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孝明天皇は救国のヒーローだった! これまでの幕末史観を揺るがす新考察 ーー 天皇と将軍 ”不争の誓い”

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株式会社ダイヤモンド・ビジネス企画

一筆芳巳氏による「1866KYOTO最後の天皇」が、9月29日より全国書店で発売開始。

『1866KYOTO最後の天皇』書影

孝明天皇は本当に臆病者だったのか?

将軍慶喜はなぜ大坂城を捨てて逃げ帰ったのか?

明治維新の“大嘘”に挑む、歴史IF文学の衝撃

1866年 ―― それは激動の幕末期における分岐点。過去10年の災害と欧米列強の圧力による混乱、そして後の10年の戦争と明治政府下の政争の狭間に位置する一年だった。

イギリスを後ろ盾とし、薩長による倒幕の陰謀が進められるなか、京都では孝明天皇と徳川慶喜が新政府構想を語り合う。しかし天皇は志半ばで急逝。その翌年、残された慶喜は不戦の姿勢を貫き、その意志は歴史の謎となった。

その真の意味とは ――? 

京都という都市空間上に描かれた、戦わぬ勇気と、失われた可能性を描くIF文学。160年前の沈黙が、置き忘れられた日本の姿を今に問いかける。

幕末史の闇に葬られた『平和への願い』とは?

幕末史は、ある通説のもとで語られている。度重なる災害に疫病、そして国際的な圧力に対処しきれず、守旧派の徳川幕府は国内の支持を失った。孝明天皇は強硬に開国を拒んだ臆病者であり、幕府の権威を失墜させた徳川慶喜は無能。そんな国家の危機を救うために、薩摩藩・長州(山口)藩などの志士の尽力で新しい政府が樹立された――と。しかしその結果訪れた社会は、果たして平和と公正がなされるものだったのだろうか。事実として、維新後に樹立された明治政府は戦争を続けた。そして日本は欧米の帝国主義をなぞり、民を駆り立たせ、太平洋戦争へと突入するに至った。

「異人嫌いの臆病者」とされた京都最後の天皇が残した「アヘン輸入禁止」条項

あなたは知っているだろうか。江戸幕府が飲まされた不平等条約は、そもそも山口藩が手前勝手に外国船を砲撃したことが発端だったことを。そして日米修好通商条約には「アヘン輸入禁止」の条項が設けられ、その条項には孝明天皇の強い意志があったということを。ただ民の安寧を願っていた孝明天皇の真の意志が、幕末の権謀術数の中で歴史の闇に葬られなかったとしたら? そして慶喜が薩長を前に不戦の姿勢を貫いた背景には、天皇から託された『国家を割らせぬための平和への願い』が存在していたとしたら?

著者は、都市構造と工学技術の融合領域から歴史空間にアプローチしてきた研究者。幕末京都の政治と思想、それを取り巻く陰謀を独自の視点で読み直し、“語られなかった対話”の余白に日本のもうひとつの可能性を描き出す。

【書籍情報】

『1866KYOTO最後の天皇』

ISBN:978‐4‐911540-04-6

定 価:1,600円(税別)

判 型:A5判 – 並製

発行・発売:ダイヤモンド・ビジネス企画

【目次】

第一章  不争の徳

第二章  慶応二年元旦

第三章  薩英戦争の落とし子

第四章  アヘンにまつわる「ある一項」 

第五章  華城への嚆矢

第六章  近親和宮

第七章  The England Strategy

第八章  相対的公武合体

第九章  毒の思想

第十章  武家の王道

第十一章 密約の夕べ

第十二章 口伝の遺言

【著者】

一筆 芳巳 (いっぴつ・よしみ)

1963年京都生まれ。デジタル上での工学技術(画像工学技術、情報工学技術、土木建築工学技術、デザイン工学技術、経営工学技術、金融工学技術)の融合に取組み、それらを発展させた「構造解析事業」「立体構造データ組成事業」「差分解析事業」の事業領域に精通。2016年、平安女学院大学で「歴史遺産と観光資源」の講義をする中で、インバウンドによる文化財劣化と観光促進の二律背反な関係の解消のために、幕末・京都の都市空間をデジタル上で再現する必要性があることに気づき、2017年にiPaaS(Integration Platform as a Service)企業を設立し代表を務める。様々な文化財のデジタル化に取組む中で、幕末時の政治と社会の流れに着目。その中心にいた孝明天皇に対する歴史的な評価がその実績と大きく相違することを知り、8年を掛けて数多くの研究者や洛中・洛外の名刹古刹を取材、事業の傍ら本書の執筆を進め、本書の上梓に至る。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月18日 11時00分)

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