TXP Medical
次世代リサーチの可能性 医師を前に「大丈夫です」と言ってしまう患者の真意をどう捉えるか?
TXP Medical株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:園生智弘、以下TXP Medical)は、株式会社マクロミルケアネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:徳田茂二、以下マクロミルケアネット)と共同で、医療・ライフサイエンス領域におけるリアルワールドデータとリサーチの融合をテーマとした取り組みを開始しました。今後さらに重要視されるPatient Centricityの実現には「プライマリーリサーチで得られるインサイト」と「RWDが示すファクト」の融合が不可欠です。
両社が「医師・患者・企業をつなぐ新たなリサーチモデル」を共創するため、今後の新たな協業やセミナー企画などを開始します。

医療・ヘルスケア分野専門のマーケティングリサーチを手がけるマクロミルケアネットは、3,600万人にのぼる国内最大級のパネルネットワークを誇るインサイト企業です。その集積データは患者や医師の「生の声」として医薬品開発やマーケティング戦略に活かされています。
電子カルテテキストや検査値、レセプトデータなど、客観性がある程度担保されたリアルワールドデータ(RWD)と異なり、「生の声」を用いた分析には話者の属性や状況を加味して真意を解釈するスキルが求められます。
医師の前で「大丈夫です」と言ってしまう患者の “声なき声” をいかに拾い上げ、真のPatient
Centricityを実現するかという問いに向き合ってきた徳田氏と共に議論し、リアルワールドデータ(電子カルテテキスト・検査値・レセプトデータ等)と、患者や医師からの定性データを補完的に活用することの意義や、希少疾患領域における「病院に来る前の情報」の価値についても考察することで「次世代リサーチの可能性」が見えてきました。
今回の座談会を皮切りに、TXP Medicalとマクロミルケアネットは「調査データと医療データの融合による新たなリサーチ手法」の確立を目指した共同取り組みを推進し、医療業界における「Patient
Centricity×RWDファクト」のデータ活用に新たな価値を創出していきます。

“共に考え、共に挑み、共に変革する。”
TXP Medicalは、『Medical Data Lab』を通じて、製薬企業・医療機関・アカデミアと共に、医療データ活用のリアルと未来を語り合う座談会を継続的に展開しております。
■ Medical Data Labについて
『Medical Data Lab』は、製薬企業・医療機関・アカデミアをはじめとする、医療データに関わる多様なプレイヤーが“共に考え、共に挑み、共に変革する”ことを目的としたオープンラボです。
医療データに関する実践知を共有し、次世代の研究・開発・実装を共に創出するプラットフォームを目指しています。
▼Medical Data Lab 公式note
https://note.com/medical_data_lab
▼Xアカウント

■ TXP Medicalについて
TXP Medicalは「医療データで命を救う」をミッションに、現役の救急集中治療医が立ち上げた医療データスタートアップです。全国の大学病院や地域中核病院に導入された急性期医療システム『NEXT Stage ER』を基盤に、電子カルテ由来のリアルワールドデータ(RWD)を構造化し、標準化された900項目以上の検査値と豊富なカルテテキストを活用した臨床研究支援や実態調査、治験支援サービスを提供しています。
800床クラスの大病院を中心に構築されたネットワークと、医師・研究者による専門チームを強みに、製薬企業・医療機器メーカーなど35社以上との連携実績を有し、急性期から希少疾患、オンコロジーまで多様な疾患領域の課題解決をご支援しています。
医療データホームページ:https://medical-dataservice.com/
社名:TXP Medical株式会社
所在地:東京都千代田区神田東松下町41-1 H¹O神田706
代表者:代表取締役CEO 園生智弘(救急科専門医)
設立:2017年8月
事業内容:急性期医療データプラットフォーム、AI技術、RWD活用サービス