ABEJA
~ 2022年の「災害対応プロジェクト」のDXノウハウを用いて、社内における業務効率を実現 ~

人とAIの協調により「ゆたかな世界を、実装する」株式会社ABEJA(本社:東京都港区、代表取締役CEO:岡田 陽介、以下「ABEJA」)は、損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長:石川 耕治、以下「損保ジャパン」)と共に業務支援ツールを構築し、損保ジャパンの社内業務に実装いたしました。当該業務支援ツールは、損保ジャパンが使用しているPalantir Technologies Japan株式会社が提供するソフトウェア・プラットフォーム Foundryを用いたものです。
業務支援ツールの構築・実装にあたってABEJAは、2022年に損保ジャパンが推進した「災害対応プロジェクト」における対応ノウハウを利活用いたしました。
引き続きABEJAは、損保ジャパンと連携し、さらなるDXと業務の効率化を進めてまいります。
ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念に掲げ、ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務における堅牢で安定した基盤システムとアプリケーション群であり、生成AIをはじめとする最先端技術による運用が人とAIの協調により実現可能です。ABEJAは、2012年の創業時よりABEJA Platformの研究開発を進めており、ディープラーニング、LLM、量子コンピューティングなどの前衛的な研究開発の成果を順次ABEJA Platformに搭載し、社会実装に貢献してまいりました。
ABEJAは、大規模自然災害発生時の業務オペレーションの改善を目的に、2022年に損保ジャパンが組成した「災害対応プロジェクト」に参画いたしました。
当時、大規模自然災害発生時の損害調査に必要となる情報は、複数のシステムに分散しており、書類の印刷、仕分けの手間、差配管理業務などに多くの労力と時間が必要でした。
ABEJAおよび損保ジャパンは、Foundryを利活用して、データを1ヶ所に収集・統合し、業務プロセスに合わせて再構築した上で、業務を効率化するアプリケーションを開発し、業務オペレーションの大幅な改善を実現しました。損保ジャパンは、本アプリケーションの利活用により、約2ヶ月間のうちに全体の約21%の事務が効率化でき、お客様の保険金の受け取りの迅速化を実現しました。
このたびABEJAは、「災害対応プロジェクト」で得られたノウハウを元に、損保ジャパンと連携し、損保ジャパン社内で用いる業務効率化ツールを構築いたしました。
業務効率化ツールは、社内における煩雑かつ複雑な業務の精度向上と効率化を目的に、Foundryを用いて、損保ジャパン社内で使用している複数システムから関連データを収集・統合し、業務プロセスに合わせて開発したものです。
従来、損保ジャパンにおいては、必要書類の印刷や仕分け、対象事案の進捗管理などに多くのリソースを要しておりましたが、業務効率化ツールにより、煩雑な事務作業を大幅に効率化することが可能となり、人による作業ミスや事務処理の誤りを削減し、業務全体の精度とスピードの向上を実現します。
ABEJAは、ABEJA Platformのノウハウを元に、損害保険事業特有のデータの特徴や意味を加味しながらデータパイプラインを構築しています。またABEJAは、損保ジャパンと連携し、業務プロセスを調査し現況や今後の可能性を踏まえた上で、利便性の高いユーザーインターフェイスを開発しました。
損保ジャパンの損害保険事業におけるアンダーライティングや保険金支払い業務などのプロセスに業務効率化ツールを実装し、運用を進めることで、損保ジャパンは、お客様への対応力の強化を視野に、業務効率化を推進します。
ABEJAは、引き続き幅広い業態・業界の企業に伴走し、人とAIの協調による産業構造の革新を推進します。
■ 株式会社ABEJAについて
ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念に掲げ、ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務における堅牢で安定した基盤システムとアプリケーション群であり、生成AIをはじめとする最先端技術による運用が人とAIの協調により実現可能です。ABEJAは、2012年の創業時よりABEJA Platformの研究開発を進めており、顧客企業からの信頼のもと、数多くの導入を進めることで「テクノロジーの力で産業構造を変革する」ミッションに取り組んでいます。
本社:東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番2階
設立:2012年9月10日
代表:表取締役CEO 岡田 陽介
事業:ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」