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■背景:水産業界が抱える効率化の課題とクラハシの理念

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株式会社 クラハシ

クラハシ、株式会社OMITおよび山陽石油株式会社と連携し水産業界のAI化による「人を守る生産性革命」を推進

  2025年9月17日

報道関係者各位    株式会社クラハシ

 水産物総合卸売商社の株式会社クラハシ(本社:広島県福山市、代表取締役社長 天野文男)は、株式会社OMIT(所在地:広島県福山市駅家町江良113-7/代表取締役社長 末吉孝臣)および山陽石油株式会社(本社:広島県福山市新浜町1-2-5/代表取締役社長 大野貴嗣)と連携し、水産業界におけるAI活用と業務効率化を推進する新たな取り組みを開始いたします。

本取り組みは、単なる自動化や人員削減を目的とするものではなく、既存の流通や市場機能を尊重しつつ、従業員を守り 人にやさしい効率化を地元企業で協調しながら相互に実現、発展することを狙いとしています。

志を同じくする地域企業間での協創を通じて、合理的な効率化への研究と実現を目指しています。

■背景:水産業界が抱える課題とクラハシの理念

日本の水産業は、長らく「デジタル化やAI化の遅滞」という課題を抱えてきました。他産業に比べて効率化の波に乗り遅れており、慢性的な人手不足や人口減少という構造的問題に直面しています。こうした中、クラハシは「水平展開」を重視し、既存の流通や市場機能を軽視することなく、むしろ「餅は餅屋」という発想を根底に据え、各分野の専門性を尊重しながら効率化と高度化を進めています。既にある機能を強化・最適化することで、水産流通を「食のお台所」として進化させ、社会的役割と貢献度をさらに高めることを目指しています。

クラハシの根底にあるのは、創業以来のスローガン「海と人を想う」という理念です。海の未来、人、そして魚に関わるすべての人々──社員、その家族、地域社会に生きる人々の健康と幸せを守りたいという想い。魚を食べることで人々に健康になってほしいという願い、そして限りある資源への敬意。この「想い」を基盤として、AIを人に代わる存在ではなく、人を支えるためのツールとして導入し、水産業の新しい未来を切り拓こうとしています。

■「人を守るAI」による生産性革命

今回の取り組みは、単なる業務効率化にとどまらず、水産業の持つ「社会的基盤としての役割」を未来に引き継ぐことにあります。既存機能を強化しつつAI技術を導入することで、業務の効率性と透明性を高め、社員がより付加価値の高い活動に専念できる環境を整備します。これにより水産業全体の信頼性を向上させ、「内に和、外に信頼」という社是を体現しながら、地域経済と食文化の持続的発展に寄与してまいります。

また、AIによって削減されたコストは社員への還元や新規事業への投資に振り向ける方針です。クラハシは人材を最も大切な資産と位置づけ、AIを「人を守るための支援ツール」として積極的に活用します。

■3社連携で描く、水産業界の未来 

取り組み内容

(1)短期(1年以内)

・請求書処理、受発注、在庫管理、書類整理などの定型業務をAI / RPAで自動化

・EC業務や広報・デザイン領域での生成AIを活用

・20~30%のコスト削減を実現し、社員の時間を創出

(2)中期(2年以内)

・営業支援AI(顧客分析、需要予測、提案資料の自動作成)の導入

・物流最適化(配送計画、仕入れ販売データの統合管理)

・管理部門業務の効率化

・約40%の効率化を目標とし、現場の負担を軽減

(3)長期(持続的発展段階)

・市場連携を含む水産取引全体の再設計

・異業種との協業による地域経済全体の効率化

・最終的に50%の効率化を達成し、人材と企業の両輪を守る仕組みを確立

■連携各社の役割

株式会社OMIT(AI技術・伴走型DX支援)

AIを「共に育ち、支え合う存在」と位置づけるOMITは、伴走型DX支援サービス「AIセンパイ」を通じて、現場の教育負担軽減や属人化の解消に貢献します。クラハシの複雑な事務処理や定型業務をAIに委譲することで、社員がより創造的な業務に 集中できる環境を構築します。

山陽石油株式会社(地域インフラ・情報発信)

燃料供給事業に加え、地域情報サービス「まいぷれ福山市」を運営する山陽石油は、地域に根ざしたネットワークと情報発信力を今回の連携に提供します。クラハシの専門性、OMITのAI技術、そして山陽石油の地域インフラが連携することで、福山市全体に「人を守る効率化」のモデルケースを広めていきます。

■これまでの実績と今後の展望

クラハシはまず、定型業務のもととなるデータのインプットを継続し、企業や個人の特性をAIに学習させることで、営業・総務をはじめとした様々な業務を「指示するだけで」作成・分析・アドバイス・代替作業が可能となる環境の構築を目指しています。

これにより、請求書作成や受発注処理、議事録や報告書の草案作成など、時間を取られてきた定型業務をAIが支援し、社員はより付加価値の高い活動に専念できる未来を描いています。今後はOMITや山陽石油との協業を通じ、セキュリティを担保したAIサーバー環境の構築を進め、段階的に導入範囲を拡大します。

さらに、基幹システムの領域においてもAIとの連携を意識した改修を検討していくとともに、主要なお取引メーカー様等からのヒアリングを実施し、事務処理の軽減を相互に実現できるようDX推進を強化してまいります。

【会社概要】

社名 :株式会社クラハシ

本社所在地:広島県福山市引野町1-15-12

代表者  :代表取締役社長 天野文男

設立   :1967年2月

事業内容 :水産物卸売業、食品加工業、外食事業ほか

URL   :https://www.kurahashi.co.jp

株式会社クラハシとは

クラハシは「海と人を想う」を理念に掲げ、水産物卸売を中心に、加工・販売・外食まで幅広く事業を展開しています。

近年では、プレミアムブランド「贅沢至高」(https://zeitaku-shiko.com)を開発し、全国へ高品質な魚食文化を発信しています。

また、地域の旬魚を国内外へ届けるECプラットフォーム「SETOnagi」(https://setonagi.com)を展開し、付加価値販売を志向しています。

さらに、福山大学やパートナー企業と連携して「シロギス陸上養殖」の研究・商品化にも取り組み、次世代型水産業の先駆けを担っています。尾道朝市など地域に根ざした活動も継続し、魚食文化の発展と持続可能な社会に貢献してまいります。

クラハシは、魚魚普及を願い、毎日70gおさかなを食べよう活動を推進しています。https://www.kurahashi.co.jp/cm1/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月17日 15時00分)

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