フィーチャ株式会社
フィーチャ株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長 CEO 兼 CTO:曹 暉、以下「Ficha」)は、図面解析AI「Drawing-AI」を機能拡張し、金型図面の寸法設計エラー自動検知機能を新たに追加しました。
本機能により、従来は人手に頼っていた検図作業をAIが支援し、寸法記入の漏れ・誤記、面取りや加工指示の不足、注記の抜けを自動で抽出。設計初期でのミスを未然に防ぎ、製造現場の品質向上と作業時間の大幅短縮に貢献します。
Drawing-AIは、紙・画像形式およびCADフォーマットの回路図・設計図面をAIが自動解析し、設計情報の知識化・標準化を推進する総合図面DXプラットフォームです。今回の適用領域拡大により、回路設計に加えて金型設計領域の検図・チェック工程を自動化し、ものづくり現場のDXをさらに加速させます。
【リリース機能一覧】
①
基本要素の解析・抽出(線分/円/円弧/文字)
金型図面内の図形要素と文字情報を自動解析。図面の構造と寸法情報を機械可読な形で把握・紐づけします。
②
加工指示の認識(キリ/ザグリ等)
「キリ」「ザグリ」などの加工指示を自動判別。指示の有無や矛盾をチェック対象に含め、修正すべき箇所を明確化します。
③
自動チェック(寸法/面取り/注記の抜け漏れ検出)
長さ・高さ・直径等の寸法の抜け・誤り、面取り指示の不足、注記・引出線の欠落を自動検出。結果はレポート形式で集約出力し、レビューの抜け漏れを防ぎます。

※本機能はDXFファイルの取り込みを前提としています。(今後、対応拡張を計画)
【導入メリット】
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検図時間の短縮:人手レビュー前にAIで一次抽出し、確認対象を絞り込み
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手戻り・重複作業の低減:設計初期で不整合を可視化し、現場の修正工数を抑制
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標準化・属人化解消:ルール化しづらい観点も知識化して再利用可能に
【今後の追加予定機能】
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下穴加工の抜け漏れ判別
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逃し加工指示の抜け漏れ判別
【お問い合わせ】
フィーチャ株式会社
TEL:03-6907-0312 Email:info@ficha.jp