河出書房新社
ちょっとこだわりたいお菓子づくり好きさんへ、本場フランス・ブルターニュ在住のお菓子研究家が紹介する特別なレシピ。

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、フランス・ブルターニュ在住のお菓子研究家、松岡由希子によるレシピブック『おいしさの秘密はキャラメル、バター、塩 フランス・ブルターニュから届いたお菓子レシピ』(税込定価1,980円)を2025年9月18日に発売いたします。
ブルターニュ地方では、ママンたちがおおらかに作るあたたかで素朴なお菓子が日々の暮らしの中にあります。現代のフランス菓子はスタイリッシュに進化していますが、それとは違う魅力で輝きを放っています。
本書では、バター、塩、キャラメルという、ブルターニュの食文化の象徴であり、この地のお菓子に欠かせない素材にスポットをあて、お菓子をおいしくする秘密を解き明かしながら、ブルターニュを中心にフランス菓子の魅力を紹介します。


◆ブルターニュのお菓子づくりは、まるで魔法のよう。
粉、砂糖、卵、牛乳、バターといったシンプルな素材をベースにしながら、配合や混ぜ方、焼き方の微妙な違いによって、まったく異なる味わいや食感が生まれます。
◆秘密1:キャラメル

一口に「キャラメル」と言っても、その作り方や仕上がりはさまざま。この本では4つの「キャラメル」を紹介します。
▷砂糖をカラメリゼする →クレーム・ブリュレ など
▷砂糖と水を煮詰めてカラメルを作る →クレーム・キャラメル など
▷砂糖と牛乳やクリームをキャラメリゼする →フロランタン など
▷キャラメルを生地やクリームに混ぜる →フラン・パティシエ など
◆秘密2:バター

どんな形状で使うか、どんな混ぜ方をするかで、仕上がるお菓子の食感や風味が変わります。
▷ポマード状バター →カトル・カール など
▷冷やしバター →クイニーアマン など
▷溶かしバター →クレープ・ブール=シュクル など
▷焦がしバター →フィナンシェなど
◆秘密3:塩

甘さを引き立て、深いコクとキラッとした華やかさをもたらしてくれます。この本では粒の大きさや塩味の強さの違う3種類の塩を例に紹介します。
▷セル・ファン:サラサラした細粒塩 →ディアマン など
▷フルール・ド・セル:うまみが特徴の希少な一番塩 →プティ・ブール など
▷グロ・セル:粒子の大きいまろやかな粗塩 →ファー・ブルトン など
ちょっとこだわりたいお菓子づくり好きさんのための、特別なレシピ。クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーといったイベントのときにもおすすめです。本場フランス・ブルターニュ在住のお菓子研究家が紹介する『おいしさの秘密はキャラメル、バター、塩 フランス・ブルターニュから届いたお菓子レシピ』発売に、ぜひご注目ください!
●著者 松岡由希子 Yukiko Matsuoka
お菓子・料理研究家。
商社勤務を経てル・コルドン・ブルーパリ校に留学し、製菓・料理のグランディプロムを取得。パリのホテル・ドゥ・クリヨンなどで研鑽を積み、帰国後、ル・コルドン・ブルー日本校にてアシスタントおよび通訳として8年間勤務。2012 年にフランスのブルターニュ地方に移住し、ショコラトリー、パティスリー、サロン・ド・テの企画運営に10年間携わる。オンラインで「フランス菓子、料理のオンライン サロン Table de l’Hermine」を開催中。監修した書籍に『モン・サン=ミシェルの修道女 四季の食事とていねいな暮らし』(グラフィック社)がある。
https://www.instagram.com/yukiko_light/
https://www.tabledelhermine.com/ *2025年10月レッスン開講予定
●新刊情報

書名: おいしさの秘密はキャラメル、バター、塩 フランス・ブルターニュから届いたお菓子レシピ
著者: 松岡由希子
仕様:B5/並製/96ページ
発売⽇:2025年9⽉18日
税込定価:1980円(本体1800円)
ISBN:978-4-309-29531-2