オリコン株式会社
電子コミック有料利用は41.1% 50代のみ53.8%と過半数に/WEBTOONマンガへの“課金経験あり“は50.3% 「10・20代」でとくに高い傾向に

オリコン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:小池 恒、略称:オリコン)は、グループ会社である株式会社oricon MEが、実際のサービス利用者を対象に第三者の立場で実施した『電子コミックサービス』についての満足度調査の結果と同時に利用実態データを2025年10月1日(水)14時に発表いたしました。調査の結果は、下記の通りとなりました。
-TOPICS-
■WEBTOONの認知率と閲覧経験:“WEBTOON”を知っている人は約9割 うち、7割以上が閲覧経験あり
■電子コミックの課金有無:「有料利用」は41.1%と前年からほぼ横ばい
年代別では50代の有料利用者が53.8%で最多 唯一過半数を超える結果に
■WEBTOONマンガへの課金:WEBTOON“課金経験あり“は50.3% 「10・20代」でとくに高い傾向に
■WEBTOONマンガの魅力TOP5:1位は「スクロール形式によるテンポの良さ」
■横読み形式マンガの魅力TOP5:1位は「紙のマンガに近い感覚で読める」
■電子コミックの利用頻度:「ほぼ毎日」が44.5%と最多 次いで「週に2~3日」が23.6%とつづく
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。
\電子コミックサービスユーザー 約9,000人が回答/
実際に『電子コミックサービス』を利用した計8,747人を対象に実施したアンケート調査の結果から、利用実態としてデータを公開いたします。
■“WEBTOON(ウェブトゥーン)”を知っている人は約9割 うち、7割以上が閲覧経験あり
『縦読み形式(WEBTOON形式)の電子コミックを知っているか(単一回答)』についての設問では、「知っており、読んだこともある」が73.2%で最多となり、次いで「知っているが、読んだことはない」が16.7%となりました。この結果、“WEBTOON”というコンテンツを認知しているユーザーは計89.9%と約9割に達しています。
そのうち、73.2%は実際にWEBTOONの閲覧経験があり、単なる認知にとどまらず電子コミック利用者に広くWEBTOONが浸透していることがうかがえます。

■電子コミックの「有料利用」は41.1%と前年からほぼ横ばい
年代別では50代の有料利用者が53.8%で最多 唯一過半数を超える結果に
『現在、利用している電子コミックサービスの課金有無(単一回答)』について、2023年から2025年の過去3年分を比較したところ、2025年は「有料で読んでいる」と回答した人が41.1%となり、前年(41.6%)からほぼ横ばいの結果となりました。2023年から2024年にかけては+3.0ptの上昇が見られましたが、その後は安定傾向にあり、電子コミックサービスにおける課金利用が一定の水準で定着していることがうかがえます。

年代別でも大きな変動は見られませんでしたが、有料で利用している割合は「50代」が53.8%と最も高く、前年(47.7%)から+6.1ptと大きく伸びています。一方で、「10・20代」(26.0%)は前年と同水準で推移し、「30代」(40.0%)や「40代」(45.8%)、「60代以上」(48.6%)はわずかな減少にとどまりました。
これらの結果から、有料利用者が50%を超えたのは50代のみであり、他年代に比べてとくに有料利用の割合が高いことがうかがえます。

■WEBTOONマンガへの“課金経験あり“は50.3% 「10・20代」でとくに高い傾向に
電子コミックを有料で利用し、かつWEBTOONを閲覧したことのあるユーザーに対して『WEBTOON形式のデジタルマンガに課金したことはあるか(単一回答)』について聴取したところ、「課金経験あり」は50.3%、「課金経験なし」は49.7%と、全体ではほぼ半数ずつに分かれたものの、わずかに「課金経験あり」が上回りました。
年代別にみると、WEBTOONへの課金経験ありと回答した割合は10・20代が57.3%で最も高く、次いで30代が51.5%、60代以上が50.7%とつづいた結果となりました。
一方、40代(51.5%)や50代(53.5%)では「課金経験なし」が過半数を占めており、若年層のほうがWEBTOONに課金している割合がとくに高い傾向にあることがうかがえます。

■WEBTOONマンガの魅力 1位は「スクロール形式によるテンポの良さ」、横読み形式マンガの魅力 1位は「紙のマンガに近い感覚で読める」
WEBTOON形式の電子コミック閲覧経験者に対して、『WEBTOONマンガの魅力(複数回答)』を聴取したところ、「スクロール形式を使った演出で、テンポよく読み進められる(45.4%)」が最多となりました。
縦スクロールでサクサク読み進められる特性が、WEBTOONならではの大きな魅力であることがうかがえます。
次いで、「マンガのビジュアル(フルカラーであることなど)」(34.7%)、「スキマ時間に読み進めやすいボリューム」(18.3%)が続き、手軽さや視覚的な面でも支持を集めました。

一方、電子コミックサービス利用者に対して、『横読み形式の電子コミック作品の魅力(複数回答)』を聴取したところ、「紙のマンガに近い感覚で読める」(68.0%)が最多で、次いで、「見開きやページめくりの“間”を使った演出」(40.2%)、「ジャンルの幅が広い」(27.2%)が続いています。

これらの結果から、WEBTOONマンガは“操作性の良さ・ビジュアルの華やかさ・短時間でも楽しめる手軽さ”などスマホに最適化された特性が、横読み形式のマンガ作品は“紙の体験に近い読書感覚・作品ジャンルの幅広さ”が、それぞれ読者から支持されている傾向にあるようです。
■電子コミックの利用頻度:「ほぼ毎日」が44.5%と最多 次いで「週に2~3日」が23.6%とつづく
今回の調査対象者(計8,747人)に『電子コミックサービスでマンガ・コミックを読んでいる頻度(単一回答)』について聴取したところ、「ほぼ毎日」と回答した人が44.5%と最多でした。次に、「週に2~3日」が23.6%、「週4~6日」が16.1%、「週に1日」が15.8%とつづいています。

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《調査概要》 2025年 オリコン顧客満足度®調査 電子コミックサービス 利用実態データ
■発表日:2025/10/01 ■調査主体:株式会社oricon ME
■調査方法:インターネット調査
■サンプル数:8,747人(総合型 6,281人と出版社 2,466人の合計)
■調査期間:2025/05/26~2025/06/18
■調査対象者 性別:指定なし 年齢:15~79歳 地域:全国
条件:電子コミックを週に1回以上閲覧している人 ただし、試し読みは対象外とする
■URL: https://life.oricon.co.jp/rank-manga-apps/
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