株式会社ジョーキュウ
安政2年(1855年)創業の醤油醸造会社 株式会社ジョーキュウ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:松村克己)は、2025年10月4日よりさいしこみしょうゆ「かさね.170」を販売開始いたします。

創業170周年を記念した特別な一品として、江戸時代建造の仕込み蔵で代々受け継がれてきた木桶を用い、日本の四季を活かした天然醸造の製法で1年半かけてじっくりと発酵・熟成させました。

■商品名「かさね.170」に込めた想い
弊社はおかげさまで創業の地、福岡・大名で170周年を迎えることができました。
積み重ねてきた歴史と技術、そして蔵人の知恵と工夫。その歩みの先に生まれたのが、さいしこみしょうゆ「かさね.170」です。さいしこみしょうゆとは、仕込みの段階で生揚しょうゆを加え、再び醸造する製法。二重にしょうゆを仕込むこの技法に“味をかさねる”という意味を込めて「かさね」と名付けました。さらに、未来へと技術と想いを受け継いでいくという決意。歴史をかさね、製法をかさね、そして作り手の想いをかさねて生まれた一本です。
■原料へのこだわり
原料はすべて九州産にこだわり、地元・福岡県産の大豆「フクユタカ」と小麦「ミナミノカオリ」を使用。塩は、長崎県・上五島でつくられる完全天日干し製法の「とっぺん塩」をブレンドしています。この塩は海水のミネラル成分を豊かに含み、柔らかな旨味とまろやかな塩味が特徴です。
■蔵人秘話
170年の時を重ね、蔵人の技と自然の力が織りなす、さいしこみしょうゆ「かさね.170」。木桶の中で、もろみは四季の移ろいとともにゆっくりと育まれ、微生物の営みと人の手が重なり合い、深く豊かな味わいへと昇華します。今回のしょうゆは、調整なし蔵出しの味わいそのままに、何も足さず、何も引かず熟成されたありのままの風味を瓶に閉じ込めました。 搾りの瞬間に蔵人が確かめるのは、桶ごとの個性と、時間が育んだ味の輪郭。その味わいを、蔵の外へ届けるのは、170年目の新たな挑戦です。
仕込みに使用した「とっぺん塩」は、長崎県・上五島の海水を完全天日干しで仕上げた希少な塩。まろやかな塩味と、雑味の少ないすっきりとした後味が、もろみの旨みを引き立てます。 醸造責任者・福田が「一度でいいからこの塩で仕込みたい」と願った塩です。
初蔵出しは令和七年九月。 170年の技と想いが詰まった、ありのままのしょうゆを、ぜひ召し上がりください。


■おすすめの使用方法
長期熟成の過程で、丸大豆に含まれる油脂分がもろみに溶け込み、まろやかな旨みと芳醇な香りが生まれます。素材本来の美味しさを引き立てるため、刺身や寿司のつけ醤油としてはもちろん、卓上しょうゆとしてもおすすめです。
■「かさね.170」商品概要
価格: 1,000円/1本(税込)
容量: 200ml
発売日:2025年10月4日(土)
賞味期限:製造日から2年

■会社概要
社名: 株式会社ジョーキュウ
本社所在地: 福岡県福岡市中央区大名1丁目12-15
代表取締役: 松村 克己
事業内容: しょうゆ・各種調味料の製造販売、みそ、酢、他業務用食材の販売
創業: 安政二年(1855年)
設立: 平成元年(1989年)
