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生成AIの社内利用率100%をめざして開催したアイデアコンテストで、1,000件超の応募

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株式会社日立ソリューションズ

輸出管理業務で活用できるエージェンティックAIが最高位の社長特別賞を受賞

生成AI活用のアイデアコンテストの最終審査会の様子

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:森田 英嗣/以下、日立ソリューションズ)は、AIを駆使して業務を変革するAIトランスフォーメーション(AX)の全社での推進活動の一環として、生成AI活用のアイデアコンテストを開催しました。日立ソリューションズグループより1,000件を超える応募があり、9月3日に実施された最終審査会では、社長特別賞1件を含む優秀な事例やアイデア10件を選出しました。

 日立ソリューションズは、2024年度より「DX by AX toward SX」をスローガンとして掲げ、持続可能な企業経営や社会の実現に向けて、AIの活用を通じたDXを加速させています。具体的には、専門組織を設置し、お客さまに提供するソリューションの高度化、開発や業務の効率向上、リスク管理とガバナンスの3つの観点から、AI、生成AI、AIエージェントの活用を全社で促進しています。アイデアコンテストは、生成AIを当たり前に使う企業風土の醸成と、生成AIの社内利用率100%をめざす施策として開催しました。社長特別賞は、輸出管理業務のキャッチオール規制審査で活用された自律型AIエージェント(エージェンティックAI)です。その他の受賞案件もAIエージェント化を進め、社内実証やお客さまへの提供も視野に入れています。

■生成AI活用のアイデアコンテストについて

 アイデアコンテストは、生成AIやAIエージェントの法人向け導入、活用およびデジタル人材の採用、育成、評価を支援する株式会社ギブリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井手 高志/以下、ギブリー)の支援のもと、実施しました。募集テーマは、身近な業務課題などを解決する「社内業務全般の改善」と、「開発技法・プロセスの改善」の2つで、利用中から構想段階のものまで幅広く対象としました。

 4月に募集を開始し、6月の書類審査の予選では、1,000件を超える応募の中から実用性や成果が期待される約100件を選出しました。本選一次の社員投票、ギブリーの有識者3名や日立ソリューションズのデータサイエンティストらを含む事務局による書類審査を経て、20件のアイデアが残り、9月3日にプレゼン形式での最終審査を実施しました。最終審査では「実現可能性」、「効果」、「発展性と横展開可能性」の3点で評価され、最高位の社長特別賞、優秀な事例やアイデアを選びました。

アイデアコンテストの審査プロセス

■最終審査で評価されたアイデアについて

 社長特別賞を獲得したのは、Hitachi Solutions America, Ltd.にて開発された、輸出管理業務のキャッチオール規制審査におけるエージェンティックAIです。キャッチオール規制審査は、取引相手が輸出規制の対象に該当しないかを事前に審査し、国際的な信頼性と責任を担う業務です。エージェンティックAIを活用することで、審査対象企業の情報収集から分析、審査レポートのドラフト生成、問題点の調査、レポートの完成までを自動化しました。AIが自律的にドラフトから問題点を特定し、調査計画を立案、実行することができるため、審査時間の約60%短縮を実現した点などが評価されました。

 このほか、新規事業検討におけるスタートアップの商材調査を効率化するAIエージェントや、IT技術者のスキルシートと製品情報を照合し、最適な協力会社を自動提案する生成AI、ソースコードをもとに仕様説明資料を自動生成するAIなど、10のアイデアに賞が贈られました。

■背景

 近年、AIは業務効率化や創造性の向上において大きな可能性を持つ技術として注目されています。

 日立ソリューションズグループは2024年より、IT人財不足に備えた生産性向上、市場での競争力強化に向けて、AI、生成AI、AIエージェントの活用を企業文化の一部として定着させる取り組みを推進しています。

 最初に策定したのが、AI活用に関する全社スローガン「DX by AX toward SX」です。このスローガンの下、国内外の拠点の従業員一人ひとりが生成AIを活用し、開発現場や営業、スタッフ部門においても業務の質とスピードを向上させ、より高い付加価値を創出することをめざしています。

 社内で取り組む事例として、情報セキュリティや勤怠入力などの社内問い合わせに対し、チャットボットが自動回答しています。また、イントラ上の専用ポータルサイトには、特定の業務向けのAIチャットボットやAIエージェント、生成AIを活用した開発のユースケース、AIスキルの学習コンテンツが集約されています。社員の関心も高まっており、アイデアコンテストの期間中に開催した、アイデアを具体化するためのテクニックや生成AIを適用する業務の見極め方などを学べるプレセミナーには、延べ約850人が参加しました。

 日立ソリューションズが定期的に行っている全社調査では、生成AIの社内利用率は2024年6月時点で約20%でしたが、アイデアコンテストを含めたさまざまな施策の効果によって、2025年9月頭時点で約85%まで上昇しています。

日立ソリューションズについて

 日立ソリューションズは、お客さまとの協創をベースに、最先端のデジタル技術を用いたさまざまなソリューションを提供することで、デジタルトランスフォーメーションを実現します。欧米、東南アジア、インドの各拠点が連携し、社会や企業が抱える課題に対して、グローバルに対応します。

 そして、人々が安全にかつ安心して快適に暮らすことができ、持続的に成長可能な社会の実現に貢献していきます。

 詳しくは、日立ソリューションズのウェブサイト(https://www.hitachi-solutions.co.jp/)をご覧ください。

ソリューションに関するお問い合わせ先

株式会社日立ソリューションズ

https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/ 

※その他、本文中の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月17日 11時00分)

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