Pendo. io Japan株式会社
~業務プロセス標準化に伴う課題対応にPendoが貢献。4万8,000人が利用する人事システムでも大幅に業務を効率化~
「ソフトウェアで世界のソフトウェア体験を向上する」をミッションに掲げ、すべてのソフトウェア体験を意思決定と成長の資産に変えるソフトウェア体験管理(SXM)プラットフォームを提供しているPendoの日本法人Pendo.io Japan株式会社(所在地:東京都渋谷区、カントリーマネージャー:花尾和成、以下Pendoジャパン)は、日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田隆之、以下NEC)がPendoを導入し、業務プロセス標準化とジョブ型人事制度改革において、大幅な業務効率化を実現したことを発表いたします。
本事例の詳細はこちらよりご覧いただけます。https://jp.pendo.io/customers/nec/

NECは、125年の歴史を持つ、ITサービス事業・社会インフラ事業をグローバルに展開する社会価値創造型企業です。2021年より本格的なコーポレート・トランスフォーメーションに取り組み、最新のテクノロジーを社内で実践しそこで得た活きた知見をお客様や社会に還元する「クライアントゼロ」戦略に基づき企業変革を進めています。
この度、Pendoは業務プロセス標準化と人事システムの刷新という二つの場面で導入され、NECにおけるDX変革に貢献しました。
業務プロセス標準化における成果
デジタルテクノロジーを活用した企業変革を推進するNECは、業務プロセスの標準化やデータの共通言語化、モダナイゼーションなどによる経営基盤の刷新に全社を挙げて取り組んでいますが、商談から受注を計上するまでの業務プロセスが標準化されていないという課題が残っていました。
そこで2023年に「経営・ファイナンスプロセス刷新プロジェクト」(以下、KFP-PJ)により、同じデータを一気通貫で扱える全社共通システムを社内開発・導入。しかし、システムの操作性が原因となり、現場からの問い合わせが急増しました。
これに対処するため、アプリケーションの画面に操作ガイドを表示して操作を支援するPendoのガイド機能を利用開始。6カ月後には滞在時間が長かった特定の3つの画面において、約30%の時間削減を実現しました。
また、すでに業務プロセス分析のために導入されていたプロセスマイニングツールとPendoを組み合わせ、実際の業務の作業時間を可視化することで分析の精度を向上させました。
具体的な業務プロセスを考案する役割を担う業務改革部門 プロセス改革統括部 チェンジマネジメントグループ ディレクターの前田英彦氏は、「操作を支援するツールとしてPendoは直感的で非常に使いやすかったです。実稼働後のエンドユーザーも、違和感なく使っています。システムを改修することなく簡単に操作ガイドやメッセージを出せるメリットを強く感じています」と評価しています。
また、前田氏が所属するプロセス改革統括部が検討したプロセスをITによって仕組み化するコーポレートIT戦略部門 グローバルKFP戦略統括部 G1-NEXTグループ 主任 渡邊優太氏は「業務の改革や標準化にあたっては、実際のプロセスの実態を知り、どこに時間がかかっているのかを正確に把握しなければなりません。プロセスマイニングだけでは深掘りできない部分をPendoで補完し、適切な業務分析スキームが確立できました」と説明しました。
人事システムでの成果
NECは、グループにジョブ型人事制度を導入するにあたり、クラウド型人事システムを導入しました。現在では、NEC本体に加え、主要なグループ会社5社を合わせた約4万8,000人が利用しています。
一方で、導入に際して、People Managerのオペレーションが増加する状況となっており、UXの向上が課題となっていました。
人事を所管するピープル&カルチャー部門では、Pendoを導入し、People ManagerのUXの改善に努めました。具体的には、人事システム上にリソースセンターを設置し、マニュアルやヘルプデスクのチケット発行への動線を大幅に改善しました。グループ会社に展開後、半年間で、リソースセンターのビューは約60,000件のアクセス、時間に換算して約2,500時間を削減しました。
また、パーソナライズされたガイドを活用し、退職予定者に対する手続きの登録率が従来の85%から98%に改善し、個別対応の工数削減にも大きく貢献しました。加えて、システム障害の際もPendoのガイド機能で画面上に「障害発生中」のアラートを表示することで、ユーザーの混乱を防ぎ、1回の障害あたり約50時間分のサポート対応工数を削減できました。
ピープル&カルチャー部門 HRトランスフォーメーション統括部 HRプロジェクトグループ ディレクター 田村周氏は「多忙なPeople Managerに操作を分かりやすく伝えていくことが課題でした。ユーザーが効率的に操作できる、すなわちUXが向上した状態は、生産性が向上している状態ともいえます。UXを高めることは、企業改革で目指すところの生産性向上の土台であると考えています」と述べています。
製品について
Pendoは、「ソフトウェアで世界のソフトウェア体験を向上する」をミッションに掲げ、すべてのソフトウェア体験を、意思決定と成長の資産に変える「ソフトウェア体験管理(SXM)」プラットフォームを提供しています。強力なソフトウェア使用状況アナリティクスとアプリ内ガイダンスおよびユーザーフィードバック機能を組み合わせることで、アプリ内のユーザー行動や特徴、感情を理解した上で、一人ひとりにパーソナライズされたガイドを提供します。ノーコードで使用できるため、技術者以外のチームでも顧客や従業員のソフトウェア体験を向上させることができます。

■Pendoについて
Pendoは、世界中のソフトウェア体験をより良くすることを使命としています。
毎月9億人以上が利用するソフトウェアにおいて、数千のグローバル企業がPendoを活用し、ユーザー体験の向上を実現しています。エンジニアでなくても、ソフトウェア上の課題を分析・評価・対応できるよう支援し、ビジネス成果の最大化を後押しします。
当社の統合型「ソフトウェア体験管理(SXM)」プラットフォームは、顧客向け・従業員向けのアプリケーション、デスクトップ/モバイル、SaaSやAIエージェント型ソフトウェアまで、企業内のすべてのソフトウェア資産を包括的に管理します。
2020年11月1日に、Pendo.io Japan株式会社として日本法人を設立。
公式ホームページ:https://jp.pendo.io/about
Pendoの導入事例詳細:https://jp.pendo.io/customers/