株式会社セルクラウド
〜簡易的で網羅的ながん検出への需要が明らかに〜
株式会社セルクラウド(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:濱野斗百礼、以下セルクラウド)は、1年以内に血縁関係のあるご家族をがんで亡くした方330名を対象に、がんの遺伝的リスクと健康意識に関する調査を実施しましたので、お知らせいたします。
公的統計(※1)によると 遺伝性がんは全がんのわずか 5〜10%にとどまり、ほとんどのがんは後天的な突然変異や生活環境要因で発生するとされています。 本調査では、遺伝的リスクへの不安や検査ニーズを可視化するとともに、採血のみでがんリスクを幅広く評価できるとされる新しい血液検査に対する関心や受容度についても探りました。

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01|血縁家族ががんで亡くなったことで、8割以上が「自身も同じがんの遺伝的リスクを持っている可能性がある」と不安視
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02|約8割が、現在受けているがんの検査について「不十分」と回答、その理由は「全身を網羅できない」が57.4%で最多
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03|血液のみで全身のがんを検出できる検査に対し、約8割が「受診意向」
本調査のダウンロードはこちら:https://micro-ctc.cellcloud.co.jp/mypage
※会員登録をしていただくと、マイページからダウンロード可能です。
■調査概要
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調査名称:がんの遺伝的リスクと健康意識に関する調査
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調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査(※2)
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調査期間:2025年8月14日〜同年8月19日
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有効回答:1年以内に血縁関係のあるご家族をがんで亡くした方330名
※1|国立がん研究センター がん情報サービス「遺伝性腫瘍」|https://ganjoho.jp/public/cancer/hereditary_tumors/index.html
※2|合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社セルクラウド」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
■家族ががんで亡くなったことで、8割以上が「自身も同じがんの遺伝的リスクを持っている可能性がある」と不安視
「Q1.ご家族をがんで亡くされたことで、あなた自身も同じがんの遺伝的リスクを持っている可能性について、不安を感じますか。」(n=330)と質問したところ、「非常に感じる」が37.3%、「やや感じる」が43.1%という回答となりました。

・非常に感じる:37.3%
・やや感じる:43.1%
・あまり感じない:10.3%
・全く感じない:4.5%
・わからない/答えられない:4.8%
■家族ががんと診断されてから、特に大変だったこと、「通院の付き添い・介護などの時間的負担が大きかった」が41.8%で最多
「Q2.ご家族ががんと診断されてから、特に大変だったことや困ったことを教えてください。(複数回答)」(n=330)と質問したところ、「通院の付き添い・介護などの時間的負担が大きかった」が41.8%、「ご本人・家族の精神的な負担(不安・悲しみ・睡眠の乱れ等)が大きかった」が37.0%という回答となりました。

・通院の付き添い・介護などの時間的負担が大きかった:41.8%
・ご本人・家族の精神的な負担(不安・悲しみ・睡眠の乱れ等)が大きかった:37.0%
・医療費・交通費・医療用品等の金銭面の負担が大きかった:34.2%
・本人または家族の休職・離職・労働時間の減少による収入減があった:25.8%
・情報収集や治療方針の選択などの意思決定の負担が大きかった:22.7%
・医療機関・行政・保険等の手続きの手間が多かった:17.3%
・家族内の役割分担や合意形成の難しさがあった:13.0%
・職場・学校・地域など周囲の理解や配慮が得にくかった:6.1%
・その他:1.2%
・わからない/答えられない:9.1%
■自身のがん検査について、4割が「会社や自治体の定期健康診断内の検査」を受診
「Q3.あなたは現在、がんの検査を受けていますか。(複数回答)」(n=330)と質問したところ、「会社や自治体の定期健康診断内の検査を受けている」が40.0%、「人間ドックを定期的に受けている」が30.0%という回答となりました。

・会社や自治体の定期健康診断内の検査を受けている:40.0%
・人間ドックを定期的に受けている:30.0%
・内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を受けている:26.1%
・気になった時に個別部位でがんの検査を受けている:16.1%
・血液検査を受けている:14.8%
・CT検査を受けている:13.3%
・PET検査を受けている:12.7%
・MRI検査を受けている:10.6%
・超音波検査を受けている:10.3%
・X線検査を受けている:10.0%
・尿検査を受けている:9.7%
・その他:0.0%
・特に何もしていない:19.4%
■約8割が、現在受けているがんの検査について「不十分」と回答
Q3で「特に何もしていない」以外を回答した方に、「Q4.現在受けているがんの検査について、不十分だと感じることはありますか。」(n=266)と質問したところ、「非常にそう思う」が32.0%、「ややそう思う」が43.9%という回答となりました。

・非常にそう思う:32.0%
・ややそう思う:43.9%
・あまりそう思わない:15.4%
・全くそう思わない:1.9%
・わからない/答えられない:6.8%
■現在の検査が不十分だと感じる理由、第1位「がんの種類ごとに別々の検査が必要で、全身を網羅できないから」
Q4で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q5.現在の検査が不十分だと感じる理由を、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=202)と質問したところ、「がんの種類ごとに別々の検査が必要で、全身を網羅できないから」が57.4%、「検査の頻度が少なく、早期発見に不安があるから」が48.0%という回答となりました。

・がんの種類ごとに別々の検査が必要で、全身を網羅できないから:57.4%
・検査の頻度が少なく、早期発見に不安があるから:48.0%
・どの検査を受ければよいか分からないから:28.7%
・検査結果が出るまでに時間がかかるから:25.7%
・検査の精度に限界があると感じるから:16.8%
・家族と同じがん以外のリスクも心配だから:16.3%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:1.5%
■血液検査だけで90%以上の確率で全身のがん細胞の有無が分かる検査について、約8割が「受けてみたい」と回答
「Q6.あなたは、血液検査だけで90%以上の確率で全身のがん細胞の有無が分かる検査があれば、受けてみたいと思いますか。」(n=330)と質問したところ、「非常にそう思う」が39.5%、「ややそう思う」が39.1%という回答となりました。

・非常にそう思う:39.5%
・ややそう思う:39.1%
・あまりそう思わない:12.4%
・全くそう思わない:4.8%
・わからない/答えられない:4.2%
■血液検査による全身がん検査に期待することは、「検査時間が短縮できること」や「検査結果が早く分かること」が上位
Q6で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q7.血液検査による全身がん検査に期待することを教えてください。(複数回答)」(n=259)と質問したところ、「検査時間が短縮できること」が47.9%、「検査結果が早く分かること」が45.9%という回答となりました。

・検査時間が短縮できること:47.9%
・検査結果が早く分かること:45.9%
・一度の検査で全身のリスクが把握できること:45.6%
・検査費用が抑えられること:34.7%
・早期発見の可能性が高まること:29.3%
・定期的に受けやすいこと:27.0%
・検査時の身体的負担が少ないこと:23.9%
・放射線被ばくなどのリスクがないこと:21.6%
・検査の精度が高いこと:17.4%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:5.0%
■「初期段階で発見できるようになればいいと思う」や「感度と特異性に問題がないようにしてほしい」などの期待も
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、血液検査による全身がん検査に期待することがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=246)と質問したところ、「初期段階で発見できるようになればいいと思う」や「感度と特異性に問題がないようにしてほしい」など246の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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どういった段階で発見できるかが気になる。初期段階で発見できるようになればいいと思う。
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腫瘍マーカーは偽陽性も偽陰性も出るので、病理学的には確定診断と言われていない。偽陰性の場合には早期発見が遅れて取り返しがきかない。感度と特異性に問題がないようにしてほしい。
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安価で精度が高ければすぐにでもやりたい。
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検査の透明性が高いこと。
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どこの病院でも手軽に受けられるようになって欲しい。保険が効かなくてもあまり高額にしないで欲しい。
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精度がどれくらい高いのか明確にしてほしい。
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血液検査のみでわかるなら検査時間や費用の削減にもなっていい。どこまで見つけられるかどんどん進化していけば早期発見もできていいと思う。
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低コスト(費用・時間・肉体的負担)で対応できるのが最善。
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どういった段階で発見できるかが気になる。初期段階で発見できるようになればいいと思う。
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腫瘍マーカーは偽陽性も偽陰性も出るので、病理学的には確定診断と言われていない。偽陰性の場合には早期発見が遅れて取り返しがきかない。感度と特異性に問題がないようにしてほしい。
■がんの遺伝的リスクを軽減するための対策、「定期的な検査・健診を受けている」が36.1%で最多
「Q9.あなたは、がんの遺伝的リスクを軽減するために、現在どのような対策を行っていますか。(複数回答)」(n=330)と質問したところ、「定期的な検査・健診を受けている」が36.1%、「運動習慣を取り入れている」が32.4%という回答となりました。

・定期的な検査・健診を受けている:36.1%
・運動習慣を取り入れている:32.4%
・食生活の改善を心がけている:31.5%
・ストレス管理を心がけている:21.5%
・禁煙・減煙をしている:20.3%
・十分な睡眠を取るようにしている:20.3%
・飲酒量を控えている:18.8%
・サプリメントを摂取している:14.2%
・その他:0.0%
・特に対策は行っていない:17.6%
・わからない/答えられない:4.5%
■「がん情報の取得」や「ストレスためない。笑うこと」などの対策も
Q9で「特に対策は行っていない」 「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q10.Q9で回答した以外に、がんの遺伝的リスクへの対策として取り組んでいることがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=257)と質問したところ、「がん情報の取得」や「ストレスためない。笑うこと」など257の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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がん情報の取得。
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ストレスためない。笑うこと。
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家族に検査を勧める。
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遺伝の影響の調査。
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免疫機能改善のドリンクを飲んでいる。
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健康的な食事と運動。
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毎日 規則正しく生活し3食決まった時間に食事を取り 睡眠時間など 適切に取ること。
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ゆっくり休む。
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電磁機器の使用をやめた。
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職場の定期検診と市町村から送られてくるがん検診を受けていますが、それで早期発見ができているのかわかりません。あとは、睡眠をよく取ることを心がけています。
■まとめ
今回は、1年以内に血縁関係のあるご家族をがんで亡くした方330名を対象に、がんの遺伝的リスクと健康意識に関する調査を実施しました。
まず、家族ががんで亡くなったことで、8割以上の方が「自身も同じがんの遺伝的リスクを持っている可能性がある」と不安視していることが明らかとなりました。がん検査の実態については、40.0%が「会社や自治体の定期健康診断内の検査を受けている」、30.0%が「人間ドックを定期的に受けている」一方で、19.4%が「特に何もしていない」状況です。また、現在受けている検査については、約8割が「不十分だと感じている」と回答しており、その理由として「がんの種類ごとに別々の検査が必要で、全身を網羅できない」が57.4%、「検査の頻度が少なく、早期発見に不安がある」が48.0%を占めました。最後に、血液検査だけで全身のがん細胞の有無が分かる検査への関心については、78.6%が「受けてみたい」と回答し、その検査に期待することとして「検査時間が短縮できること」(47.9%)や、「検査結果が早く分かること」(45.9%)などが上位に挙げられました。
今回の調査では、血縁にがん経験者がいる人の多くが「自分も遺伝でがんになるのでは」と強い不安を抱いている実態が明らかになりました。しかし、実際に遺伝性がんは全体のごく一部に限られ、こうした認識とのギャップが浮き彫りになりました。現在の検査は部位ごとに行われるため十分な安心感を得にくく、期待項目に「費用の抑制」や「放射線被ばくの回避」が挙がった点からは、従来検査に伴う負担感もうかがえます。こうした中、採血のみで全身のリスクを確認できる次世代検査技術への期待が高まっており、その普及が予防医療を支える鍵となるでしょう。
本調査のダウンロードはこちら:https://micro-ctc.cellcloud.co.jp/mypage
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■がんの不安と苦しみをなくす|セルクラウド

現在、日本人の2人に1人以上ががんになり、40歳以上の約4割の人ががんで亡くなっていると言われています。誰にでも発病の可能性があるがんの怖さは、気づいた時には手遅れとなっている「発見の難しさ」にあると私たちは考えています。
人間ドックを毎年欠かさず受けている方でも、全身のがんリスクを全てスクリーニングできている方はごくわずかです。がんは肺や胃などの主要部位「だけ」にできるものではなく、人間ドックの基本メニューにはない部位でも罹患してしまう可能性があります。しかし全身をくまなくチェックしようとすると、足りない部位ごとに追加の検査を受ける必要があり、費用はもちろん時間もおよそ1日では終わらなくなってしまいます。
一方で、がん検査を受けていない方の一番の理由は「時間がないから」です。受けたい気持ちがあっても、通常のがん検査や人間ドックすらままならず、ましてや全身のがんスクリーニングともなれば、受検へのハードルはさらに高くなります。昨今は、血液や尿、唾液などを採取し送るだけの簡易的ながんリスク検査が登場してきました。がんのリスクチェックの受検率が上がることはとても喜ばしいのですが、多くは間接的あるいは統計的に、その傾向値からリスクを判定し判断されます。結果については、いささか曖昧な部分があることは否めません。
このような背景の中、私たちがご提供するマイクロCTC(Circulating Tumor Cells =血中循環がん細胞)検査は、増殖の過程で血中に漏れ出したがん細胞そのものを検出し、その「数」まで明示することが可能です。クリニックでのわずか1回の採血だけで、細胞レベルで全身のがんスクリーニングがおこなえるがんリスク検査になります。
時間のない方でも、体に負担をかけず、ほんのわずかな時間で全身のがん※のリスクを見極めることができれば、多くの方のがんへの「不安」を解消できるのではと私たちは考えております。
「いつか、自分もがんになるかもしれない」という不安。「もしかしたら、がんかもしれない」という不安。「再発するのではないか」という不安。見えないがゆえにつきまとう、さまざまな「不安」を払拭することができれば、その先にあるがんの「苦しみ」をなくすことも可能になります。
私たちは「がんの不安と苦しみをなくす」ために、マイクロCTC検査を1人でも多くの方にご利用いただけるように尽力してまいります。
※血液のがんは除く
詳しくはこちら:https://cellcloud.co.jp/
■会社概要
会社名 :株式会社セルクラウド
設立 :2022年4月
代表者 :代表取締役社長 濱野 斗百礼
所在地 :〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-21-7 第5瑞穂ビル5F
事業内容:マイクロCTC検査を活用した、がんリスク検査事業