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「ガザ市への攻撃は死刑に相当する」国際NGO49団体がイスラエルに警告 ー日本のNGOも賛同

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日本国際ボランティアセンター(JVC)

2025年9月9日、イスラエル軍はガザ地区のガザ市全域に強制退避命令を出しました。ガザ市への軍事作戦を本格的に展開する姿勢を示しています。
これを受け、パレスチナで活動する国際NGOは、ガザ市への攻撃と人々の強制避難に対する声明を発表しました。パレスチナで30年活動している日本のNGO、日本国際ボランティアセンター(JVC)もこれに賛同しています。


目次

【声明】「死刑宣告」― 支援機関、イスラエルによるガザ市への攻撃を警告

[ガザ市、2025年9月12日]――49の人道支援団体は、イスラエルによるガザ市への攻撃は死刑に相当すると警告します。

ガザ市全域に対するイスラエル軍の軍事攻撃の激化や強制退去命令によって(ガザ市に)留まっている家族は、「避難して路上や過密状態の避難所で命を危険にさらすか、留まって容赦ない爆撃に直面するか」という選択の余地のないジレンマに直面しています。いずれにしても、飢餓と封鎖が彼らを待ち受けています。

「私たちの願いは、ただ生きることだけです。」とアイマンさん(仮名)は話します。彼には子どもがいて、ガザ市で家族と共に避難しています。「私たちはあなたたちと同じ人間です。尊厳と安全のなかで生きたいのです。飢えや爆弾で死ぬのではなく。」

約100万人のパレスチナ人が飢えに苦しみ、悲しみに暮れ、そして何度も避難を強いられながら、ガザ市に留まっています。イスラエルがガザ市での軍事作戦を継続すれば、病院は閉鎖され攻撃を受け、避難所や学校は爆撃され、支援物資の輸送は妨害され、弱っている人、高齢者、病人など逃げられない人々は、見捨てられることになるでしょう。「あちこちを走り回るのはもううんざりです」と、人道支援団体のアビールさん(仮名)は語ります。

同時に、イスラエルは人道支援を意図的に妨害しています。支援のトラックは依然として搬入の許可が下りず、国際NGOは不透明な登録制度によって宙に浮いた状態に置かれ、飢餓は深刻化しています。

国際司法裁判所は、ガザのパレスチナ人がジェノサイドから保護される権利を有することを認めています。強制退避や飢餓の急増は、その危険をより確実なものにします。世界はこれを『知らなかった』とは言えません。

私たちの物資をガザに搬入させてください。支援活動をさせてください。この攻撃を止めてください。


▼「死刑宣告」― 支援機関、イスラエルによるガザ市への攻撃を警告の声明文(英語版)のPDFはこちら

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賛同団体一覧

1.ActionAid

2.Action For Humanity

3.American Friends Service Committee

4.Anera

5.Asamblea de Cooperación por la Paz

6.A New Policy

7.Campaign Against Arms Trade

8.Caritas Internationalis

9.Caritas Jerusalem

10.Caritas Middle East & North Africa

11.Christian Aid

12.Churches for Middle East Peace

13.CISS – Cooperazione Internazionale Sud Sud

14.Danish Refugee Council

15.Danske Hus i Palæstina

16.Diakonia

17.Embrace the Middle East

18.Evangelical Lutheran Church in America

19.HelpAge International

20.Humanity & Inclusion – Handicap International

21.Humanity First UK

22.Insecurity Insight

23.INSO

24.Islamic Relief

25.Japan International Volunteer Center (JVC)

26.Médecins Du Monde France (MdM France)

27.Médecins du Monde Switzerland (MdM Switzerland)

28.MedGlobal

29.Medico International

30.Médicos del Mundo (Spain)

31.Mennonite Central Committee

32.National Justice and Peace Network England and Wales

33.Norwegian People’s Aid

34.Oxfam

35.Pax Christi Flanders

36.Pax Christi International

37.Pax Christi München

38.Pax Christi Scotland

39.People in Need

40.Plan International

41.Premiere Urgence Internationale

42.Rebuilding Alliance

43.Saferworld

44.Secours Islamique France

45.Solidarités International

46.Terre des Hommes Italy

47.The Middle East Children’s Alliance (MECA)

48.Vento di Terra

49.War Child Alliance


一刻も早く支援物資を人々に届け、ガザ市への攻撃を中止するため、一層の外交努力をするよう日本政府への働きかけを行っていきます。

JVCのガザ緊急支援は、今もガザの子どもたちに届いています。

現地パートナー団体AEIと協働する、2歳以下の子どもと妊産婦を対象とした栄養支援では、

9日もJVC現地スタッフとAEIスタッフはプロジェクトサイトへ赴き、

子どもたちに簡易栄養スクリーニングや高栄養食品の配布を行いました。

ガザの支援を続けていくため、改めて皆様からのあたたかいお力添えを心よりお願い申し上げます。


◆日本国際ボランティアセンター(JVC)
1980年に日本人によって設立され、現在はスーダンを含む世界で地域開発や人道支援など多岐にわたる支援を実施しています。「問題の根本原因の解決」をポリシーに、ただものをあげたりするのではない、現地の人の力を引き出す支援を重視しています。
・団体名:特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター
・所在地:〒110-8605 東京都台東区上野5-22-1 東鈴ビル4F
・代表者:熊岡路矢(代表理事)  

・創立:1980年2月27日
・主な活動国:イエメン、コリア、スーダン、パレスチナ、ラオス、日本
・公式サイト:https://www.ngo-jvc.net/

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年9月18日 11時34分)

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