)は『因果ばなし』(八雲えほん・1)を2025年9月17日に発売します。

NHK朝ドラ「ばけばけ」でも話題! 小泉八雲を絵本でたのしむ
◆小泉八雲とは?
小泉八雲こと英国名パトリック・ラフカディオ・ハーンは、一八五〇(嘉永三)年六月二十七日、ギリシアのイオニア諸島の一つレフカダ島に生まれました。アイルランド人軍医の父とギリシア人の母の次男でした。
移民として単身米国に渡ったハーンは、新聞記者、文芸評論家として実績をあげ、西インド諸島滞在を経て、一八九〇(明治二十三)年四月四日、来日を果たします。古き良き伝統や伝承を大切にする日本の風土に魅了されたハーンは、大学講師のかたわら独自の日本研究に邁進。セツ夫人との結婚を機に「小泉八雲」と改名して帰化。『怪談』『骨董』ほか数々の名著を著しました。
2025年のNHK朝ドラ「ばけばけ」でも話題に。
◎怪談えほんシリーズでもおなじみ、東雅夫さん監修! 今回も容赦のない怪異と恐怖が!
◎日本の「怪談」を「Kwaidan」として世界に広めた偉人、小泉八雲の怖いお話が絵本に!
◎朝ドラ「ばけばけ」に登場する小泉八雲、どんな怖いお話を書いたんだろう?という興味に応えます。
◎翻案、円城塔さんは「怪談」を斬新な切り口で翻訳した作家。
●内容紹介
病におかされ、死のふちにいる大名の妻。唯一の心残りは妹のようにかわいがっていた側室のゆきこのことだった。庭のさくらを一緒に見たいという妻の最後の願いにゆきこは……。二人をめぐるおぞましい因果とは。



ただ怖いだけではない、美しく、モダンな文と絵とのコラボレーションをお楽しみください。
※巻末には「怪談えほん」シリーズでもおなじみ、東雅夫による詳しい解説付き。
●書誌情報

書名:因果ばなし
著者名:小泉八雲・原作
円城 塔・翻案
中川 学・絵
東 雅夫・編
出版社:株式会社岩崎書店
定価:1,760円(本体1,600円+税)
判型:A4変 頁数:32ページ
岩崎書店商品ページ:
https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b10143842.html
商品紹介動画:
●著者紹介
円城 塔 (えんじょう・とう) 翻案
北海道生まれ。作家。『オブ・ザ・ベースボール』(文春文庫)で第104回文學界新人賞、『烏有此譚(講談社)で第32回野間文芸新人賞、『道化師の蝶』(講談社)で第146回芥川龍之介賞、『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著/河出文庫)で第33回日本SF大賞特別賞ならびに第44回星雲賞日本長編部門、『文字渦』(新潮社)で第43回川端康成文学賞ならびに第39回日本SF大賞、『コード・ブッダ』(文藝春秋)で第76回読売文学賞を受賞。ほかの作品に『去年、本能寺で』(新潮社)など。
中川 学 (なかがわ・がく) 絵
京都府在住。浄土宗西山禅林寺派の僧侶にしてイラストレーター。幅広いスタンスでイラストレーションを描き、近年絵本制作にも力を入れている。『しちふくじん』(岩崎書店)、『だいぶつさまのうんどうかい』『だいぶつさまおまつりですよ』『だいぶつさまかぜをひく』(いずれもアリス館)、『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』『えほん遠野物語やまびと』(いずれも汐文社)、『絵本化鳥』(国書刊行会)、『すずりくん書道具のおはなし』(あかね書房)など。TIS会員。
東 雅夫 (ひがし・まさお) 編
神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。『幻想文学』と『幽』の編集長を歴任。著書『遠野物語と怪談の時代』(角川選書)で、第64回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。編纂書に『文豪怪談傑作選』(筑摩書房)『てのひら怪談』(ポプラ社)『稲生モノノケ大全』(毎日新聞社)『平成怪奇小説傑作集』『文豪妖怪名作選』『猫のまぼろし、猫のまどわし』(東京創元社)など多数。岩崎書店より刊行のシリーズ「怪談えほん」「京極夏彦の妖怪えほん」「あやしい猫えほんシリーズ」の編者を務める。
八雲えほん 全4巻 今後のラインナップ
小泉八雲・原作
①因果ばなし(円城塔・翻案 中川学・絵)
②ミミナシホーイチ(円城塔・翻案 長田結花・絵)2025年10月刊行予定
③むじな(田辺青蛙・翻案 高畠那生・絵)2025年11月刊行予定
④ゆうれいだきのでんせつ(田辺青蛙・翻案 朱華・絵)2026年3月刊行予定
※商品の店着状況により店舗ごとに発売開始日が異なります。
販売場所:全国書店、ネット書店 ほか
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784265092505/