株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーは、創業約130年のものづくりの伝統と30年にわたる医療模型の開発を基盤に、脳神経外科領域の医療模型「KEZLEX」を対象とした初の共同研究公募を開始しました。本制度は3年連続での実施となります。
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、取締役会長 大野秀則、以下当社)は、コーポレートミッション「世界にまだない、選択肢をつくる。」を掲げ、脳神経外科領域における医療模型を対象とした共同研究の公募を開始しました。
当社の起源は1897年創業の大野興業にまで遡ります。約130年にわたり受け継がれてきたものづくりの基盤を背景に、外科領域、特に脳神経外科向けの手術用トレーニング模型の開発と製造に約30年の歳月を注いできました。医療模型「KEZLEX」は、手術シミュレーションや教育用トレーニングに用いられ、IFNE(国際神経内視鏡連盟)、日本神経内視鏡学会技術認定医講習会をはじめ、世界各国の学会・教育現場やハンズオンコースで広く活用されています。
こうした取り組みは外科技術教育の質の向上や標準化に寄与し、国内外で専門医育成に大きな役割を果たしてきました。このたびの公募は、ジャパン・メディカル・カンパニーとしては3年連続での実施となりますが、脳神経外科領域を対象とした初の試みとなります。歴史ある技術と国際的評価を基盤とし、研究者と当社が共に脳神経外科教育と臨床現場に革新をもたらす先導者となり、協働を制度化することで、次世代の医療知識と臨床の双方における発展に貢献してまいります。
【公募対象分野】
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神経内視鏡領域における医療模型の改良・開発に関する研究
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脳神経外科手技教育におけるシミュレーション技術に関する研究
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医療模型を活用した臨床教育・国際的教育標準化に関する研究
【応募資格】
大学・高等専門学校・公的研究機関・医療機関に所属する医師または研究者(学生は対象外)
【研究費・研究期間】
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1件あたり 30〜100万円(税込)
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採択件数:約1件を予定
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研究期間は課題に応じて個別に設定
【応募方法】
所定の「共同研究申請書」をダウンロードし、必要事項を記入のうえ、以下の事務局宛にメール添付で送付ください。
応募先:choice@japanmedicalcompany.co.jp(共同研究公募事務局)
【応募締切】
2025年10月17日(金)12:00(JST)必着
【審査方法】
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一次審査:応募書類による審査を実施、結果は応募締切から約2週間後を目安に通知
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二次審査:一次通過者を対象に、共同研究内容(契約条件等を含む)のヒアリング審査を実施
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最終審査・採択:外部有識者を主体とする「ジャパン・メディカル・カンパニー共同研究審査委員会」にて審議を行い、その諮問を基に取締役会にて最終決定
【代表者コメント】
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー 代表取締役CEO 大野秀晃
当社は、脳神経外科の術式教育を支える実践的な医療模型を通じ、国内外の教育現場と共に歩んでまいりました。約130年にわたるものづくりの歴史と、約30年にわたる医療模型の開発経験は、赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメットの製造にも活かされています。本公募を通じて、研究者の皆さまと共に先導者となり、脳神経外科用医療模型の領域で世界を驚かす新しい知識と臨床の発展を想像し、創造したいと考えています。
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー 取締役会長 大野秀則
大野興業の創業から約130年、お客様へ感動をお届けすること(Customer Delight)を伝統としてきた歴史は、医療分野においても受け継がれています。
医療模型KEZLEXは国際的な教育現場で高く評価され、赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメットは国内外の多くのご家庭で信頼を得ています。
今回の公募を通じて、研究者の皆さまと共に新しい医療知識と技術を創り出し、未来の医療教育と患者さんの利益に結びつく成果を生み出すことを心から期待しています。
・KEZLEXについて

当社が開発・製造・販売する医療用精密立体模型「KEZLEX」は人骨と同様の削り心地、人体の内部構造を再現しています。過去30年にわたり、脳神経外科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科等の先生方と共に幾度もの改良の末に開発に至りました。医師の経験と3Dプリンティングをベースにする当社のモノづくりのノウハウが組み合わされたモデルです。国内外のハンズオンセミナーや、術前・術野でのシミュレーションなど、幅広い用途で利用されています。アメリカ、ヨーロッパ、中国、東南アジアなど、世界50ヵ国以上での導入経験を有しています。
・株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについて

ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリンティング技術を用いて、医療のカタチを革新するものづくりベンチャー企業です。
1897年創業の鉄鋼メーカーの大野興業を前身とし、130年にわたり培われたものづくりの技術と精神を基盤に成長を続けてきました。
1999年に積層造形技術(3Dプリント)を駆使したリバースエンジニアリングを導入し、耳小骨などのヒト骨模型の製法で特許を取得。手術前シミュレーション用3D模型の分野で、数々の術前症例模型や教育練習用模型の開発に至りました。現在では脳神経外科・耳鼻咽喉科領域を中心に、手術前シミュレーションや認定医試験等の場面で当社模型を用いたハンズオントレーニング等にご活用いただいています。
2012年には初の国産 頭蓋矯正ヘルメット「Aimet(アイメット)」を脳神経外科医と共同で開発、2018年にジャパン・メディカル・カンパニーとして独立いたしました。
現在は頭蓋矯正用ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」「Qurum(クルム)」や乳児の頭蓋変形の程度を簡便に計測できる「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」、ヘルメット治療を支援する「metto(メット)アプリ」等の開発・製造・販売を行い、医療分野における新たな価値創出を目指しています。
ヘルメットを用いた累計症例数は19,000症例以上の実績があり、ヘルメット治療のさらなる認知拡⼤を図るとともに、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。
■社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
■設⽴:2018年5⽉
■代表取締役CEO:⼤野秀晃
■事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
■URL:https://japanmedicalcompany.co.jp
株式会社当社のプレスリリース⼀覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46445
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株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー 共同研究公募事務局
E-mail:choice@japanmedicalcompany.co.jp
※メール対応のみとなります
※事務局受付:月〜金(祝日を除く)10:00-16:00