株式会社新潮社
1999年の秋に初刊行、手帳や日記として使用できる「白い文庫本」の先駆けとなった『マイブック』。25周年目を迎えた2025年版は、Z世代を中心とした「日記界隈」の熱い支持も追い風となり、21年ぶりの12万部突破を果たしました!
ロングセラーとなっている本書、存在は知っている、または興味はあるけど、使ったことはない……という方も多いのではないでしょうか。そういった方にぜひ2026年版から使ってみていただきたく、『マイブック』の特徴を詳しくお伝えします。

■『マイブック』とは……?
累計290万部を突破しロングセラーとなっている『マイブック』。中面には、日付と曜日しか入っていません。手帳、日記、備忘録に――自由に使う世界に一冊だけの本です。書きやすいように、通常の文庫よりもしっかり開く方法で製本しています。
■『マイブック』の使い方をご紹介します!
①あなたのお名前、お写真、プロフィールをお書きください!

カバー&本体表紙をめくると「本扉」と呼ばれるページがあります。新潮文庫のシンボル、ぶどうのマークの上にある著者名欄は空白になっています。なぜなら著者は「あなた」だから。まずはここにお名前をお書きください。カバーをとった本体の表紙も同様のデザインになっていますので、こちらにもご記名を。

また、カバーの折り返し、「袖」と呼ばれる部分の上部には通常は著者の写真が印刷されています。こちらにはぜひ写真やシールなどを貼ってください。「著者近影」が完成します。その下はプロフィール欄。生年や出身地、経歴や趣味など、ご自身のプロフィールをお書きいただけたら「著者略歴」の出来上がりです。
②中面は自由に、オリジナルな使い方を!

目次を経て、いよいよ本文ページへ。日記、手帳、備忘録、自作の短歌や俳句を記すのもよいかも。使い方はあなた次第です。通常の文庫よりもしっかり開く方法で製本しています。
③あとがきもご執筆ください!

巻末にはあとがきの欄も設けています。1年間書き終えたあとにはぜひこちらもご執筆ください。たっぷり6ページお書きいただけます。
④奥付にもご記名を!

最後のページ(奥付)にも記名欄があります。最初に記すもよし、年末最後の仕上げに記すもよし。
完成すれば、愛着も喜びもひとしおの特別な一冊になります。未完なら未完で、それもまたよし(「未完の大作」という言葉もありますし……)。1冊完成させたら、その次もぜひ。著作がどんどん増えていくと、本棚での存在感も増してゆきます。
日々の記録に、大切な誰かとの交流に、アウトプットの手段に――。来年からあなたも『マイブック』の「著者」になってみませんか?
■初回限定!新潮文庫のオリジナルしおりを封入
初回分には、新潮文庫の名作を引用したオリジナルしおりが封入されています。(全4種・ランダム)あなたの一年に寄り添う、大切なしおりになりますように。

■刊行秘話:“自分の本”が、文豪たちと同じ本棚に収まるところに価値がある――大貫卓也(『マイブック』企画・デザイン)
『マイブック』は1999年の初刊行以来、アートディレクター・大貫卓也さんの企画・デザインで制作を行っています。刊行当時のお話を大貫さんに伺いました!下記ボタンよりアクセスの上、ご覧ください。

■Z世代を沸かせた「日記界隈」とは……?
日記界隈とは、その名の通り、「日記」を書く人々のことです。
従来の日記は他人に見せず、自分だけの中で留めておくものですが、Z世代の日記はその逆。あえて
日々起きた出来事をSNSなどのネット上で共有するスタイルが主流で、これはライフログとも呼ばれています。この投稿に『マイブック』が活用され、話題になりました。
昨年9月末に発売した2025年版『マイブック』は、この「日記界隈」の影響が大きく、例年に比べ異例のスピードで売れ続け、年末には全国の書店から在庫が蒸発する事態に。その後、5度の増刷を重ね、21年ぶりの12万部を突破しました!
■書籍内容
マイブックには、日付と曜日しか入っていません。これは2026年のあなたがつくる、世界に一冊だけの本。どんなふうに使うかはあなたの自由です。日記をつづってもよし。手帳として持ち歩くのもよし。誰にも思いつかないオリジナルな使い方を試してみるのも、きっと楽しいでしょう。毎日使い続けて完成させたなら、他のどの本よりも記憶に残る、とっておきの「自分の本」になっているはずです。
■書籍データ
【タイトル】マイブック―2026年の記録―
【著者名】大貫卓也/企画・デザイン
【発売日】2025年9月29日
【造本】文庫
【定価】539円(税込)
【ISBN】978-4-10-120878-7