理科大– tag –
-
脳を標的とした核酸医薬品の開発に光 ~次世代医薬品のDDSメカニズムが明らかに。難病治療に向けた応用に期待~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 次世代治療薬として期待される核酸医薬品、コレステロール結合ヘテロ二本鎖オリゴヌクレオチド(Chol-HDO)の薬物動態を明らかにしました。 Chol-HDOは全身循環血液中に長時間滞留し、脳組織への効率的な送達が確認... -
農研機構と東京理科大学との包括連携協定の締結について
東京理科大学 ポイント ・農研機構と東京理科大学は、4月14日(月曜日)、農業・食品分野を中核としたSociety5.0の早期実現のため、双方の強みを融合した取り組みを推進すべく、包括連携協定を締結しました。 ・本協定に基づき、両機関の強みを生かした共... -
反強磁性準結晶の存在を初めて明らかに!~周期を持たない長距離反強磁性秩序を発見~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 これまで、長距離反強磁性秩序を有する準結晶の存在自体が疑問視されており、長年解明されていない謎となっていました。 本研究では、正二十面体準結晶Au56In28.5Eu15.5が反強磁性を示すことを実証しました。 本研... -
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のEUパビリオンに出展
東京理科大学 ―「GREENART」に関する絵画修復技術の体験展示 ― 東京理科大学 創域理工学部 先端化学科の四反田 功 准教授、および本大学 総合研究院 客員准教授の小倉 卓 氏(株式会社資生堂)をはじめ、国内外の企業・研究機関が参画する国際共同研究プ... -
薄膜生成時の枝分かれ現象を、トポロジー・物理・AIの融合で解明 〜Beyond 5Gを支える基盤技術への応用に期待〜
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 材料表面における薄膜生成時に生じる特徴的な枝分かれ(樹枝成長)は、電子デバイスの電気的特性に大きな影響を与えます。 数学・物理・人工知能(AI)を融合して薄膜生成時の樹枝状組織を定量的に解析する手法を開... -
ハイレゾが東京都認定インキュベーション施設「quantum cross point 神楽坂」に高性能GPUサーバーを提供
株式会社ハイレゾ GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を展開する株式会社ハイレゾ(本店:佐賀県東松浦郡玄海町、本社:東京都新宿区、代表取締役:志倉喜幸、以下当社)は、東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社(本社:東京都新宿区、代... -
大分県・大分県国東市・東京理科大学による人材交流および学術・文化・産業等の振興に向けた包括連携協定の締結について
東京理科大学 このたび、大分県、大分県国東市と東京理科大学は、各々の強みを相互に活かし、人材交流及び学術・文化・産業等の振興を促進することで、三者の発展を図ることを目的として、下記のとおり、包括連携協定を締結しました。 【連携事項】 大分県... -
イリジウム添加による鉄-コバルト合金の磁気特性の増強メカニズムを解明 ~放射光計測と高品質薄膜技術で磁性材料の精密評価を実現~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 鉄(Fe)-コバルト(Co)-イリジウム(Ir)合金は優れた磁気特性を有することが知られていますが、その特性の起源については未解明のままでした。 組成傾斜を有する高品質な単結晶薄膜(Fe75Co25)100-xIrx(x = 0 ~ 11%)... -
植物の防御応答を制御する新規分子を重要害虫ナミハダニから発見、機能を解明 〜農薬を用いない新たな害虫防除技術につながる成果〜
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 植物の防御応答を引き起こす防御応答誘導因子はエリシターと呼ばれ、農薬を用いない防除技術としての応用が期待されています。 今回、重要害虫であるナミハダニのだ液中に含まれる新たなタンパク質エリシター(テ... -
希少なオリゴ糖に作用するユニークな基質特性を持つ新規酵素を発見 ~新たな機能を持つ糖鎖の合成、利用の可能性を拓く~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 ガラクトースを含む糖鎖はプレバイオティクスとして近年注目が集まっており、より有用性の高い物質がまだ多数存在すると推測されます。 今回、腸内細菌の一種から、新規な基質特異性を持つガラクトオリゴ糖分解酵素... -
優れた性能を示す電極触媒を簡便に作製する手法を開発 ~少ない貴金属で白金触媒と同等の性能、水素社会の実現に貢献~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 水素社会の実現に向け、効率的な水素発生反応を可能にする電極触媒の開発が求められています。 気液界面合成と電気化学的酸化法を用いた簡便な手法で合成することで、最も優れた水素発生反応触媒として知られる白金... -
優れた徐放性を有するDNAハイドロゲル ~構成ユニットであるDNAナノ構造体の最小化・最適化に成功~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 DNAハイドロゲルは有望な薬物送達システム(DDS)として期待されていますが、ゲルの構成ユニットであるDNAナノ構造体の形成には多種類の比較的長い核酸を必要とすることが、臨床応用に向けた課題でした。 本研究で... -
ワンポットで3種類のクリック反応を連続的に実行可能に ~わずか3工程で高機能分子を合成~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 3種類の異なる置換基(アジド基、アルキニル基、フッ化スルホニル基)を有するプラットフォーム分子を合成することに成功しました。 プラットフォーム分子で連続したクリック反応を実現し、部品となる分子を3工程で... -
脳に作用する画期的な過敏性腸症候群(IBS)治療薬開発に光 〜オピオイドδ受容体作動薬が脳の特定部位を介して過敏性腸症候群の症状を緩和〜
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 抗ストレス作用をもつ新薬として期待されているオピオイドδ受容体作動薬が、過敏性腸症候群の治療薬としても有効である可能性が示されました。 オピオイドδ受容体作動薬は、内臓機能を調節している島皮質という脳の... -
チオキサントン類を短工程で合成できる新たな手法を開発 ~アライン中間体がチオカルボニル基に2度挿入される特異な反応~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 アライン中間体とチオ尿素の反応によって、チオキサントンを簡便に合成できる新たな手法を開発しました。 反応機構の詳細解明にも成功し、チオカルボニル基に2分子のアライン中間体が挿入される特異な反応機構を... -
マルチカメラシステムを用いた乳牛の一括管理手法を開発 ~個々の乳牛の健康管理や牛乳生産の効率化に寄与~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 酪農業において、乳牛の異常の早期発見、病気の予防、効率的な妊娠スケジュールの維持・管理は、牛乳の生産量の安定化に重要な役割を果たします。 本研究では、牛舎に設置したマルチカメラシステムを使用した位置... -
電気化学小角X線散乱法により、酸化還元酵素の酸化体・還元体の構造を解明 ~生物学的試料における初の試み~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 酸化還元酵素において、酸化体、還元体の詳細な構造を理解することは、より優れたバイオデバイスの開発に必要不可欠です。 本研究では、電気化学小角X線散乱法(EC-SAXS)を用いて、電気化学的に酸化還元させたビリ... -
新たな口腔粘膜炎治療薬として有望な茶カテキン含有ゲル剤を開発 ~使い勝手の良い口腔粘膜炎治療薬の開発に向けて~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 口腔粘膜炎(口内炎)は患者のQOLに深く関わる症状であるにも関わらず、既存の治療薬には使い勝手の面で様々な課題があり、簡便かつ快適に使用できる製剤の開発が待たれています。 茶カテキンとキシログルカンから... -
同期理論で紐解くリカレントニューラルネットワークの予測機構と新学習法の提案 ~ニューロンの状態から何を読み取り、カオスを予測しているのか?~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 同期ダイナミクスに関する数学理論を応用し、リカレントニューラルネットワーク(RNN)によるカオス時系列予測の仕組みを数理的に解明しました。 近年数学的に証明された一般化同期写像を用いて、予測の“正解読み出... -
オピオイドδ受容体作動薬の即効性抗うつ作用の機序解明 ~臨床応用の実現に向け大きく前進~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 オピオイドδ受容体(DOP)作動薬は、既存薬よりも即効性が高く、副作用の少ない新規抗うつ薬として有望視されていますが、作用機序には不明な点が残されています。 今回、単回投与時のDOP作動薬の作用機序を調べ... -
抗炎症免疫応答に寄与するRALDH2の発現を促す食品由来物質を同定 ~免疫疾患の新たな予防法開発につながる成果~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 樹状細胞はRALDH2によるレチノイン酸の合成を介して、過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞の誘導を促進することから、腸管免疫系において重要な役割を果たしています。 今回、ポリフェノールの一種であるケンフェロ... -
全国の水系で回収されるプラスチックごみは年間およそ1000トン ~プラスチックごみ回収量を全国規模で初めて定量的に評価~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 マイクロプラスチック問題解決のためには、プラスチックごみの排出削減に加え、清掃活動による回収も重要な役割を果たすと考えられますが、あまり研究は進んでいません。 日本全国の河川清掃活動のごみ回収量デー... -
金属酸化物結晶中のネットワーク構造の乱れが電池の負極特性を低下させることを解明 ~リチウムイオン電池の放電容量と安全性の向上に寄与~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 Wadsley–Roth相のTiNb2O7は、優れた放電容量と安全性を備えたリチウムイオン電池の負極材料として注目されています。 本研究では、中性子・X線全散乱測定とパーシステントホモロジーに基づくトポロジー解析により、... -
詳細が未知の大規模視覚-言語モデルから不要な知識を『忘却』させる技術を開発 ~より軽量かつ効率的な新しいモデルの構築につながる成果(NeurIPS 2024採択)~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 大規模な事前学習モデルは優れた性能を示すものの計算コストが高いことから、不要な機能を“忘却”させることで効率化できると期待されています。しかし、多くの大規模モデルは詳細が公開されていないことが多く、“忘... -
有機合成において重要なトランスアルケンを効率的に与えるHorner–Wadsworth–Emmons反応を開発 ~薬理活性を持つ化合物の大量生産に一歩前進~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 Horner‒Wadsworth‒Emmons(HWE)反応は、有機合成における最も有用な反応の一つですが、立体選択性や頑健性など、応用上の課題がありました。 本研究では、開発後60年以上報告されてこなかったHWE反応の反応活... -
サルはなぜB型肝炎ウイルスに感染しないのか ~ウイルス感染の「種間の壁」が生じる要因を解明~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 B型肝炎ウイルスは胆汁酸輸送体(NTCP)を介してヒトやチンパンジーに感染しますが、遺伝系統的に近いアカゲザルやカニクイザルには感染しません。 カニクイザルとヒトのNTCPの立体構造を調べた結果、サルNTCP内の... -
金属材料WSi2の横型熱電変換を実証 ~次世代センサ技術の進展に大きく貢献~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 横型熱電変換は、温度や熱流を計測可能なセンサの新たな基幹技術として注目されていますが、この特性を有する物質の報告例は少なく、新たな材料が模索されています。 本研究では、金属材料WSi2が横方向の熱電効果を... -
低消費電力の色素増感太陽電池ベース光電子シナプス素子を開発 ~エッジAIデバイスの実現に向けて、新たな可能性を開拓~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 光電子シナプス素子を用いた物理リザバコンピューティングは、低消費電力のエッジAIデバイスの実現に向けて、大きな可能性を秘めています。 時定数が制御可能な色素増感太陽電池ベースの自己給電型光電子シナプス素... -
ヒトの皮膚細菌叢を生体外で再現できる新たな培養法の開発に成功 ~皮膚疾患治療法や肌にやさしい化粧品開発への応用に期待~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 皮膚常在細菌叢は皮膚疾患と関連があり、治療対象として注目されています。しかし、生体外で皮膚常在細菌叢を培養し、皮膚に似せた環境を人工的に再現するのは困難でした。 本研究では、ヒト皮膚常在細菌叢のうち、... -
炭酸水を用いて調製したアルギン酸ゲルにおいてCO2の放出挙動が架橋度に及ぼす影響を解明 ~ゲルの物性を制御する重要知見、サステナブルな材料開発に貢献~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 アルギン酸ゲルから放出されるCO2の挙動とハイドロゲルのpHの経時変化、さらに架橋度との相関性について詳細を明らかにしました。 アルギン酸ゲル表面からCO2が急激に放出されると、ハイドロゲルのpHが短時間で上昇... -
ウイルス感染に関わるプロセスの連続的な映像化に成功 ~映像教材としての有用性も期待~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 ミミウイルスは450nmから800nmと著しく大きい巨大ウイルスで、ウイルスとしては例外的に、光学顕微鏡で観察できます。 今回、このミミウイルスが宿主であるアカントアメーバの細胞内で増殖して放出されるまでの様子... -
2つの独立した全結合型イジングマシン実装により相互作用数半減手法効果を実証 ~ホップフィールドネットワークの課題を克服、エッジで組み合わせ最適化問題を解く~
東京理科大学 研究の要旨とポイント ホップフィールドネットワークは組合せ最適化問題の解を得られるものの、局所解に陥りやすいという問題があります。全結合型イジングマシンは、そうした課題に対応できる機構です。 今回、これまでに研究チームが開発し... -
需要が急増する仮設設備レンタル企業へアシストスーツ導入
株式会社イノフィス ~80キロもの仮設トイレの運搬や中腰での清掃作業に~ マッスルスーツSoft-Powerを着用しての仮設トイレの清掃業務 東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィス(東京都八王子市、代表取締役社長:乙川 直隆)は、仮設トイレ... -
機械学習でナトリウムイオン電池材料の性能予測から実証まで ~次世代電池開発の高速化、低コスト化の実現に大きく貢献~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 これまでの実験データを用いて機械学習(ML)モデルをトレーニングし、ナトリウムイオン電池(SIB)用正極材料の組成と電気化学特性を予測しました。 MLの結果に基づき、Na[Mn0.36Ni0.44Ti0.15Fe0.05]O2 (MNTF)を合成し... -
エッジ側に搭載可能な“学習機能”を備えた人工知能処理ハードウエアを開発 ~スピントロニクス技術を活用し、三値勾配二値化ニューラルネットワークを提案~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 エッジでの“学習機能”を備えた人工知能の実現に向け、エッジでの演算の回路規模、消費電力を可能な限り抑えることが求められており、そのためには、重み及び活性化値を2値で扱うBinarized neural network (BNN) の... -
植物における匂い(VOC)の作用と認識メカニズムに迫る ~環境にやさしく持続可能な農業・園芸技術の実現に大きく貢献~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 匂い(揮発性有機化合物〔VOC, *1〕)は、植物の防御反応の活性化をはじめとしたさまざまな植物間コミュニケーション(トーキングプランツ、*2)に関与しています。 植物には動物のような嗅覚器官はありませんが... -
イネいもち病菌はポリアミンの産生を通じて放線菌の増殖を促進する ~生物間相互作用を利用した新たな防除法開発に期待~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 イネいもち病菌Pyricularia oryzaeはイネの収穫量に重大な影響を与えるイネいもち病の原因となる糸状菌です。宿主であるイネに感染する過程については多くの研究がなされていますが、生活環のその他の部分に関して... -
コポリマーミセルの構造と疎水性染料可溶化の相関性を解明 ~インクや薬の分散性、安定性の向上につながる重要な知見~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 ポリマーミセルの詳細な構造解析を行い、ブロックコポリマーミセル(*1)ではコアシェル構造、ランダムコポリマーミセル(*2)ではランダムコイル構造(*3)が形成されていることを明らかにしました。 コアシェル構造... -
東京理科大学ホームカミングデー2024を開催
東京理科大学 11月24日(日)に、東京理科大学と理窓会共催の「ホームカミングデー」が開催されます。 理大祭と同日に行われ、卒業生、在校生、教職員の皆さまが野田キャンパスに集い、大学生活の懐かしい瞬間を再び共有するイベントです。お子様向けのプ... -
イノフィス、ルーマニアでアシストスーツの販売開始
株式会社イノフィス ~EU諸国で続々展開、今後も欧州での販売を推進~ マッスルスーツEvery 東京理科大学発ベンチャーの株式会社イノフィス(東京都八王子市、代表:乙川 直隆、以下「イノフィス」)は、「マッスルスーツEvery」と「マッスルスーツSoft-... -
京都府内の林業事業体へアシストスーツ17台導入・当社初、林業系イベント出展決定(東京・愛知)
株式会社イノフィス 終日中腰姿勢の林業技術者の腰負担軽減へ。 マッスルスーツSoft-Powerを装着しての伐倒作業 東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィス(東京都八王子市、代表取締役社長:乙川 直隆)は、京都府にある美山町森林組合にサポ... -
現行の医療保険制度存続への危機感が負担増額への同意を阻む ~負担増額への支持を得るためには将来の見返りを示すだけでは不十分~
東京理科大学 研究の要旨とポイント 大多数の日本人が、老後、医療保険から得られる期待利得を過小評価していることが判明しましたが、期待利得が彼らの想像よりも高い可能性を伝えても、負担増額の支持はあまり高まりませんでした。 例外的に、日本政府の... -
天然化合物 austocystin D ががん細胞に対して選択的に毒性を発揮するメカニズムを解明 ~新規抗がん薬の開発に向けて~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 カビ由来の天然化合物 austocystin D が、シトクロム P450 の一種であるCYP2J2を多く発現するがん細胞に、増殖抑制を誘導することは報告されていましたが、その背後にあるメカニズムは不明でした。 今回、遺伝子ス... -
キラリティスイッチングが可能な二重螺旋構造亜鉛錯体の合成に成功 ~アキラル配位子へのキラル伝達を介したキラル増幅も可能に~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 二重螺旋構造を有する亜鉛(Zn)単核錯体を合成し、使用する溶媒の性質によって螺旋の左右の巻き方向の反転が起こることを明らかにしました。 キラル(※1)部位を有する配位子とキラル部位を持たない配位子からなるヘテ... -
ヒトの皮膚常在菌からチロシナーゼ阻害活性を示す化合物を発見 ~メラニン生成を抑制する安全性の高い化粧品原料の開発に寄与~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 メラニン生成に深く関わるチロシナーゼの活性を阻害することでメラニン蓄積による色素沈着を防ぐことができます。 今回、チロシナーゼ阻害活性を示すヒトの皮膚常在菌由来物質を発見しました。これは、ヒトの皮膚常... -
ヒトの皮膚常在菌からチロシナーゼ阻害活性を示す化合物を発見 ~メラニン生成を抑制する安全性の高い化粧品原料の開発に寄与~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 メラニン生成に深く関わるチロシナーゼの活性を阻害することでメラニン蓄積による色素沈着を防ぐことができます。 今回、チロシナーゼ阻害活性を示すヒトの皮膚常在菌由来物質を発見しました。これは、ヒトの皮膚常... -
E-アルケンから合成困難なZ-アルケンを高効率かつ高純度で合成 ~リサイクルフォトリアクターで(Z)-体のみを連続的に増やして回収~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 リサイクルフォトリアクターを用いて、E-シンナムアミドを光異性化することでZ-シンナムアミドを高収率かつ高純度で得ることに成功しました。 ワインレブアミドに関しても、光異性化により(Z)-体のみを増やして回収... -
α-置換カルボニル化合物を一段階かつ高収率で合成できるanti-Michael型付加反応を実現 ~パラジウム触媒による反応中間体の安定性が鍵~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 パラジウム触媒を用いたアクリルアミド類に対するanti-Michael型付加反応の開発に成功しました。 広範な基質に適用可能であり、ラージスケールでの反応や、配向基の除去なども容易に行うことができます。 本反応は... -
抗ヒスタミン薬Doxepinの異性体による結合特性のちがいを解明 ~次世代抗ヒスタミン剤の設計へ向けた新たな知見~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 抗うつ薬や不眠症治療薬として用いられるDoxepinに含まれる 2 種類の幾何異性体(E体,Z体)のうち、Z体のほうがヒスタミンH1受容体(H1R)に対して約5倍強く結合することを明らかにしました。 分子動力学シミュレ... -
中温域で作動する固体酸化物燃料電池のアノード電極材料として応用可能なBaCe0.4Pr0.4Y0.2O3-δ薄膜を開発 ~電極表面での正孔とプロトンの混合伝導性により優れた性能を発揮~
東京理科大学 【研究の要旨とポイント】 300~600 ℃の中温域で作動する電気化学反応ベースのプロトン伝導性固体酸化物形燃料電池(PC-SOFC)は、新たな再生可能エネルギーとして期待されています。 PC-SOFCのアノード電極材料として応用可能な新規物質BaCe0.4...
12