カテゴリー

マイナビ、「2025年8月度アルバイト・パート平均時給レポート」を発表

  • URLをコピーしました!

マイナビ

25年8月の全国平均時給は1,319円、調査開始以降最高額を更新。全7エリアで、前月比・前年同月比ともに増加、過去最高額を更新。時給が最も高い「関東」と、最も低い「中国・四国」の差は165円で縮まらず

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、アルバイト平均時給レポート(2025年8月度)を発表しました。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』(https://baito.mynavi.jp/)に掲載された求人広告データを集計したものです。

<TOPICS>

◆2025年8月の全国平均時給は1,319円で、調査開始以降最高額を更新。前年同月から100円以上大幅増額した職種も【図1、2】

◆全7エリアで、前月比・前年同月比ともに増加し、過去最高額を更新。一方で、平均時給が最も高い「関東」と、最も低い「中国・四国」との時給差は165円から縮まらず【図3】

◆三大都市圏の平均時給は1,351円で、前月比30円増。[アパレル・ファッション関連] は過去最高額の1,202円に【図4、5】

◆【今月のTOPIC】都道府県別の平均時給に着目。前年比で最も増加額が高い都道府県は「富山県」、低い都道府県は「神奈川県」」【図6、7】

【調査概要】

◆2025年8月の全国平均時給は1,319円で、調査開始以降最高額を更新。前年同月から100円以上大幅増額した職種も

2025年8月の全国平均時給は1,319円(前月比36円増、前年同月比55円増)で、2020年の調査開始以来、最高額を更新した。

職種(大分類)別では、[教育]が1,608円(前月比125円増、前年同月比185円増)と過去最高額を更新し、前月比・前年同月比ともに上げ幅が過去最高額だった。

その他、前年同月比の時給上げ幅が100円以上となる職種は[営業(1,404円/前年同月比190円増)]、[工場・倉庫・建築・土木(1,418円/前年同月比108円増)][配送・引越・ドライバー(1,402円/前年同月比101円増)]となった。

職種(大分類)別の平均時給の前月比は全16職種中、9職種が増加、7職種が減少。前年同月比は全16職種中、14職種が増加、2職種が減少した。【図1、2】

【図1】

【図2】

全7エリアで、前月比・前年同月比ともに増加し、過去最高額を更新。一方で、平均時給が最も高い「関東」と、最も低い「中国・四国」との時給差は165円から縮まらず

エリア別の平均時給をみると、全7エリアで前月比・前年同月比ともに増加し、いずれも過去最高額を更新した。一方で、平均時給が最も高い「関東(1,382円)」と最も低い「中国・四国(1,217円)」では165円の差があり、前年同月(195円差)と比べてやや縮小傾向にあるものの、依然として差が残る。

また、現状1,300円台で推移しているエリアは「関東」「関西」のみだが、2025年10月の最低賃金改定を受け、その他エリアでも1,300円台が目前に迫り、到達が現実味を帯びてきている。【図3】

【図3】

三大都市圏の平均時給は1,351円で、前月比30円増。[アパレル・ファッション関連] は過去最高額の1,202円に

三大都市圏※1の平均時給は1,351円(前月比30円増、前年同月比36円増)だった。職種(大分類)別では、[アパレル・ファッション関連]が1,202円(前月比46円増、前年同月比85円増)となり、過去最高額となった。一方で[エステ・理美容]が1,182円となり、最も低い結果となった。令和5年の厚生労働省の調査※[麻嘉1] [史小2] 2によると、全国の美容所は、前年度比で4,181施設増加しており、競合の激化と顧客確保の重要性が高まる中、人件費の創出も今後の課題となる。そのほか、前月比は全16職種中9職種が増加、7職種が減少。前年同月比は全16職種中14職種が増加、2職種が減少となった。【図4、5】

※1 三大都市圏:日本の三大都市(東京・名古屋・大阪)が位置する首都圏・東海・関西の総称

※2 厚生労働省「令和5年度衛生行政報告例

【図4】

【図5】

【今月のTOPIC】都道府県別の平均時給に着目。前年比で最も増加額が高い都道府県は「富山県」、低い都道府県は「神奈川県」

2025年8月の平均時給が最も高い都道府県は「東京都」で1,449円、最も低い都道府県は「島根県」で1,139円となり、310円の差があった。

また、2024年平均からの増加額をみると、最も増加額が高い都道府県は「富山県」で192円(2024年平均:1,158円、2025年8月:1,350円)、次いで「岩手県(178円)」、「和歌山県(176円)」。

増加額が低い都道府県は「神奈川県(4円)」で、次いで「兵庫県(31円)」、「大阪府(36円)」だった。

前年からの伸び幅では、都市圏と比較して地方圏の方が増加傾向にあった。【図6、7】

【図6】

【図7】

【調査担当者コメント】

今回の調査では、全国平均時給が1,319円と調査開始以来最高額を更新し、平均時給の引き上げが着実に進んでいることが明らかとなりました。しかし、平均値が上昇している一方で、地域間や都道府県間での時給額の差は依然として残っており、これは容易に解決できる課題ではありません。対応を急ぐことで、特に中小企業では人件費の増加が経営負担となり、事業継続に影響を及ぼす懸念もあります。実際に、2025年度の最低賃金審議会では、物価高を超える賃金上昇を掲げる政府と、賃上げに課題を抱える企業の間での合意形成の難しさも浮き彫りになっています。最低賃金の改定は、個人と企業が納得できる形を模索しながら、慎重かつ丁寧に議論を重ねることが求められます。その過程では、政府による支援策の充実に加え、スポットワークの活用やAIの導入など企業の柔軟な対応や生産性向上の取り組み、そして個人によるスキルアップといった、主体的な行動を含めた三者の歩み寄りが重要ではないでしょうか。

キャリアリサーチラボ 研究員 嘉嶋麻友美

『2025年8月度 アルバイト・パート平均時給レポート』

【調査期間】 2025年8月1日(金)~2025年8月31日(日)

【集計対象データ】 該当月に、弊社アルバイト情報サイト『マイナビバイト』に掲載された求人情報から、

下記除外対象データを除き集計。

※除外対象:給与区分が時給以外、給与金額が3,001円以上、雇用形態がアルバイト・パート以外

【集計対象エリア】 全国47都道府県

関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県

関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県

東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県

北海道・東北:北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県

甲信越・北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県

中国・四国:広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県

九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

【調査機関】 自社調べ

※調査結果の詳細はこちら

https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250920_101404/

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年9月16日 11時00分)

大手通販サイトのあらゆる商品の価格を比較、最安値を検索!

まずはお好きなキーワードや商品名を入力して探してみましょう
×
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次