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シリア:故郷に戻った人びとが地雷で死傷──地雷対策と緊急医療への支援強化を
国境なき医師団 道路や野原に多くの地雷や不発弾が残されている(シリア東部 デリゾール県)=2025年5月26日 © Asmar Al-Bahir/MSF 2024年12月に前政権が崩壊したシリアにおいて、内戦後に故郷に戻った人びとが地雷の被害に遭うケースが後を絶たない。国... -
ガザ:南部最後の生命線、ナセル病院が機能不全の危機に
国境なき医師団 攻撃を受けたナセル病院の前に立つ国境なき医師団のスタッフ=2025年3月24日 © MSF パレスチナ・ガザ地区南部の大規模病院であり、医療が必要な人びとにとっての生命線となっているナセル病院が、機能不全に陥る瀬戸際にある。イスラエル... -
チャドに逃れたスーダン難民の状況が深刻化──栄養失調でも食料や水は不足
国境なき医師団 チャドのティネ一時滞在キャンプ=2024年8月28日 ⓒ Hareth Mohammed/MSF 内戦が続くスーダンから隣国チャドに逃れてきた難民の人道状況が深刻だ。スーダン・北ダルフール州における攻撃と暴力の激化を受け、4月末から推定4万人の人びとが... -
ガザ:米国・イスラエル主導の食料配給所で多数の死傷者──国境なき医師団は非人道的な援助システムを非難
国境なき医師団 パレスチナ・ガザ地区の保健省によると、ガザ南部のラファと中部のネツァリム回廊近くに新設された「ガザ人道財団(GHF)」の配給所で6月1日、食料を待っていたパレスチナ人数十人が殺害され、数百人が負傷した。 国境なき医師団(MSF)は... -
イスラエルはガザ住民の強制移動の停止を──退避要求はメンタルヘルスに甚大な影響
国境なき医師団 「避難所、テント、建物を問わず、この地域にいるすべての人に告ぐ。ここは危険な戦闘地域で、安全ではない。直ちに南へ避難を」と書かれた退避要求のビラ=2025年5月1日 © MSF イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区で、住民に突然の移動... -
スーダン:性暴力被害者への支援の拡大を──子どもたちも深刻な被害に
国境なき医師団 スーダンからチャドに逃れてきた人びとが暮らす難民キャンプ=2024年11月 ⓒ Thibault Fendler/MSF 内戦が2年以上にわたり続いているスーダン。西部のダルフール地方では、女性や少女が絶え間なく性暴力の危険にさらされている。男性や少年... -
「国境なき医師団」唯一の日本人緊急対応コーディネーターである著者が一時帰国——。『ガザ、戦下の人道医療援助』(萩原 健:著)の電子書籍版も配信開始。
株式会社ホーム社 株式会社ホーム社は、戦闘が激しさを増すガザに入って、実際に目のあたりにした6週間の様子を記したノンフィクション単行本『ガザ、戦下の人道医療援助』の電子書籍版を5月23日(金)に配信開始いたしました。 至近距離での空爆、戦車に... -
北大写真部×国境なき医師団写真展 「命をつなぐひと ─北海道から世界の活動地へ─」学生の写真で人道援助スタッフの素顔を伝える写真展を札幌で開催
国境なき医師団 医師や看護師、ロジスティシャンなどMSFスタッフの日常の表情を捉えた写真が展示される。(撮影)左上: 位田隼士, 中央: 飯田興磨, 左下: 日暮隼, 右: Leung Yownin Albert Manzanares 世界70カ国以上で医療・人道援助活動を行う国境なき医... -
「窒息状態」にされたガザ──イスラエルは援助を軍事の道具にしてはならない
国境なき医師団 ガザ地区・ハンユニスのナセル病院。この2カ月間で3度の攻撃を受けた=2025年5月20日 ⓒ MSF 2カ月以上にわたって援助物資の搬入が止められた、パレスチナ・ガザ地区。イスラエルはわずかな量の物資搬入を許可したが、それは封鎖が解除され... -
ウクライナ:無差別爆撃の停止と民間人の保護を
国境なき医師団 攻撃を受けたキーウの様子=2025年4月24日 © MSF ウクライナの首都キーウで4月24日未明、大規模な爆撃が行われた。これは、ドニプロ州とクリビーリフで多くの死傷者を出した攻撃に続くものだ。ドローンや長距離ミサイルなどによるロシア軍... -
スーダン・北ダルフール州:避難民キャンプへ大規模攻撃──援助の拡大と民間人の保護を
国境なき医師団 ザムザム・キャンプが攻撃を受け、タウィラに逃れて来た人びと=2025年4月12日 © Marion Ramstein/MSF 国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の内戦が始まって2年が経過したスーダン。4月11日には北ダルフール州のザムザム・キャンプに... -
スーダン内戦2年:人道援助が妨げられてはならない
国境なき医師団 国境なき医師団の支援する栄養治療センターに入院した男の子=2025年3月9日 Ⓒ Tom Casey/MSF スーダンで国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の間で続く内戦が3年目に突入した。人びとは爆撃などにより避難を余儀なくされ、食料や医療... -
ガザ:イスラエルによる物資搬入停止から1カ月──在庫が尽きた医薬品も
国境なき医師団 子どもの肌の状態を見せる母親。ガザでは清潔な水の不足により皮膚疾患を患う人が多い=2025年3月10日 © Nour Alsaqqa/MSF イスラエルがパレスチナ・ガザ地区への物資搬入を封鎖してから、4月2日で1カ月が経過した。在庫が尽きた医薬品も... -
写真展「熱帯植物から覗く世界」 マグナム・フォト写真家らにより撮影されたコンゴ民主共和国の写真と、アフリカ熱帯植物のコラボレーション展示
国境なき医師団 東京・丸の内(Marunouchi Bloomway)で4月10日から開催 世界70カ国以上で医療・人道援助活動を行う国境なき医師団(MSF)は4月10日(木)から30日(水)、Marunouchi Bloomway(丸の内二丁目ビル・三菱ビル貫通通路)で開催される写真展「... -
パレスチナ・ヨルダン川西岸地区:イスラエルによる強制移動で住民に深刻な被害
国境なき医師団 イスラエル軍により破壊され、入口が封鎖されたジェニン難民キャンプ=2025年3月5日 © Oday Alshobaki/MSF パレスチナのヨルダン川西岸地区北部で、4万人超の避難民が適切な住居や生活インフラ、医療へのアクセスを断たれた状況に置かれて... -
人道援助をめぐる諸問題を共に考える 「人道援助コングレス東京 2025」を開催
国境なき医師団 ~人道主義と多国間協調、再興の道を探る~ 4月22日~24日開催 国境なき医師団(MSF)は、人道援助をめぐる諸問題を共に考える「人道援助コングレス東京 2025」を、4月22日(火)から24日(木)の3日間、開催します。今年は「人道主義と... -
ガザ:国境なき医師団はイスラエルによるナセル病院への攻撃を非難──医療施設の保護を
国境なき医師団 攻撃を受けたナセル病院の前に立つ国境なき医師団のスタッフ=2025年3月24日 © MSF 国境なき医師団(MSF)は、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区南部ハンユニスのナセル病院への攻撃を強く非難する。ナセル病院はガザ地区南部で現在も... -
世界結核デー:資金削減で子どもたちが犠牲に── 結核対策への持続的な支援を
国境なき医師団 ウガンダで国境なき医師団(MSF)の診察所を訪れた親子 © Stuart Tibaweswa 3月24日は世界結核デー。国境なき医師団(MSF)はすべての国と資金拠出者に対し、結核の診断、治療、予防のための持続的な投資を行い、継続的に支援するよう呼び... -
イエメン:子どもの栄養失調が極めて深刻なレベルに──援助の拡大が急務
国境なき医師団 イエメンの病院で栄養失調の治療を受けている子ども=2025年2月25日 © Konstantinos Psykakos/MSF 中東イエメンで子どもの栄養失調が極めて深刻なレベルに達している。治療を必要とする小児患者の数は既存の医療体制の限界をはるかに超え... -
「国境なき医師団のこともっと伝えたい!昼下がりの編集部talk」YouTubeライブで4月9日から配信開始
国境なき医師団 世界70カ国以上で医療・人道援助活動を行う国境なき医師団(MSF)は4月9日から、ライブ動画番組「国境なき医師団のこともっと伝えたい!昼下がりの編集部talk」をYouTubeライブで生配信します。 国境なき医師団の活動を10~20代に向けて毎... -
ガザ:電力や物資の供給停止が命を脅かす──イスラエルは援助を紛争の道具にしてはならない
国境なき医師団 破壊されたガザ北部の街=2025年2月3日 © Nour Alsaqqa/MSF 国境なき医師団(MSF)は、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への送電停止を含む措置を強く非難する。 この措置によりガザの人びとは、生きるために必要な水や物資を得... -
スーダン・北ダルフール州:暴力の激化を受け、避難民キャンプでの医療援助活動を停止
国境なき医師団 戦闘の激化により避難する北ダルフール州の人びと=2024年6月10日 © MSF スーダンの北ダルフール州の州都エル・ファシール近郊で避難民を受け入れているザムザム・キャンプ内外で、攻撃や戦闘が激化している。国境なき医師団(MSF)は、医... -
ウクライナ:紛争激化から3年──「明日戦争が終わっても、長期にわたる治療が必要」
国境なき医師団 大やけどを負った男性を、ドネツク州の最前線にある病院から別の地域へMSFの救急車で搬送=2024年8月6日 © Olexandr Glyadyelov ロシア軍がウクライナに侵攻し、2014年に始まった国際武力紛争が激化してから3年が経過した。人びとは、家族... -
コンゴ民主共和国:国境なき医師団の施設が銃撃を受けスタッフが重傷──紛争下での人道援助の保護を
国境なき医師団 戦闘から逃れ、MSFが支援するマシシ総合病院に避難する人びと=2025年1月9日 © MSF コンゴ民主共和国(以下、コンゴ)北キブ州マシシにある国境なき医師団(MSF)の施設が2月20日朝に銃撃を受け、MSFのスタッフ1人が重傷を負った。 この施... -
コンゴ民主共和国:東部のキャンプから多数の避難民が退去──帰還先の医療体制にも懸念残る
国境なき医師団 「3日以内にキャンプから出るよう言われたが、行くあてがない」と話す女性。戦闘で両親と7人の家族を失った=2025年2月12日 © Daniel Buuma コンゴ民主共和国(以下、コンゴ)東部の北キブ州では、戦闘から逃れた数十万の人びとが州都ゴマ... -
スーダン:国内各地で民間人の戦闘負傷者が急増
国境なき医師団 空爆で負傷した人が一斉に病院に運ばれた(南ダルフール州ニヤラ)=2025年2月4日 © MSF スーダン軍(SAF)と即応支援部隊(RSF)との戦闘が続く中、多くの民間人が戦闘に巻き込まれて死傷している。攻撃や暴力は市場や住宅地にも向けられ... -
ポッドキャスト「国境なき医師団 BASE TALK ― 私が国境を越える理由」参加決意から派遣までの道のりとその本音
株式会社JAVE 「国境なき医師団」への応募から派遣に至るまでの道のりや、活動地での困難、一つ一つどう乗り越えたのかー一。成功談も困難も、全てを語る異色のポッドキャスト。ポッドキャストスタジオSPINEARが制作。 キービジュアル:写真はホストを務め... -
国境なき医師団、海外派遣スタッフが本音を語るポッドキャストの配信開始 「国境なき医師団 BASE TALK ― 私が国境を越える理由」
国境なき医師団 世界70カ国以上で医療・人道援助活動を行う国境なき医師団(MSF)は、ポッドキャスト番組「国境なき医師団 BASE TALK ― 私が国境を越える理由」の配信を2月10日(月)から開始します。MSFの海外派遣スタッフが活動参加までの道のりや現場で... -
スーダン栄養危機:これ以上の死と飢えを防ぐために──雨期の到来を前に今すぐ行動を
国境なき医師団 南ダルフール州の避難民キャンプに暮らす親子。女性はMSFの栄養プログラムに参加した=2024年12月19日 © Abdoalsalam Abdallah 国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の間で2023年4月から紛争が続いているスーダン。深刻な食料不足によ... -
コンゴ民主共和国:東部ゴマで戦闘負傷者の医療ニーズ増大──当事者は人道アクセスの保証を
国境なき医師団 コンゴ民主共和国(以下、コンゴ)では今週初め、コンゴ軍と反政府武装勢力「3月23日運動(M23)」との戦闘が、北キブ州の州都ゴマの市街地へ及んだ。戦闘にはそれぞれを支援する勢力も加わっている。 ゴマにあるキシェロ病院には多くの... -
ガザ:遅すぎる停戦──今すぐ援助の拡大を
国境なき医師団 多くの建物が破壊されたガザ=2024年5月15日 © MSF パレスチナ・ガザ地区における停戦が発効した。地域には安堵をもたらしたが、465日あまり続いた戦闘によって約4万6000人の命が奪われた後では遅すぎたと言える。ガザにおける人道的、心... -
スーダン:国境なき医師団、首都の基幹病院での活動停止へ──病院への暴力的攻撃を非難
国境なき医師団 ハルツームのバシャール教育病院。これまで度重なる攻撃を受けてきた=2023年10月9日 © Marie Burton/MSF 国境なき医師団(MSF)は、スーダンの首都ハルツームのバシャール教育病院で、患者やスタッフに対する暴力的攻撃が続いていること... -
ガザ:病院の燃料不足で人工呼吸器や保育器が止まる恐れ──新生児らの命が危機に
国境なき医師団 ガザ・ナセル病院の新生児集中治療室で治療を受ける赤ちゃん=2024年12月23日 © Nour Alsaqqa/MSF パレスチナ・ガザ地区の中南部に位置するナセル病院、アル・アクサ病院、ヨーロッパ・ガザ病院が深刻な燃料不足により閉鎖の危機に瀕して... -
ガザ地区:イスラエルによる攻撃、包囲、封鎖はガザの完全破壊──国境なき医師団報告書
国境なき医師団 イスラエル軍による14日間にわたる包囲直後のガザ市のシファ病院=2024年1月4日 © MSF パレスチナ・ガザ地区で医療・人道援助活動を続ける国境なき医師団(MSF)はこのたび、報告書『Gaza: Life in Death Trap(ガザ・死の罠の中で生きる)... -
地中海での移民・難民の捜索救助活動を停止──イタリア当局の妨害により船の運用困難に
国境なき医師団 地中海で捜索救助活動にあたってきた「ジオ・バレンツ号」(左)=2023年9月16日 © Stefan Pejovic/MSF 国境なき医師団(MSF)は、地中海で行ってきた移民・難民の海難捜索救助活動を停止したと発表した。イタリアの法律と政策によって、... -
シリア北部:局地的な衝突で大勢が避難――人道ニーズの高まりを受け緊急援助を提供
国境なき医師団 シリア北東部のタブカにあるキャンプ。避難民が増え続けている=2024年12月5日 © Matthew Cowling/MSF シリアでは政権の崩壊後、一部の地域で衝突が続いている。地元当局によると、8万人超がシリア北西部のアレッポ北部からシリア北東部の... -
ナイジェリア:子どもの栄養失調が2025年に「壊滅的」レベルになる恐れ 今すぐ支援の拡充を
国境なき医師団 栄養失調のため入院し治療を受けている赤ちゃん(ナイジェリア・カツィナ州)=2024年10月29日 © Abba Adamu Musa/MSF ナイジェリア北西部において子どもの栄養失調が極めて深刻な水準にあることが、国境なき医師団(MSF)と地域保健当局と... -
アフガニスタン:医療教育からの女性排除は国の医療に深刻な影響をもたらす
国境なき医師団 アフガニスタン東部・ホーストの産科病院で働く産婦人科医ら=2023年12月21日 © Paul Odongo/MSF アフガニスタンで医療教育機関への女性の通学が禁止されたことを受け、国境なき医師団(MSF)は、この措置は同国の女性の健康に深刻な影響... -
深刻な物資不足に直面するガザ──冬の到来を前に、人道状況のさらなる悪化を懸念
国境なき医師団 栄養失調のためガザ地区のナセル病院に入院している女児=2024年10月31日 ⓒ MSF パレスチナ・ガザ地区へ搬入される人道援助物資の量が、これまでの最低レベルまで落ち込んでいる。食料、水、テント資材、医療物資などの不足が極めて深刻... -
バングラデシュ:ミャンマーから逃れたロヒンギャ難民が増加──キャンプでの支援の拡充が急務
国境なき医師団 過密したキャンプで生活するロヒンギャ難民=2024年11月1日 © Yunus Ali Shamrat/MSF ミャンマーでロヒンギャの人びとへの暴力が激化し、7月から現在までの間に数千人がバングラデシュへ逃れた。避難の途中でミャンマーに送還される人や、... -
スーダン:戦傷患者の6人に1人は15歳未満の子ども──首都ハルツームの病院
国境なき医師団 胸部に銃弾が残った男の子(左)と爆発の破片で頭部を負傷した女の子(右)のX線写真=2024年11月7日 © MSF 国軍と準軍事組織の戦闘が1年半以上にわたり続いているスーダン。国境なき医師団(MSF)が、首都ハルツーム南部のバシャール教育... -
ハイチ:警察による暴力と脅迫により、国境なき医師団は首都での活動を停止
国境なき医師団 ポルトープランスで外傷患者の搬送を行うMSFスタッフ=2022年6月 © MSF/Johnson Sabin 国境なき医師団(MSF)は、ハイチの警察から暴力や脅迫が続いていることを受け、首都ポルトープランスでの医療活動を停止する。活動の再開は未定。11... -
ガザ危機1年にあたっての意識調査
国境なき医師団 6割以上が「何か自分にできることをしたい」。10代でその傾向が顕著。日本からできることで最も重要なのは「停戦に向けた、政府による外交努力」。 ガザ地区南部ラファのインドネシア病院周辺で女児を抱えて運ぶ男性=2023年12月27日撮影 ©... -
スーダン:内戦開始から500日──人道支援の欠如により医療ニーズは急増
国境なき医師団 チャド東部メチェの難民キャンプにあるMSF病院で10歳の小児患者の蘇生を試みるスーダン出身のファイザ・ハメド・ハンガタ医師=2024年8月7日 © Finbarr O'Reilly/VII Photo スーダンで国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘が始ま... -
人びとに対する戦争──スーダン内戦の暴力被害が報告書で明らかに
国境なき医師団 2023年4月から内戦が続くスーダン。国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」およびその支援組織が、全土で凄惨な暴力を振るう。市民の保護体制は崩壊し、無差別の攻撃、拷問、性暴力にさらされている。医療従事者や医療施設への攻撃も繰り... -
スーダン:首都で支援する病院から全スタッフの引き上げを決定――相次ぐ暴力に活動継続は困難に
国境なき医師団 ハルツームのトルコ病院=2024年 © MSF 紛争が続くスーダンの首都ハルツームで国境なき医師団(MSF)は、支援先のトルコ病院からスタッフ全員を一時退避させる苦渋の決断を下した。病院は外科手術や医療介入が必要な分娩、栄養失調児の治... -
ロヒンギャ難民:バングラデシュのキャンプ群の5人に1人がC型肝炎に感染──援助機関による共同対応が必要
国境なき医師団 バングラデシュのコックスバザール県内キャンプ群に暮らすロヒンギャ難民を対象に、国境なき医師団(MSF)が実施した調査によると、成人難民の20%がC型肝炎に感染していることが明らかになった。世界的にも前例のない有病率であり、キャン... -
ガザ:中部での虐殺はパレスチナ人からの「人間性のはく奪」
国境なき医師団 パレスチナ・ガザ地区へのイスラエル軍による激しい爆撃と地上攻撃により、6月だけで800人余りが死亡し、2400人余りが負傷したと、ガザ地区の保健当局が発表した。現地で医療・人道援助活動を行う国境なき医師団(MSF)は、こうした攻撃は... -
ナイジェリア:北部で重度栄養失調児が急増――医療施設はひっ迫
国境なき医師団 ナイジェリア北部では直近数週間にわたり、命に関わる病気を併発した重度栄養失調児の入院が急増している。国境なき医師団(MSF)が運営する施設の中には、昨年の2倍以上の入院件数を記録した所もある。こうした傾向は例年では7月にピーク... -
ガザ:「人道地域」をも攻撃するイスラエル──軍事作戦の即時停止を
国境なき医師団 パレスチナ・ガザ地区南部の避難民のテントが集まる「人道地域」をイスラエル軍が攻撃したことを受け、国連安全保障理事会は5月28日、緊急会合を開いた。人口密集地で繰り返されるイスラエル軍の軍事作戦は、必然的に民間人の大量殺戮につ...
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