有限会社奥山製作所
ねじの在庫管理を行う、有限会社奥山製作所(所在地:神奈川県・代表取締役・中島剛)は顧客への聞き取りから配送のうち“急ぎは1割”という事実から、納期確認を徹底した外部インフラを活用しコスト82%削減した


ECが普及し、送料無料・翌日配送が広まっています。しかし、注文した商品が急ぎなのかどうか? は、配達側には分かりません。
そこで、配送注文を受けた際に納期を確認したところ、“本当に急いでる案件は、
全体の10%件程度”であることが分かりました。
そこで、自社配送から外部インフラへの配送への切り替えを開始いたしました。
【外部インフラ(ゆうパック便)活用で配送費を大幅削減】
■背景:【人手不足がもたらした現場の混乱】
ドライバーを募集してもなかなか人が集まらなかった。
奥山製作所が抱えていたのは、まさに全国の中小企業が直面している「人手不足」という深刻な課題でした。現場では「あちらを先に回れば、こちらが遅れる」といったジレンマが常態化。配送の優先順位が曖昧になることもしばしばありました。
■気づき:「本当に急ぎ」のお客様は、実は10%未満だった
あるとき、配送先の納期を丁寧に精査したところ、“本当に急いでる案件は、全体の10件%程度”であることが判明。「急ぎは1割。であれば、9割は仕組みで対応できるのではないか?」という発想が生まれました。
■解決策:【ゆうパック便の活用と納期確認による仕組み化】
そこで導入したのが「ゆうパック便」という外部配送インフラの活用です。これにより、自社ドライバーによる全件配送を見直し、急ぎのお客様には自社配達による対応、その他のお客様には定期配送・郵送対応へと最適化。加えて、納期確認を徹底することで「お客様の本当の希望」に寄り添う体制を整えました。
■成果:【配送コスト82%削減を実現】
この取り組みにより、以下のような実績が得られました
【月間配送コスト約82%削減】
492,602円(人件費・ガソリン代・高速代)→ 87,074円(送料・ガソリン代・高速代)
(2024年4月) (2025年4月)
【自社配送対象】
133件 → 40件に再構築
(2024年4月) (2025年4月)
配送にかけていた人と時間を見直すことで、より本質的な仕事に取り組める体制づくりを 進めています
1日:以前は、県内100Kmの移動もしばしば、7~8件の自社配送が、現在では
0~2件程になり配達人員一人でも対応可能になった。
毎週1日金曜日を事務の仕事。
情報発信など、削減できた時間を、新たな取り組みに使える。
この取り組みにより、自社の車を動かさないことでのCO2排出量を削減に
もなっている。
■代表メッセージ:~やらない理由より、やる理由~
以前は「自社配送」こそ正義と考えていました。しかし、その裏には社員さんが疲弊してしまうことや、優先順位づけ、事故のリスク、遅延、などの問題を抱えていました。
高齢化による人手不足という状況はみな同じ、「やらない理由よりはやる理由」をと考えました。いつの時代も私たち奥山製作所はお客様に喜んでいただくことを1番に考えてきました。だとすると、今までの常識にすがるだけではなく「外部インフラ」を上手く活用することが今の時代の新常識になるのでは?と考えたことが原点となりました。

■会社概要
社名:有限会社 奥山製作所
所在地:〒232-0004 神奈川県横浜市南区前里町2丁目46 ポートハイム前里町101
代表者:中島 剛
事業内容:ネジ・ボルト小売、卸、在庫管理支援サービス
企業理念:未来創造
ホームページ:https://okuyama-s.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/okuyama2023/
note【社長の発信 :https://note.com/mute_frog1178/n/nf8b677c249b2
■本件に関するお問い合わせ
有限会社 奥山製作所(担当 天野あゆみ)
TEL:045-231-0423
Mail:info@okuyama-s.co.jp