株式会社久米設計
株式会社久米設計(本社所在地:東京都江東区潮見2-1-22)は、当社が設計した「なでしこ芸術文化センター」が日事連建築賞 国土交通大臣賞を受賞したことをお知らせします。
■日事連建築賞とは
なでしこ芸術文化センター

【設計者コメント】
この度栄誉ある日時連建築賞国土大臣賞を受賞できましたこと、大変光栄に存じます。神戸市が掲げる「リノベーション・神戸」の一環として計画された、神戸市西区の複合文化施設を、行政のビジョン、神戸市の魅力、地域の思い等を紡ぎながら、西区のこれからを区民の方と共に進む施設として西神中央駅前に実現させました。駅前の立地を生かした地域のランドマークとなるような形態に加え、誰もが気軽に立ち寄れるサードプレイスとして、音楽・ダンス・各種イベント・読書・学習・交流等の様々な市民活動をサポートする施設として、日常的に利用され永く愛される施設となることを願っております。建築主、施工者、運営者、そして関係者の皆様と協働してプロジェクトが進められ、施設完成しましたこと、また多くの区民の方に利用頂ける運営を続けられていること、深く感謝申し上げます。
【建築概要】
名称:なでしこ芸術文化センター
所在地:兵庫県神戸市西区美賀多台1-1-1
建築主:神戸市
設計:久米設計
施工者:鹿島建設
延床面積:6,172㎡
階数:地上4階
構造:RC/一部S
竣工:2022年6月
受賞:日事連建築賞 国土交通大臣賞/グッドデザイン賞/日本建築家協会優秀建築選/建築人賞/人間サイズのまちづくり賞
【設計コンセプト】
街のリブランドを担う、街に開かれた複合文化施設
神戸市西区に整備されたホールと図書館の複合文化施設。高度成長期に整備された西神中央地区周辺一帯のリノベーションの一環としてブランド力向上を目的として計画された。賑わいの核となるようホールを駅側に、西側の住居エリア側に図書館、交差点側に「交流モール」を配置。駅側前面に「交流広場」、集合住宅との間に「憩いのプロムナード」を設け、街区を一体化し回遊性を向上。利便性の高い駅直結の歩行者デッキも整備。ホールは原石・結晶をイメージした音響に優れたコンクリートのモノコックとし、図書館は滞在散策型の図書館とした。図書館と交流モールの外観は上部に異国情緒ある神戸をイメージしたアルミ格子でシンボリックなハコを作り、その下をガラス張りとして「街に開かれた建築」とした。また、ホールと図書館が相乗効果を生むように全館で自由に本が読める施設とし、2つの施設をつなぐ「交流モール」には知と芸術が融合した「アートウォール」と名付けた棚を設置し、この施設ならではの出会いと新たな想像を生み出す場とした。また、ホール舞台後壁の建具を開放し、駅側の広場と繋いだイベントが行える計画とした。
【会社概要】
株式会社久米設計
「豊かさ」を拓く。私たちは「豊かさ」とは何かを真剣に考える多様な個性の集合体です。地域・人を大切に、未来を見据えた新たな価値を創造していきます。
1932年の創設以来、数多くの都市、建築の設計を手掛けてきました。技術とデザインの融合を追求し、人と社会への貢献を目指す企業です。本社を東京都江東区潮見に構え、社員数約650名(約450名の資格を有する専門家)を擁し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでおります。持続可能な社会の実現へ、技術とデザインで貢献してまいります。
URL:https://www.kumesekkei.co.jp/
所在地:東京都江東区潮見2-1-22
取締役社長 井上宏
【久米設計Instagram】