ugo株式会社
業務DXロボットの開発を手掛けるugo株式会社(ユーゴー、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:松井 健、以下 ugo)は、株式会社ニップン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:前鶴 俊哉、以下ニップン)の千葉工場に小型AI搭載の自動巡回点検ロボット「ugo mini」を導入しました。

◼︎背景
今回「ugo mini」が導入されたニップン千葉工場は、1978年に竣工したニップン最大規模の製粉工場です。製粉工場のような装置産業型の工場は、設備が広範囲に設置されており製造の要となっています。そのため設備点検の重要性が非常に高い工場です。将来的に人手不足の深刻化が予想される中、メンテナンスや点検作業に従事する人材の確保が重要な課題となってきます。
自動巡回点検ロボットを導入することで、将来にわたる安定的な運用体制の構築に向け、省力化およびデジタル技術の活用による業務効率化を目指しています。

■ 目的
・点検作業の省人化、省力化による作業負担の軽減と将来の人手不足への対応
・サーマルカメラやAIを活用したデジタル点検による異常の早期検知と予防保全の強化
・点検精度の向上と作業標準化によるデータ管理の高度化、設備管理の品質向上
・ロボット巡回点検の仕組み確立による安定的で持続可能な運用体制の構築
■ 主な取り組みの内容
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温度異常検知
「ugo mini」にサーマルカメラを搭載し、設備の温度を自動で監視。異常な温度上昇を検知することで、設備トラブルや火災リスクの早期発見を目指します。
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計器自動読取
メーターを静止画で撮影し、AIで数値の自動読み取りを実施。点検業務の記録を自動化し、データ管理の高度化と予防保全の強化を試みます。
■ 今後の展開
今回の導入を踏まえ、ニップン他工場への展開も視野に食品工場での巡回点検の可能性を探ってまいります。
ugoは、点検データの蓄積と可視化を通じて予防保全やトラブルの早期発見に寄与するとともに、今後も現場のニーズに即した機能拡張や運用支援を進め、持続可能で効率的な点検・保守業務の実現に貢献してまいります。
●業務DXロボット「ugo(ユーゴー)」とは
「ugo(ユーゴー)」は、遠隔操作とAIによる自動制御を融合したハイブリッド型の業務DXロボットです。
警備・点検・案内など、現場ごとに異なる設備や業務に柔軟に対応できる設計で、ロボットの選定や運用もカスタマイズ可能。
人手不足が深刻な業務領域において、人の代替ではなく“人と協働するパートナー”として、業務の継続性と効率化、そしてDXの実現を支援します。
●「ugo mini(ユーゴーミニ)」とは
『ugo mini』は、狭小空間やセキュリティルームなどでの点検業務に特化して開発されたコンパクトモデルです。伸縮式カメラや自律巡回機能を備え、小型ながらも高い性能を発揮し、効率的かつ精度の高い監視・点検を実現します。従来のugoシリーズに比べ、よりコンパクトで低価格なプロダクトです。
■ugo株式会社 会社概要
所在地: 東京都千代田区東神田1−7−8
設 立: 2018年
代 表:松井 健
URL: https://ugo.plus/
事業内容:ugoソリューションの提供・運用、RaaSフレームワークの開発・提供・運用