キンドリルジャパン株式会社
企業はAIの導入により、数十億ドル規模のコスト削減と収益向上を期待メインフレームはハイブリッドIT環境におけるAI活用の中核的技術基盤として機能
ニューヨーク、2025年9月9日 — ミッションクリティカルなエンタープライズ・テクノロジー・サービスのリーディングプロバイダーであるキンドリル(NYSE:KD、以下 キンドリル)は本日、第3回目となる年次調査「メインフレームモダナイゼーション状況調査レポート」の結果を発表しました。本調査では、急速に進化するデジタル環境の中で企業がメインフレームの役割を再定義する状況が明らかになりました。企業はスキル不足や規制対応の課題に直面しながらも、柔軟なモダナイゼーション戦略を採用し、大規模にAIを活用して、ハイブリッドIT環境におけるメインフレームの利用を強化しています。
500人のビジネスおよびITリーダーを対象として実施された本調査によると、モダナイゼーションプロジェクトのコストは減少し、投資利益率 (ROI)が向上していることが明らかになりました。現在、メインフレーム上でのモダナイゼーション、クラウドとの統合、または他のプラットフォームへのワークロード移行といった取り組みにおいて、288~362%のROIが報告されています。さらに、回答企業の80%が過去1年間で市場動向、地政学的動向の変化、新たな規制、新技術に適応するために、メインフレームのモダナイゼーション戦略を見直しています
また、今回の調査では、AIの位置付けが将来の検討事項から現代のビジネス推進力へと変化したことも明らかになりました。回答企業の約90%がメインフレーム上で生成AIを導入完了、または導入を計画中と回答しています。回答者はAIと生成AIの活用によって今後3年間で約130億ドルのコスト削減と約200億ドルの収益増加が見込まれると予想しています。また、AIは労働力全体のスキルギャップの解消にも役立っています。半数以上(56%)がハイブリッド環境におけるAIの新たな高付加価値の役割を見出し、過去1年間でプラットフォームの利用が増加したと回答しています。
キンドリルのコア・エンタープライズのグローバルのプラクティスリーダーであるハッサン・ザマト(Hassan Zamat)は次のように述べています。「メインフレームは、AIを活用したハイブリッド戦略の中核として、数十億ドル規模の収益を生み出すと同時に、お客様のイノベーションを後押ししています。企業はより実践的なアプローチでモダナイゼーションを進め、優れたビジネス成果の創出と新たなテクノロジーの導入を推進しています。適切なパートナーと連携することによって、回復力を備え、将来を見据えたプラットフォームを構築することができます」
また、モダナイゼーションの成功には、メインフレームと新技術の両方に精通した人材の確保が重要になっていることも明らかになりました。実際、70%の企業がマルチスキルの人材の確保に苦戦しており、74%がモダナイゼーションを推進するためにサードパーティのプロバイダーを利用し続けています。また、回答者の94%は、自社のモダナイゼーション計画が規制遵守に大きな影響を受けており、モダナイゼーションの意思決定において、依然としてセキュリティが根本的な懸念事項であると述べています。そして、本調査は、企業がこれらの課題への対応を進める中で、メインフレームが依然として最も重要な技術基盤であり続けていることを示しています。
メインフレームのモダナイゼーション、企業がその取り組みに関連する課題、リスク、メリットをどのように捉えているかについての詳細は、「キンドリルメインフレームモダナイゼーション状況調査レポート2025年」をご覧ください。
当プレスリリースは、2025年9月9日(米国現地時間)にキンドリルが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照してください。
https://www.kyndryl.com/us/en/about-us/news/2025/09/mainframe-modernization-delivers-big-roi
キンドリル(Kyndryl Holdings, Inc.)について
キンドリル(NYSE: KD)は、ミッションクリティカルなエンタープライズ・テクノロジー・サービスのリーディングプロバイダーで、60カ国以上で数千にのぼる企業のお客様にアドバイザリー、インプリメンテーション、マネージドサービスを提供しています。世界最大のITインフラストラクチャーサービスプロバイダーとして、世界中で日々利用されている複雑な情報システムの設計、構築、管理、モダナイズを行っています。 詳細については、www.kyndryl.com(英語)またはwww.kyndryl.com/jp/jaをご覧ください。